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民主主義ってなんだ? の商品レビュー

3.7

29件のお客様レビュー

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2020/07/27

奥田君の実家が牧師だったと知る。◆若いなぁ。やり直しが利くな。とただ単に思ってしまった。◆◆ギリシャアテネの民主主義について。

Posted byブクログ

2016/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

安倍政権の暴走に対して若者が立ち上がった! SEALDsという学生たちの組織、運動、彼らが取り組んでいる問題の根っこにあること、民主主義というものについて、高橋源一郎とメンバーの対談形式で紹介する。

Posted byブクログ

2016/02/15

その国の若者たちが どのような 存在で居られるのか どのような 言葉を発しているのか どのような 動きをしているのか その国の有り様を考える時には 大事な条件である マス(集団)としてとらえられてしまって ああだ こうだ と 取り沙汰されるのではなく ちゃ...

その国の若者たちが どのような 存在で居られるのか どのような 言葉を発しているのか どのような 動きをしているのか その国の有り様を考える時には 大事な条件である マス(集団)としてとらえられてしまって ああだ こうだ と 取り沙汰されるのではなく ちゃんと 一個の個人として 顔も名前もある 一人の個人として その言葉を伝えてくれている 私たちの この国の 明日を生きて行くのは まちがいなく この国の若ものたちなのです 匿名でなく きちんと 発言している 彼らを 応援したい

Posted byブクログ

2016/05/18

この人たちは、もっと軽いノリでデモをやっているのかと思っていた。 これを読んで、ものすごく物事をしっかり考えている、「頭のいい系」の人たちだと知った。 いま、いわゆる反知性主義といわれる、「頭のあまりよくない系」の人たちが政府あたりにもはびこっている。首班の方はもちろんその筆頭...

この人たちは、もっと軽いノリでデモをやっているのかと思っていた。 これを読んで、ものすごく物事をしっかり考えている、「頭のいい系」の人たちだと知った。 いま、いわゆる反知性主義といわれる、「頭のあまりよくない系」の人たちが政府あたりにもはびこっている。首班の方はもちろんその筆頭だ。「お勉強をしなかった系の人たち」と言い換えることもできる。 そういう人たちは、この本の著者たちのような「お勉強をした系の人たち」のこと、大嫌いだろうな。もう、生理的に。 「SEALs? Students Emergency Action for Liberal Democracy-s だって? なにカッコつけて英語なんか使ってんだ!?」 とか言って、その英語の意味がわからない人たち。 だから、たぶん議論はいつまでも並行線だ。 そんなときに大事なのは、多くの人がどちらを支持するかだ。 残念ながらお勉強をきちんとやった人は少数派なので、あれこれ理屈を言うほうよりも、いくら理屈が通っていなくても耳に心地よい言葉のほうが浸透していく。 これが、いまの日本の状況だと思う。 とてもマズい。 どうしたら、「おバカな人たち」から日本を守れるのだろう。 この本はとても示唆に富む内容にあふれている。 多くの人が、こういう本を読んで、よく考えてもらいたいものだ。

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2016/01/20

話題になった時期に図書館に予約したのですが、今年になってようやく手許に届きました。彼らを批判・揶揄・嘲笑する声はネットでよく目にします。しかし、どんなに批判しようと、あの時、議事堂前のデモに数万人が参加した事実は揺るぎません。それはとてもすごいことだと思います。高橋源一郎の優しい...

話題になった時期に図書館に予約したのですが、今年になってようやく手許に届きました。彼らを批判・揶揄・嘲笑する声はネットでよく目にします。しかし、どんなに批判しようと、あの時、議事堂前のデモに数万人が参加した事実は揺るぎません。それはとてもすごいことだと思います。高橋源一郎の優しい語り口がとても味わい深かったです。

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2016/01/28

読み終えて、タイトルの深さ(つまり民主主義の定義づけの広さや難しさ)をじわっと感じた。人を信じず縛るという立憲主義との関係性という視点が持てた。民主主義は面倒臭いもの、という湯浅さんの言葉を思い出した。 民主主義という「価値」「制度」の混同に気づけたことなど、ほんの少しは「民主主...

読み終えて、タイトルの深さ(つまり民主主義の定義づけの広さや難しさ)をじわっと感じた。人を信じず縛るという立憲主義との関係性という視点が持てた。民主主義は面倒臭いもの、という湯浅さんの言葉を思い出した。 民主主義という「価値」「制度」の混同に気づけたことなど、ほんの少しは「民主主義ってなんだ?」という問いの形が見えた気がする、そのきっかけとなる本。もちろん実践ありきなんだろうということも思う。

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2015/12/19

特に安保法制に対しての反対運動で知られるようになったSEALDSの主なメンバーと、著者の対談をまとめたもの。著者は実はメンバーの一人、奥田氏の大学の先生。 この団体がどういう活動をして、どういう人たちが集まって、何を考えて今のようになったのか、対談を通して語られています。なので...

