レインツリーの国 の商品レビュー
ありきたりな話かと思いきや良かった! 読みやすくて続きが気になりするする読んでしまった。 もうちょっと読みたいなと思うくらい!
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中学生か高校生ぶりに読んだ。 ときめきすぎて胸が苦しくなる、、この感覚最高。 ひとみと伸がこの後どうなったのか気になる、、 恋愛要素だけじゃなくって2人のものの考え方、障害のこと、障害の有無に関わらずみんなそれぞれ苦しいことがあってそれを表に出したり隠したり、、、読みながら考えた...
中学生か高校生ぶりに読んだ。 ときめきすぎて胸が苦しくなる、、この感覚最高。 ひとみと伸がこの後どうなったのか気になる、、 恋愛要素だけじゃなくって2人のものの考え方、障害のこと、障害の有無に関わらずみんなそれぞれ苦しいことがあってそれを表に出したり隠したり、、、読みながら考えた。
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•2000年代初頭にして、ネット恋愛を描いていてやり取りがメールなのもブログが出てくるのも時代を感じる。当時はネットの出会いへの不信感は大きかっただろうから、今の感覚ともまた違うだろう。 •自分にしか分からない苦悩やコンプレックスを、どうせ分からないからと自分の殻にこもってしまう...
•2000年代初頭にして、ネット恋愛を描いていてやり取りがメールなのもブログが出てくるのも時代を感じる。当時はネットの出会いへの不信感は大きかっただろうから、今の感覚ともまた違うだろう。 •自分にしか分からない苦悩やコンプレックスを、どうせ分からないからと自分の殻にこもってしまうのはもったいないと思える、希望が持てる話だった。 •登場人物を等身大に描いていて、ちょっとイライラしている人の言葉の棘とかすごくリアルで感情移入できた。個人的に主人公の淡白だけどストレートに言う性格がタイプ。
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昔読んだ時はひとみさんが少しわがままじゃないかと思ってしまっていたけど、大人になって読むと理解することができたし、2人の成長も心地よかった。普段は触れることのない聴覚障害の方の世界の受け取り方も新鮮だった。
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障がい持ってる人特有?の拗れ方してる彼女と健常者?の彼との軋轢がなんかリアルでよかった ただ配慮の仕方は難しいな、結局はいい塩梅を探そうねの話なんだろうけど
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2023.02.09-2023.02.11 ・痛みにも悩みにも貴賎はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。 この本は全体的にドキリとしてしまう事が多かった。 それは嫌な意味で。 出てくる登場人物たちの「反省対象」が、自分を構成してい...
2023.02.09-2023.02.11 ・痛みにも悩みにも貴賎はない。周りにどれだけ陳腐に見えようと、苦しむ本人にはそれが世界で一番重大な悩みだ。 この本は全体的にドキリとしてしまう事が多かった。 それは嫌な意味で。 出てくる登場人物たちの「反省対象」が、自分を構成している「偽善的」「自己的」な部分の抽出だったからである。 「相手への甘えが試すような態度になる」ということを、私は多分「家族」に向ける事が多い。 それは「わかってくれるだろう」という気持ちの前提にある。 そしてまた、「傷ついているのは自分だけだろうという思い込み、相手が傷ついていることには見向きもしない」という部分、ここがグサリときた。 私は、多分自分以外の人を軽んじている傾向にある。 精神病というマイノリティや、性的指向を棚に上げて、マイノリティという立場とラベルで人を見ている。 だから、伸のような人に憧れつつも嫉妬し、同時に伸のように相手を分析したつもりや達観したつもりになって、それができない相手を傷つけてしまう事がある。ひとみと、伸のそれぞれが反省しているところを煮詰めた性格が私だと思うと苦笑しか出なかった。 ただ、上記で挙げた言葉はスッと私に染み込んできて、自分と誰か自分以外の相手を慮るための一文だと思った。 この言葉もいつかは忘れてしまうかもしれないけれど、人の痛みにも悩みにも貴賤はないのだということを忘れたくないと思った。
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【男女問わずオススメしたい恋愛小説】 短いながらも、ストーリーが非常に良いなと。 恋人だろうと友人だろうと"相手をおもうこと"について共感を持ちつつも、深く考えさせられるところがありました。 自分以外の誰かをおもったことのある人ならば、どこか刺さるところがある...
【男女問わずオススメしたい恋愛小説】 短いながらも、ストーリーが非常に良いなと。 恋人だろうと友人だろうと"相手をおもうこと"について共感を持ちつつも、深く考えさせられるところがありました。 自分以外の誰かをおもったことのある人ならば、どこか刺さるところがあるかなと思います。(語弊があるかもしれませんが)道徳心というかなんというか… 相手を思う気持ちがあれば、この作品は新しい視点・ものの見方を与えてくれる作品だと思います。
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気付きにくいことに気づかせてくれる1冊 お互いの意見に「そうだよなぁ」と何度も頷かされる。 また作者はきちんと調べて本を出していることにも気付かされる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中学生の頃にこの小説に出会って 返却期限が来て最後まで読めないでいたので この小説への執着が強かった。 あの頃途中まで読んだ感想としては ひとみさんの、不幸を盾にした発言の数々に もやもやした心の憤りを感じていた。 大人になって最後まで読んでみて ひとみさんの思いに共感できる部分もあり、 二人の言葉のキャッチボールを見て 会話をする事、繋がろうと行動する事の大切さが わかったような気がする。 言葉というのはとても複雑で難しいけれど 拙くても伝えることが何より大事だなと。 人と人は真の意味では分かり合えないのだと思う。 自分の気持ちしか本当に知ることは出来ないし 自分の気持ちでさえ解らない時があるから。 でもひとみさんや伸さんが 分かり合おうと、分かり合いたいとお互いが 尊重し合える関係になれた事をとても嬉しく思う。 これからの2人がぶつかり合いながらも 幸せな生活を繰り返しているといいなと思う。 これから私は自分の不幸に不貞腐れずに、分かろうとしてくれてる人達を信じていきたい。 お気に入りの小説になりました。
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同情も蔑みもなく、ただフツーの女の子として扱われたい、愛されたい。 でも、上手くいかなかった喪失感。 そして、自分とは異なる重荷を負った彼を傷つけてしまう、自分の幼稚さ。 会いたくてたまらないけど、会う度に傷つき、傷つけてしまう空回り感。 ひとみさんはどんな気持ちで家に帰っていた...
同情も蔑みもなく、ただフツーの女の子として扱われたい、愛されたい。 でも、上手くいかなかった喪失感。 そして、自分とは異なる重荷を負った彼を傷つけてしまう、自分の幼稚さ。 会いたくてたまらないけど、会う度に傷つき、傷つけてしまう空回り感。 ひとみさんはどんな気持ちで家に帰っていたのだろうと感情移入して読みました。 未来の事はともかく、今この出会いを精一杯過ごそうという彼らの心の持ち様が応援したくなりました。 彼らは今どんな人生を送っているのでしょうか。
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