1,800円以上の注文で送料無料

CFOの挑戦 の商品レビュー

3

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/03/14

1.購読動機 シンプル。職務を執行して、企業価値を高めること。 上場企業のCFOとは?と、いまの自分を対比して、 足りない範囲を知ること、埋めること。 2.本書からの学び 好き企業のひとつ。信越化学工業。 長年 CFOを務めた金児氏、書籍も読んだことのあり彼の考えるCFO像。...

1.購読動機 シンプル。職務を執行して、企業価値を高めること。 上場企業のCFOとは?と、いまの自分を対比して、 足りない範囲を知ること、埋めること。 2.本書からの学び 好き企業のひとつ。信越化学工業。 長年 CFOを務めた金児氏、書籍も読んだことのあり彼の考えるCFO像。 1.法律を遵守した上での企業価値向上。 2.自由9割 制御1割のイメージ。 そして、伊藤忠商事 CFO 藤田氏。 リーマンショック時のオペレーション。 赤字発表前のやること。 赤字発表後のやること。 用意周到さは、圧巻だ。 3.最後に 今の自身の行動と、これから未来に取る行動。 一枚にまとめた。 あとは、やるだけ。

Posted byブクログ

2020/01/27

財務部長とCFOの視点の違いは何かというのを考えて読んだ。同じ企業価値の最大化を目指していても、CFOは経営戦略や財務戦略を考え、投資家と良好な関係を築き、財務部長は財務戦術を考えている点が違う。戦略は戦術より変更が少ないもので全社に渡るものだ。 他に気になったこととしては、FA...

財務部長とCFOの視点の違いは何かというのを考えて読んだ。同じ企業価値の最大化を目指していても、CFOは経営戦略や財務戦略を考え、投資家と良好な関係を築き、財務部長は財務戦術を考えている点が違う。戦略は戦術より変更が少ないもので全社に渡るものだ。 他に気になったこととしては、FASS検定は、各社異なる財務経理のプロセスの標準化を狙い、その実力を点数化できるものだと分かった。

Posted byブクログ

2016/03/30

■名CFO pick up ・石田退三(トヨタ自動車の大番頭)  -"自分の城は自分で守れ。最後はゼニを持っているものが勝つ"  -"カネができたら設備に回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率を上げよ"  -"武士に武士道が...

■名CFO pick up ・石田退三(トヨタ自動車の大番頭)  -"自分の城は自分で守れ。最後はゼニを持っているものが勝つ"  -"カネができたら設備に回せ。人間で能率を上げてはいかん。機械で能率を上げよ"  -"武士に武士道があるごとく、商人には商売の道がある。世界に共通するビジネスルールがある" ・高橋荒太郎(松下電器産業の大番頭)  -"経理の乱れは経営の乱れに通じる。経理は経営の羅針盤の役割を果たせ" ・藤沢武夫(ホンダのナンバーツー)  -"トップのビジョンを理解し、先回りしてレールを敷く"  -"経営者とは一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめるものだ"  -"私の経営新庄は全てをシンプルにすること。シンプルにすれば経営者も忙しくないで済む"  -"たいまつは自分でもて。人のふんどしはあてにしない" ・ティエリ・ムロンゲ(日産自動車の元CFO、ゴーンマジックの執行人) ・金児昭(元信越化学工業最高顧問、元日本CFO協会最高顧問)  -"経理の役割の1つ目は事業に参画し、それをバックアップすること"  -"2つ目は事業が得てきた財産を守ること"  -"3つ目は世界中の経済・金融・経営のワクチンとなること" ・CFO生みの親ピエール・デュポンと育ての親アルフレッド・スローン  -デュポンシステムを開発し、初めて経営指標で事業を管理 ■Note ・CFOの役割は単に財務・経理担当役員では無く、CEOに協力して企業価値を持続的に向上・成長させるための成長戦略と財務体質強化を意識した 財務戦略を推進し、併せて内部統制の整備を含めたリスクマネジメントを行うこと  -重要情報が集まるCFOが戦略視点をもつことが重要であり、積極的にCEOに提言することが大事  -ただし現状は制度会計に追われ戦略を考え切れておらず、ルーティンをシェアードサービス等に切替え役割を変えていくことが必要 ・伊藤忠ではCEOとCFOが連携し、不採算事業撤退・成長分野集中をやり遂げV字回復  -リスク・キャピタル・マネジメントでROA×リスク当たりリターンを算出し、意思決定実施 ・頼れる番頭の5要件  -トップに対しダメなものはダメといえる  -トップに代わって汚れ役を引き受ける  -店の家訓歴史を言い伝える  -断固として資金繰りを守る「金庫番」  -次世代店主の教育

Posted byブクログ

2016/03/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本CFO協会理事長で、元伊藤忠商事のCFOでもあった藤田純孝氏が編集・著者。後半にオムロンのCFO鈴木吉宜氏も執筆。 感想。 本の趣旨がよくわからない。 「CFOの挑戦~最高財務責任者が担うコーポレートガバナンスと企業価値創造」というタイトルや、編著者のネームに期待して購入したが、肩透かしされた気持ち。 語りつくされた感もある、日本の経営史、米国式経営の復権、日本のROE軽視・物言わぬ株主を見直しコーポレートガバナンスコードへ、、、、という話を、私は求めていなかった。 藤田氏の当時の活躍ぶりの紹介とか読んでみて、「ああ、本出したかったのかなぁ」っと思った。 備忘録 ・RRI(リターン/リスクアセット?)という考え方を当時の伊藤忠は採用。もろもろのリスクに対しどんなリターンがあがるかで、物事を判断していた? ・P109のセグメント別の売上・利益の見せ方は有用。 ・ファシリテーションとは、問題の理解と共有、さらにはコミュニケーションを通じて創造性を引出して意思決定の質を上げ、課題解決に導いていくプロセス(By鈴木氏)

Posted byブクログ

2015/11/23

ちょっと前に日曜の日経の書評に掲載されていた本。流し読み。 日本の企業経営の現場におけるファイナンス理論の実践という内容と勝手に想像していたが、やや違った。 コーポレートガバナンスやROEという言葉が世間を賑わす現在、 CFOが果たす役割は益々大きくなっているが、そもそもCFO...

ちょっと前に日曜の日経の書評に掲載されていた本。流し読み。 日本の企業経営の現場におけるファイナンス理論の実践という内容と勝手に想像していたが、やや違った。 コーポレートガバナンスやROEという言葉が世間を賑わす現在、 CFOが果たす役割は益々大きくなっているが、そもそもCFOの役割は何かという本。 書かれているように日本では、AccountingとFinanceの区別も曖昧だし、資本コストという考えにも乏しい。 Financeの土壌が無く、「経理屋」なんていう言葉が根強い日本企業で、ダイナミックな戦略策定を推進するCFO人材が育つのはいつの日だろうか。 企業のトップ、役職層に向けた本だと感じたが、それにしては内容が乏しいようにも感じた。

Posted byブクログ