特に安保法制に対しての反対運動で知られるようになったSEALDSの主なメンバーと、著者の対談をまとめたもの。著者は実はメンバーの一人、奥田氏の大学の先生。 この団体がどういう活動をして、どういう人たちが集まって、何を考えて今のようになったのか、対談を通して語られています。なので中身は全て対談式。教授と学生が民主主義について厚く語られていますが、会話形式で分かりやすかったです。 実は著者は昔、日米安保に反対する運動をして投獄経験もある人で、その経験から助言もし、そして今と昔のちがいについても語っている。政治的な運動を支援するというよりも、温かく見守っているような感じでした。 民主主義とは何かという議論はまるで哲学のようなものでしたが、行き着く先は古代ギリシアのアテナイ。トップダウンで決まる今の政治形態でも現政府は「民主主義」と思っているようですが、これは正確には「代議制民主主義」といい、選挙で選ばれた者が物事を決める。しかしこれは貴族性と同じであるとして、昔は否定されているようです。本当の民主主義は選ばれた者が決めるのではなく、市民ひとりひとりが集会で意見を述べ、決められたことは守る。話し合いの中でいい方向を探り形にしていく。これが本当の民主主義である、と。民主主義について考えたこともなかったですが、なるほど~という感じでした。 対談のメンバーはSEALDSのメンバーとは言え、普通の学生さんです。政治にちょっと関心のある。教授も交えての対談はまるでゼミにいるような雰囲気でした。

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2015/12/17

2015.12.17 SEALDsの子たちはとても知性的で、若いのに懐が広いなと思う。学生だから勉強が第一だし、バイトがあってデモ行けないとかのバランス感覚も良い。参政権が18歳から与えられるけど、18歳、19歳の人たちがSEALDsが始めてるこういう政治活動に影響されて投票する...

2015.12.17 SEALDsの子たちはとても知性的で、若いのに懐が広いなと思う。学生だから勉強が第一だし、バイトがあってデモ行けないとかのバランス感覚も良い。参政権が18歳から与えられるけど、18歳、19歳の人たちがSEALDsが始めてるこういう政治活動に影響されて投票するようになるのではないかと思う。

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2015/11/21

夏のある日、国会前。twitterのルート案内をもとに行けば、驚くほどすんなり国会議事堂正面へスルスル。下手なrップだなーと思いながらも、老若男女の自由ぶりを見てなんだか少し、羨ましくもなる。 「ノー・パッサラン!」や渋谷のサウンド・デモで使われる音楽、その一つ一つの意味を調べて...

夏のある日、国会前。twitterのルート案内をもとに行けば、驚くほどすんなり国会議事堂正面へスルスル。下手なrップだなーと思いながらも、老若男女の自由ぶりを見てなんだか少し、羨ましくもなる。 「ノー・パッサラン!」や渋谷のサウンド・デモで使われる音楽、その一つ一つの意味を調べていくと、ブレイディ氏の書く英国ともつながる一本の線が見える。 自身の過去を知らない若者が、「新しいデモをしたい」とゼミの教室へ飛び込んで来た時、高橋源一郎は何を感じたのか。 SEALSメンバーと高橋氏の個人にフォーカスした「民主主義」は果たしてどれだけ響くのか。彼らはお互い相手に、自身の過去と未来を見ているだけで、その輪からの広がりはないようにも思える。 アントン・コービンやケン・ローチのような愚直な堅実さは日本にはないし、受け入れられないだろう。果たして彼らのようなPOPさが日本には必要なのか。 あの夏がSummer of Loveに終わらないために、私たちは何をすべきか。当たり前だが本著には何の答えもない。 まだまだ続く…老若対談集。

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2015/11/15

SEALDsのおかげで、初めてデモに行けた。集会に行けた。この1点だけで、個人的にものすごく感謝している。 特定秘密保護法が可決される前後、私は自分にイライラしていた。せいぜい家族やごく身近な友達に話すことはしていたが、それ以上のことができない。「デモ?集会?いやいや、そんなとこ...

SEALDsのおかげで、初めてデモに行けた。集会に行けた。この1点だけで、個人的にものすごく感謝している。 特定秘密保護法が可決される前後、私は自分にイライラしていた。せいぜい家族やごく身近な友達に話すことはしていたが、それ以上のことができない。「デモ?集会?いやいや、そんなところにはよう行かん」と行動できない自分にいらだっていた。 自分は何もしていないくせに、「どうして日本の学生は反対運動をしないのか」と思っていた。実際はその頃から彼らは活動を始めていたのだが、そのことを知らなかった。 「どうして日本の学生は」などと思える自分では全くなかった。自分が学生の頃、政治には全く関心がなく、ただただ自分のことだけ考え、浮かれ、遊んでいただけだ。そのままこの年まできた。 よくぞ立ち上がってくれた。若い人たちの世話になるような年では、まださすがにないのに、SEALDsに完全に乗っかってしまった。 デモが楽しい、集会が楽しいと言っていいのかと思うが、本当に楽しい。悲惨な状況に、必死で訴えかけているのだが楽しい。コールが楽しい。帰宅後、1人2役?でやってしまう。家でやっても仕方ない・・・ カッコイイし、オシャレ。それと賢さが両立しているのがいい。よく勉強し、自分で考え、自分の言葉で語る。尊敬する。 と同時に、遊びたい盛りの若者たちにこんなことをさせてしまった大人として、とても反省している。何が悪かったのか。どこで間違ってしまったのか。 私たちがのほほんと消費に明け暮れているうちにこんなことになってしまった。 全く本の感想になっていない。 メンバー3人と高橋源一郎さんが語り合う。 前半は「SEALDsってなんだ?」奥田さん、牛田さん、芝田さんそれぞれが、個性的な小中高生活を送られていて、さもありなんと思わせられる。 他のメンバーのことはわからないのだが、わりと皆さんそうなのだろうか。私は「ゆとり世代」と揶揄されがちだけれど、意外と「ゆとり教育」が花開いたのではないかとちょっと思っていたのだが。違ったかな。 後半は「民主主義ってなんだ?」ちょっと難しい話になって・・・ちょっと付いていくのが大変になったのが悲しい・・・

Posted byブクログ