ドラゴンファイア の商品レビュー
前回、弟のグレーは無事に音の世界に帰る事が出来たけが兄のアールはそのまま取り残され、更に新たな怪物の目撃情報がって終わりだったんだけど。 今回はアークノアにやってきた新しい異邦人とその人が作り出した新たな怪物の討伐が主な話。 この本の世界に来てしまう人は現実で厳しい状況に置か...
前回、弟のグレーは無事に音の世界に帰る事が出来たけが兄のアールはそのまま取り残され、更に新たな怪物の目撃情報がって終わりだったんだけど。 今回はアークノアにやってきた新しい異邦人とその人が作り出した新たな怪物の討伐が主な話。 この本の世界に来てしまう人は現実で厳しい状況に置かれている事が多く、今回の異邦人も御多分に漏れず酷いイジメと言う犯罪行為を受けていました。 そして新しい怪物はドラゴン!こいつがデカイわ空も飛べるわ攻撃力も半端ないわでとても厄介。 リプトンとアークノア特別災害対策本部及びビリジアン達も散々な目に。 そこに加えて前回取り逃がした蛇の怪物の暗躍。 先が全く読めない! でも、ドラゴンに乗って移動とか良いなぁ。 リプトンが入手した蒸気機関車も良かったけどさ。 エピローグでこの本に係りあるであろう人物や関連するお話、次回へつながる展開が出て来て、三巻目への期待も高まります! はぁ、それにしてもいいなぁ竜 ドラゴン強い! 登場人物の名前に紅茶関係が多いのは趣味なのかな。
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死亡フラグビンビンで。乙一ならやるだろうなぁと思っておりましたとも。1回は見せておかないとね。1巻と2巻で提示された2つのケース。アールはどうするのか?俄然面白くなってきた。
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現実世界から人を取り込む絵本アークノア。 歯並びの悪さで、いじめられた少女が、絵本の世界に取り込まれ、火竜を生み出す。 少女は火竜と静かに暮らそうとするが、怪物退治を行うリゼは、少女を殺すことで火竜を退治する。主人公は、火竜と少女の関係や、少女を殺したリゼに疑問を感じ、自分が生み出した蛇と逃げるところまで。 少女と火竜のからみをもう少し見たかった。
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児童書のような装丁、所々ひらがなが混じる平易な文章。だけど人が死ぬ描写と、どうしたって切なくならざるを得ない設定にああ乙一だなぁ、と。
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乙一の久しぶりの新刊はアークノアの続編、二巻目。 一巻は絵本の世界に吸い込まれたアシュヴィ兄弟、この世界では外の世界からの来訪者が怪物を生む。 その怪物を殺さなければ元の世界には戻れない。死の概念がない世界で来訪者だけが死ぬ。 弟のグレイが生み出した大猿を退治し、先に弟は元の世界に戻り兄だけがこの世界に残された。 さて、二巻。この世界に竜が現れて町を焼き払っているとの情報が対策本部に届く。新たな来訪者が現れたようだ アール・アシュヴィは自分が生み出した蛇の怪物を追いながら、来訪者をこの世界で唯一殺すことができるリゼ・リプトン、犬の頭を持つカンヤム・カンニャムとともに竜を追う。 マリナ・ジーンズは歯並びの悪さをからかいの対象にされ、逃げ込んだ先でこの世界に迷い込んだ。 来訪者として対策本部に保護されるが、自分の生み出した竜の存在を感じて逃げ出す。 マリナ・ジーンズと竜は氷の世界に閉ざされた城に閉じこもる。リゼ・リプトンは竜との戦いの準備を着々と進めていた。 ただ単に不思議な絵本ではないと、アークノアの世界には謎があることが今回で示される。 先に戻ったグレイ・アシュヴィもアークノアの情報を求めて動いている。 怪物との戦闘シーンに躍動感がある。ちゃんとファンタジーしているなかで、リゼ・リプトンの存在だけが浮いている。彼女が持つ、唯一人間を殺せる金槌の存在が面白さに深みを与えているように思う。 しかし、一巻からだいぶ時間がたってからの二巻だから、三巻でるのはいつのことになるだろうなぁ。
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