その可能性はすでに考えた の商品レビュー
奇跡であることを証明するにはあらゆる可能性を否定すること、そんな主題で物語は始まる。 探偵が3人の刺客と論戦するが、どの可能性もあり得ない、というか想像を超え過ぎていて、身近じゃ考えられない分、うーん、、、と思わずこれは面白いのかと考えてしまった。 あと登場人物のフーリンとかリ...
奇跡であることを証明するにはあらゆる可能性を否定すること、そんな主題で物語は始まる。 探偵が3人の刺客と論戦するが、どの可能性もあり得ない、というか想像を超え過ぎていて、身近じゃ考えられない分、うーん、、、と思わずこれは面白いのかと考えてしまった。 あと登場人物のフーリンとかリーシーの繰り出す上海語も馴染めないし、星3つ。
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この世に奇跡が存在することを証明する、という変わった気概の持ち主の探偵が主人公。 個性的な登場人物たちとストーリー自体は面白いと思うけど、自分には話の進みが遅く・くどく感じてしまってイマイチ集中し切れなかった。
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本作から読み始めてしまったので、もともとの知り合いであろう人物とのやり取りに「??」となったり、黒幕に対してはどちら様感が強かった。作品を読む順番正しければ、もう少し本作にのめり込めたのかなあ。 仮説と反証を淡々と繰り返すような作品が好みなのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2024/1/20 これは推理とかロジックを楽しむやつ。 私の頭ではもう無理なやつ。 集中力もない。 余談に付き合ってる元気もない。 最後探偵が優しい回答に満足げだったのはよかった。 もう優しい話がいいのですよ。
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自分はサラッと読めるシンプルな文章が好きなので合いませんでした。 語り手が中国人、修飾語の多様、歌人、小ネタが多くて文章が読みづらくストーリーが入って来づらい。 さらに主要登場人物をわざわざ日本人でなく中国人、美男美女、オッドアイ等の設定にしているのにその設定が活かされない...
自分はサラッと読めるシンプルな文章が好きなので合いませんでした。 語り手が中国人、修飾語の多様、歌人、小ネタが多くて文章が読みづらくストーリーが入って来づらい。 さらに主要登場人物をわざわざ日本人でなく中国人、美男美女、オッドアイ等の設定にしているのにその設定が活かされないので、読みづらい文章になるなら普通の日本人設定で良いと思ってしまった。 昔は残虐な中国マフィア(?)的な設定も、場面によって都合よく崩壊してて一貫性が無く、単なる昔悪かった厨二病キャラみたいで残念に感じた。それならその設定いらないと思ってしまった。 ラストに向かうストーリー展開(多重解決、否定の矛盾)も、ラストも、ありきたりで驚きがなくて残念だった。 一方で、「悪魔の証明」という設定自体はとても面白そうだし、仮説に対する1つ1つの反証はそんなに読者にとって分かりづらくないく良い。
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私の先入観だとかが悪いんだけど、読み進めようとしても全然把握できず。。 その少女が殺していないという他の可能性を潰していく展開。 逆にギロチンを・・・という序盤あたりで挫折。 317冊目読了、とはいえないけどカウント。
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外部から閉ざされた宗教団体で起こった集団自殺。その唯一の生き残りの少女が、自らが経験したことの真相を求め風変わりな探偵を訪れる---。 多くの場合、探偵は「あり得ない状況」からトリックを導き出し、それが人為的に成されたものであることを証明するが、この小説では「人為的ではありえな...
外部から閉ざされた宗教団体で起こった集団自殺。その唯一の生き残りの少女が、自らが経験したことの真相を求め風変わりな探偵を訪れる---。 多くの場合、探偵は「あり得ない状況」からトリックを導き出し、それが人為的に成されたものであることを証明するが、この小説では「人為的ではありえない」ことを、あらゆる可能性を否定することで「奇跡」を証明する。 論証を論証で覆す推理バトルもの、とも言えますが、証明するのは今起こった殺人事件ではなく過去の惨劇であり、議論を交わし合うのは探偵同士でもない。 次々とやってくる奇跡を否定する者たちは個性的であり、論理に傾きがちな話を華やかにしてくれていたと思います。 どの仮説も説得力があり、なるほどと思えるような筋の通ったもののように感じましたが、それを鮮やかに切り返す探偵の反証に感嘆。 全体を通して、探偵の謎も紐解かれてゆき、とても満足できる一冊でした。
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時々出てくる中国語や難解な言葉が読みづらかった。 フーリンの語尾の「~ね」はステレオタイプなのかパロディなのか…。 他にもキャラクターが渋滞していて、それを追うのに必死。 事件自体はカルト教団の首切り集団自殺というなんともヘビーなもので、なんだか読み疲れた。
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この作品はミステリートリックの神髄であり、本文中にある「自分の深層意識の奥底から聞こえる模糊たる懺悔の声」などいたる所に出てくる難解のセリフを解き明かして読むのも一興である。
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仮説を論破していく話なので、推理ものの解決の時のカタルシスが好きな人には合わないかも。 あと拷問の小ネタが多くて痛い話が苦手な私には辛かった。 とはいえ推理部分の固さを埋める意図か、キャラクターはやたら立っていて、ラノベ感覚で読めた。
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