世界 ポエマ・ナイヴネ の商品レビュー
ヨーロッパの人がヨーロッパのこと(あるいは地球あるいは世界における存在)を誇らしく思えるとしたらこういう作品が美しく存在しているという点においてだろうな 根源、そして目の前にある悲劇を超越した愛を感じていたい 地下出版っていうのがなんかすごい人間が人間であることを許容するための詩
Posted by
大判の薄い作り、フォント、行間、紙の手触りや淡い明るさ、全てがこの世界に向けられた、一連の詩のために考え抜いたんだなとわかる、端正な本です。 一読すると平易で優しく愛らしい「世界」を眺めているような詩に思えました。 しかし解説を読み、何度か目を通すと、戦争と虐殺を目の前に、それで...
大判の薄い作り、フォント、行間、紙の手触りや淡い明るさ、全てがこの世界に向けられた、一連の詩のために考え抜いたんだなとわかる、端正な本です。 一読すると平易で優しく愛らしい「世界」を眺めているような詩に思えました。 しかし解説を読み、何度か目を通すと、戦争と虐殺を目の前に、それでもこの世界の本質を信じようとする壮絶な決意に涙が出ました。 恐ろしい戦争の時代に生きて、それでもまだ世界と共に生きようとする、この世界に宛てた詩。 この本を大切にしようと思います。
Posted by
- 1