深夜百太郎 入口 の商品レビュー
よくこんなにいっぱい考えたなと思いながら読んでました。 ちょっと怖いようなでも舞城王太郎らしい感じでした。
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舞城さんだか、ど~せバットグルグル魔人が町を壊した!とかジャワクトラ神が降臨して~~とかぶっ飛んだ内容かと思っていたが、まさかのド正道なホラーでした。しかも舞城さん節だから舞城信者でホラー好きな私にとって旨味しかない。最高でした。
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宮部みゆきさんがおすすめしてたので読んでみた。文章量がちょうどよく、絶妙な怖さで面白かった。このあと出口を読むのが怖い。百話目読んじゃいけなさそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宮部新書から。これが上巻で、下巻も合わせて百物語。一つ一つの感触も結構違うし、これを書き上げたのは大いに評価するんだけど、じゃあ面白いかと問われると…。とはいえ、飽きずに読み通せるだけでも凄いこと。
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大胆にジャンプしたお話の連作で、筆者のどんなに飛躍した突飛な話も、なんだか日常のラインに馴染ませてしまう作家性と相性があっていて、非常に愉快な気分になりました。 それはそもそもの怪談話との親和性が高い。 今思いついたでしょ?或いは、よく思いつくね?というような劇的な展開、そこに次...
大胆にジャンプしたお話の連作で、筆者のどんなに飛躍した突飛な話も、なんだか日常のラインに馴染ませてしまう作家性と相性があっていて、非常に愉快な気分になりました。 それはそもそもの怪談話との親和性が高い。 今思いついたでしょ?或いは、よく思いつくね?というような劇的な展開、そこに次ぐ劇的な展開、あまりにも突飛で歪で、なのに妙な説得力のある面白い物語群が並んでいます。 あまりのスピード感に怖いを通り越し笑ってしまう場面もあり、でもエクストリーム化して勢いが意図を超えてしまっている瞬間って盛り上がるよなぁ、、。 中毒性のある快楽に身を堕としてしまった様な心地の中で読み切りました。 夢中になってページを捲り続ける読書体験。あ〜面白かった。
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話をオトすための一文がハチャメチャにポエティックで、もはや最後の文章のためだけの作品かと思うくらいなほどだった。 そんな短編が連続して続くので、「テクニック」だな、とつくつく感じた。そういう美しい文章を作り出すための公式とかフォーマット的なものがあるのかなと勘ぐってしまうぐらいに...
話をオトすための一文がハチャメチャにポエティックで、もはや最後の文章のためだけの作品かと思うくらいなほどだった。 そんな短編が連続して続くので、「テクニック」だな、とつくつく感じた。そういう美しい文章を作り出すための公式とかフォーマット的なものがあるのかなと勘ぐってしまうぐらいに 50話もあるので全部が全部100%満足感のある話かと言われるとそれなりに浮き沈みがあったりするが、総合的には凄く心に残った。 ホラーだけど恐怖以外にも揺らぐ感情がある作品。
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いつものように舞台は調布と西暁。 『NECK』の人形の話や『淵の王』が好きな自分としては楽しい読書でした。 小説だけでなく映画でも、ホラーや怪談話では呪いや幽霊、恐怖体験における根源や原因解明などに話の骨格、あるいは芯として描かれることが多いように思えます。動機付けがあって、...
いつものように舞台は調布と西暁。 『NECK』の人形の話や『淵の王』が好きな自分としては楽しい読書でした。 小説だけでなく映画でも、ホラーや怪談話では呪いや幽霊、恐怖体験における根源や原因解明などに話の骨格、あるいは芯として描かれることが多いように思えます。動機付けがあって、丁寧に張られた伏線があり、どきどきはらはら、最後には救いがあったり絶望があったり、という感じに。最後は読者や観客に説明してしまうし、納得してもらいたいのかサービス過剰。 ですが本作ではそういったわかりやすい理由付けのようなものはあまりありません。ゾッとするの、ゾッ、をこれでもかというくらいに見せつけてくる。粗製乱造されるのが映画のホラーというジャンルにおける悪しき宿命ですが、小説、こと短編集ではそういった心配もなく、ある程度の質も担保されているように思えます。 幽霊、お化け、怪異、何かに憑依された何かに主人公を襲う動機を求めても、納得できるような答えなんて返ってくるわけがありません。本来、恐怖とはそういうものかもしれません。見えないから、わからないから、謝っても許してくれるわけもなく、理不尽にも奴らの追従は止むことはない、だから恐ろしい。 目次にはタイトルだけでなく、章の冒頭の文章も載っていて、一回通して読み終わったあと、それを見て、ふんわり思い出すのは、ひんやりした何か。語り口を身体が覚えているかのような不思議な余韻があります。ある種の現代における怪談話の形式としては、十分ありだと思います。 にしても引き出しの多さに脱帽。
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面白かったですけれども、さすがに100個も話があるかと思うと苦痛……というか、読むのが面倒になりますね^^; 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 前半だけで50話…よくぞここまで色々な話が思いつくなぁと感心しています。いわゆる怪談話ですよねぇ…。 中には想像するのも気持ち...
面白かったですけれども、さすがに100個も話があるかと思うと苦痛……というか、読むのが面倒になりますね^^; 社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 前半だけで50話…よくぞここまで色々な話が思いつくなぁと感心しています。いわゆる怪談話ですよねぇ…。 中には想像するのも気持ち悪くなるほどのグロい話もあり、なかなかの読み応え。しかし、僕はもう……下巻はいいかな^^; と思います…さようなら…。 ヽ(・ω・)/ズコー
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そういえば今までに2冊しか読んでいない舞城王太郎、うち初めの一冊は熊の場所でその中にも怪談じみたというか怪談が出てくる。深夜、学校で。お決まりといえばお決まりの怪談だけどそれが本筋とうまい具合に絡まっていた。今度は全編怪談だ。うん、凄い。 実話系だと当然死んでしまった人間の視点...
そういえば今までに2冊しか読んでいない舞城王太郎、うち初めの一冊は熊の場所でその中にも怪談じみたというか怪談が出てくる。深夜、学校で。お決まりといえばお決まりの怪談だけどそれが本筋とうまい具合に絡まっていた。今度は全編怪談だ。うん、凄い。 実話系だと当然死んでしまった人間の視点からは語れないわけで、しんじゃううううう~って感じからがちで死んじゃった感じのホラーはなんていうか怪談の軽さからちょっとべたべたした足がついている感じがするけど、その辺さらっとしていてヒジョーに好みだ。怖いけど。うん、意味わかんないうえに結構えげつなく死んでいるけど。怖い。怪談楽しい。
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舞城王太郎初読でした。前情報なしに普通の怪談ものかなと手に取って驚きました。なんとも新感覚!描き方の視点が新しいのか今までにない不思議なテンポと語り口で、一つ一つのお話が本当におもしろい!こういう切り口は自分にはすごく新鮮な気持ちで読めました。以前から気になっていた作家さんですが...
舞城王太郎初読でした。前情報なしに普通の怪談ものかなと手に取って驚きました。なんとも新感覚!描き方の視点が新しいのか今までにない不思議なテンポと語り口で、一つ一つのお話が本当におもしろい!こういう切り口は自分にはすごく新鮮な気持ちで読めました。以前から気になっていた作家さんですが、他の本も読んでみます。その前に、まだ後半の『出口』がありますね。
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