メタルギア ソリッド サブスタンス(Ⅱ) の商品レビュー
原作のゲーム発売から20年以上経ったが、未だ色褪せない。というか、より切迫したリアリティを持ったストーリーに恐ろしさを感じる。 現実と虚構が入り混じる後半の気味悪さは小説でもしっかり味わえた。登場人物たちの語る哲学的なセリフが、令和の情報社会を生きる我々にも刺さりまくる。
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野島一人のMGS1の続きとしてMGS2が書かれている。MGS1と同じように、幕間ではエドワードが事件を見ている。ビッグシェル事件が終わった時に現場行くと、スネークとオタコンから事件の内容が入ったデータを貰う。その中には雷電を主人公とした詳細なデータが入っていた。蛇の尻尾というス...
野島一人のMGS1の続きとしてMGS2が書かれている。MGS1と同じように、幕間ではエドワードが事件を見ている。ビッグシェル事件が終わった時に現場行くと、スネークとオタコンから事件の内容が入ったデータを貰う。その中には雷電を主人公とした詳細なデータが入っていた。蛇の尻尾というスネークたちの情報が書き込まれるサイトに、事件のデータを整理して投稿した。その行為はスネークの遺伝子は受け取れなくても、スネークの模倣子は受け取れるという思いから投稿したものだったが、それを閲覧した人々からは、雷電が主人公として書かれていることに憤りを覚える人が多く、思いは届かなかった。エドワードにはJBというメル友がいて、JBはその投稿に対して、おめでとう、と連絡をくれた。長い文章のメールには、JBが愛国者達で、その中のJFKという装置だということが分かった。JFKは蛇の尻尾というサイトを作り、スネークに反応する人々を観察していたのだ。エドワードは都合がよく扱いやすかっただけの存在だった。 ただMGS2のストーリーをなぞるだけではなくて、都市に住んでいる人を何も知らない語り部として配置したのは良かった。S3計画という壮大な仕掛けの恐ろしさ、ひいては愛国者達はネットにも、友人の中にも潜んでいるという恐ろしさがある。物語を見ているエドワードも雷電と同じように愛国者達に操られていただけどいうのが分かる。だけど、スネークと雷電の物語を見たエドワードは内部で戦っていくのだろう。それが、大した力がなくても、未来の誰かのために言葉を紡いでいくのだと思う。 愛国者達はローズの声で「あなたたちの代わりに、考えてあげるわ」と言った。スネークは未来に向けて戦っていく、人が生きていた遺伝子を残し、伝える為に。誰かに考えて貰うのではなく、人は自分の人生を自分で決めて生きていかなけらばいけない。知らずの内にソリッド・スネークにはザ・ボスの思想が宿っている。 ヴァンプとフォーチュンが恋人だという描写があったが、ゲームではフォーチュンの父の愛人だという噂だった。ヴァンプという女に対する呼び方もバイセクシャルだからだ。ここを改変したのだろうか。何か考えがあったのか。 ソリダスが、サイファーの内部分裂の影響でアフリカに行っていて、そこで雷電を教育していたと語られた。Vに向けての伏線もしっかり貼られているようだ。
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20:ゲームは弟が遊んでいるのを横で見てただけなので、飛び飛びにしかストーリーはわからないのだけど、すごく面白かったのを覚えています。雷電カッコイイし。ノベライズなどでメタルギアサーガに触れると、こんなに深い物語だったのか、と驚くことしきり。 雷電は快楽殺人者としての自分と向き合...
20:ゲームは弟が遊んでいるのを横で見てただけなので、飛び飛びにしかストーリーはわからないのだけど、すごく面白かったのを覚えています。雷電カッコイイし。ノベライズなどでメタルギアサーガに触れると、こんなに深い物語だったのか、と驚くことしきり。 雷電は快楽殺人者としての自分と向き合うことになるわけですが、私が遊んだMGRの雷電を見る限り、根っこはすごく優しくて強い人。それを目覚めさせたスネークという英雄の凄み。 ……やっぱり、大好きなシリーズ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ゲームでもノベライズでも発狂大佐が軽くトラウマです。 「ただいま留守にしております。御用の方はピーという発信音のあとにメッセージをどうぞ。ピー↑(裏声)」「閉まるドアにご注意ください☆」夢に出るわこんなん。
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雷電が主人公のMGS2をメインにした、サブスタンス(2)。 ゲーム未プレイ、伊藤版MGS4ノベライズから入っている私みたいな超絶にわかは、「雷電が出てくるだけで泣ける…」という仕様になっているわけで、雷電の話だと思っただけで涙腺緩みます。ゆるゆるだよ。 雷電に感情移入しまくり。 ...
雷電が主人公のMGS2をメインにした、サブスタンス(2)。 ゲーム未プレイ、伊藤版MGS4ノベライズから入っている私みたいな超絶にわかは、「雷電が出てくるだけで泣ける…」という仕様になっているわけで、雷電の話だと思っただけで涙腺緩みます。ゆるゆるだよ。 雷電に感情移入しまくり。 私のようなにわか読者には、ゲームのストーリーと小説オリジナルの部分の違いがわからないわけだけど、もうわかんなくても全然良いです! 小島秀夫監督が15年前に作ったゲームを、野島一人氏が物語の語り手として読み感じ、その間に起きた現実の出来事までも織り込み、この本の形で出てきた。 私がわかっているのはこのことだけで、これ以外に何か予備知識や知っていなくてはいけないことなんて特にないのではないかと思うくらい、充分に濃密な物語だった!! 入れ子構造を幾層にも纏い、メタ視点を得れば得るほど孤独と怒りと迷いを深めていく雷電や登場人物たち。 だからこそ、いっそう雷電や読者である私にも力強く輝いて見えるソリッド・スネーク。 なんてすごい物語なんだろう。 あぁ、読んでよかった。また読もう!!
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