人間・始皇帝 の商品レビュー
焚書坑儒に代表される今までの始皇帝のイメージについて考えさせられる本。史記だけをベースにするだけでなく、近年新たに発掘された木牘や他の資料も参考にしながら正しく「人間・始皇帝」を描いている。おすすめです。
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人によっては漫画、もしくはある英霊…ゲフンゲフンとかで 読む機会もあるかもしれません。 でも結構にこにこできるのがあると思いますよ。 始皇帝が生きている間に遭った事件にも 驚きでしたね。 ある乱を起こした人物のことですが 紹介され方がひどい(笑) 巨●の持ち主ですからね!! (まあ本人もそれを自慢していたわけで) この乱に関しては以下自重で… 彼の死に関してもまた衝撃でしたね。 「生きているもの」として扱われたこと。 そして死後にも混乱はあったこと。 (結果秦、滅亡) 彼の死後のお話が濃かったな…
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キングダムを見ているので、もっと知りたいと思い手に取りました。「嫪毐」が実在していたことなどを初めて知りました。始皇帝といえば、「兵馬俑」ぐらいしか思い浮かびませんが、最新の発掘データなどを基にしている書なので、いろいろなことが知れるいい本です。
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アニメ「キングダム」で始皇帝に興味を持ち読んでみる。教科書などでこれまで得た知識は、兵馬俑や万里の長城、焚書坑儒など一般的なものしかないので史実を深く知りたくなる。本書では、最新の研究結果もふまえて始皇帝の業績に触れ、さらに人物像に迫っている。 これまで始皇帝の記述は、司馬遷に...
アニメ「キングダム」で始皇帝に興味を持ち読んでみる。教科書などでこれまで得た知識は、兵馬俑や万里の長城、焚書坑儒など一般的なものしかないので史実を深く知りたくなる。本書では、最新の研究結果もふまえて始皇帝の業績に触れ、さらに人物像に迫っている。 これまで始皇帝の記述は、司馬遷による「史紀」によるところが大きかったが、最近では古井戸の発掘などで竹簡などの新しい資料が明らかにされているとのこと。新たに発見された同時代の資料は、始皇帝がこれまで一般的に語られてきた暴君のイメージを少しずつ変えているらしい。
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これまで秦の始皇帝の史料は司馬遷『史記』に依拠していたものが、1974年の兵馬俑発掘と翌1975年の竹簡出土により新たな歴史考察が可能となった。学習院大の鶴間教授による始皇帝に纏わる定説を再考察する新書。 全体的には余程始皇帝に興味ある方でないとキョトンとしてしまうかもしれない...
これまで秦の始皇帝の史料は司馬遷『史記』に依拠していたものが、1974年の兵馬俑発掘と翌1975年の竹簡出土により新たな歴史考察が可能となった。学習院大の鶴間教授による始皇帝に纏わる定説を再考察する新書。 全体的には余程始皇帝に興味ある方でないとキョトンとしてしまうかもしれない。従前の学説との相違点やそれがどう凄い発見なのか、鶴間教授の熱量は伝わってくるものの推量も多く文章が冗長的で結論も要点に欠けややわかりにくい。漫画『キングダム』やほか歴史書などで多少の予備知識があったので復習の意味も含めて個人的には楽しめたが、読者を選ぶ本かもしれない。
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始皇帝の統一までの話と秦の崩壊を、司馬遷の史記ベースに、最近の発掘調査の成果も交えて話が進む。学術的な要素が強いが、始皇帝の暴君のイメージが近年中国でも見直されているというのは、この本にかかれている調査結果も関わっているのかなと思う。特に、全中原に敷いた政策や法治制度については、...
始皇帝の統一までの話と秦の崩壊を、司馬遷の史記ベースに、最近の発掘調査の成果も交えて話が進む。学術的な要素が強いが、始皇帝の暴君のイメージが近年中国でも見直されているというのは、この本にかかれている調査結果も関わっているのかなと思う。特に、全中原に敷いた政策や法治制度については、その後の中国の文化やひいては日本の制度にも深く関わっているようで、始皇帝が単に最初に中国を統一した人、ではないことがよくわかった。 実は、キングダムの進みがおそすぎて読み始めたが、途中さらっとキングダムネタバレ要素があって、あーもう漫画はいいかな、って気になってしまった笑
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文章ちょっとクセがあるけど、へえ、最近の研究ではそうなってるるのか、みたいな驚きがたくさん。中国はまだまだ資料が出てくるのね。ていうかはやく始皇帝陵あれしてほしい。
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始皇帝の波乱に満ちた生涯を追う。 司馬遷『史記』の記述が取っ掛かりではあるが、近年出土した多数の竹簡や、陵墓の発掘や解析といった「最新資料」を基に、史実を丁寧に捉え直すことが試みられている。 例えば「焚書坑儒」については、あくまでも北の匈奴や南の百越との対外戦争を批判する知識人...
始皇帝の波乱に満ちた生涯を追う。 司馬遷『史記』の記述が取っ掛かりではあるが、近年出土した多数の竹簡や、陵墓の発掘や解析といった「最新資料」を基に、史実を丁寧に捉え直すことが試みられている。 例えば「焚書坑儒」については、あくまでも北の匈奴や南の百越との対外戦争を批判する知識人に対する言論弾圧(儒教弾圧というのは、後の儒者により作られた「イメージ」)であり、始皇帝自身、儒教的価値観(君臣父子等)を大切にしていたというのが史実のようである。 中国の古代史や地理の予備知識が少ないと、十分に読みこなすのは難しいが、地図、人物紹介、年表といった参考資料が豊富であり、親切な作りとなっている。 始皇帝やその周辺人物が織り成す人間ドラマはとても興味深い。 今後も、新たな出土資料等により新たな史実が発見される可能性は高く、歴史のロマンが強く感じられる。
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ここ数年中国の枯れ井戸から発掘された竹簡から古代中国の実状が判明しつつあるらしい。 これまで司馬遷の史記などで語られてきた「歴史」は、その時々の覇者の都合で歪められていて、始皇帝像もその例外ではない。 それにしても皇帝を名乗ってからの在位わずか11年で、いかにしてこれだけの制...
ここ数年中国の枯れ井戸から発掘された竹簡から古代中国の実状が判明しつつあるらしい。 これまで司馬遷の史記などで語られてきた「歴史」は、その時々の覇者の都合で歪められていて、始皇帝像もその例外ではない。 それにしても皇帝を名乗ってからの在位わずか11年で、いかにしてこれだけの制度や国土の整備を行えたのか。 城の水攻めや刀狩りなど、秀吉の実績の前例が約二千年前の中国にあったとは。
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