厭世マニュアル の商品レビュー
生きづらい、なんでそんな極端に内に閉じこもるのか分からないような、何考えてるのか分からない人の考えていることが少しだけ分かった。 最後の展開は衝撃的だったけど、周りの人からそれぞれのサクセスストーリーを作るために利用されるのに耐えられないという感情は、自然なものなんだろうなと思...
生きづらい、なんでそんな極端に内に閉じこもるのか分からないような、何考えてるのか分からない人の考えていることが少しだけ分かった。 最後の展開は衝撃的だったけど、周りの人からそれぞれのサクセスストーリーを作るために利用されるのに耐えられないという感情は、自然なものなんだろうなと思った。 過去の言動を鑑みずに自分の未来を押し付けるのが気持ち悪い。善人ヅラしてる。 全体的に共感は出来ない。でも、周りのそういった人にちょっとだけ話を聞かせて欲しいと思った。多分ボロクソに言われるんだろうな。
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図書館で何冊か本をパラパラと流し読みをすると、それらはどこかハイテンションで、何か大きなイベントがあって最後はみんな幸せになる本ばかりで、正直うんざりしていた。「いや違えんだよ、こっちは鬱蒼とした!ジメジメした!でもちょっと最後に気持ちが晴れるヤツが欲しいんだよ!」と静かにキレな...
図書館で何冊か本をパラパラと流し読みをすると、それらはどこかハイテンションで、何か大きなイベントがあって最後はみんな幸せになる本ばかりで、正直うんざりしていた。「いや違えんだよ、こっちは鬱蒼とした!ジメジメした!でもちょっと最後に気持ちが晴れるヤツが欲しいんだよ!」と静かにキレながら探したら出会った。『この話を必要とするひとが必ずいるとかんじられる作品』なんて帯に書かれてたけど、間違いない。私と同じことを思って本を探している人にオススメ。マスクつけたコミュ障(この一言で片付けてはダメだと思うけど)の女の子が、周りの妖怪(人間)の言動に押し殺されながらも毎日を日々少しずつ変わりながら生きていく話。ラストシーン、スッキリした、そして勇気と活力をもらった。ありがとう。
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マスクなしでは外出できず、いいたいこともうまく言えない。なんとかレンタルビデオ店のバイトをしているが仕事もうまくいってるとは言えない。 でも、なぜか読んでいると面白い。マスクしてるだけで接客業としてなってないと言われている。今では考えられないが以前はこうだったかも。 周りの人間も...
マスクなしでは外出できず、いいたいこともうまく言えない。なんとかレンタルビデオ店のバイトをしているが仕事もうまくいってるとは言えない。 でも、なぜか読んでいると面白い。マスクしてるだけで接客業としてなってないと言われている。今では考えられないが以前はこうだったかも。 周りの人間も何かがおかしい。本人たちが自分は普通だと思っていそうところも面白い。
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変わるだの変われだの言って、すぐ一般化してしまおうとするのは日本人の特徴だと思います。あるべき姿というのが何となく決まっていて、それから外れる人がいると型に押し込もうとする。きっとそれは正しいことなのでしょう。この物語は悪人もあるいは善人も登場しませんが、正しいことが絶対的に正し...
変わるだの変われだの言って、すぐ一般化してしまおうとするのは日本人の特徴だと思います。あるべき姿というのが何となく決まっていて、それから外れる人がいると型に押し込もうとする。きっとそれは正しいことなのでしょう。この物語は悪人もあるいは善人も登場しませんが、正しいことが絶対的に正しいわけでもなく、間違っていることが絶対的に間違っているわけでもない。それぞれに違った世界があり、自分の世界や自分勝手な同情を押し付けるのはダメなことなのかもしれません。この物語に救われる人はもちろんいると思います。じゃあ、他の人はって考えたときにこれからの時代を生きていく私たちに何か重大な問題を投げかけている気もするのです。
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自分の考えを正しいと信じて疑わない主人公の周りの人々に読んでて苛立ちを感じた。でも、主人公にもモヤモヤしたものを感じた。もっと上手に人生生きられるんじゃないのかな。最後あんなにはっきり言えるんだったら最初から言えば良かったのにとか。人の事にははっきりと口を出せるけど自分のこととな...
自分の考えを正しいと信じて疑わない主人公の周りの人々に読んでて苛立ちを感じた。でも、主人公にもモヤモヤしたものを感じた。もっと上手に人生生きられるんじゃないのかな。最後あんなにはっきり言えるんだったら最初から言えば良かったのにとか。人の事にははっきりと口を出せるけど自分のこととなると甘くなるのは私も主人公と同じか。
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正論を振りかざして 賢しげにふるまう周りの滑稽さ 「ちゃんと生きろ 真面目に生きろ」って うるさいねん 巻末の文学賞の選考評にて 「この本を必要としてる人が必ずいる」から 大賞を受賞されましたが ここにいます!!!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
終始テンションの上がらない作品(クライマックス除く) いろいろ不器用な主人公が周囲との関係に四苦八苦しながら生活していくのを延々と見せられる。 正直、小説としてはどうなんだろうと思うところもいろいろだけど住野よるにも似た心の底の鬱憤を垣間見る感じがしてそこはよかったかなと。 結局主人公は救われず次の舞台へ旅立つのだけどおそらく新天地でも似たようなことを繰り返すのではないか?自覚した分だけ新たな一歩を踏み出すのか?そこはわからないけどまぁ人生そんなもんよねと。真正悪人も登場しないし真正善人も登場しないところも実生活に近いのではないかと思った。 他の人レビュー見て気づいたんですが森見登美彦が推しているのね。心の何処かに引っかかる部分があるなぁと思ったらこういうところかと勝手に一人得心がいきました。 ちなみに表紙は押見修造かと思ったら全然違った(T_T) 文庫版よりはこちらのほうが断然といいと思う。
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面白くなくはないんだが、クライマックスがなくマスクが外せない女が外せるようになるまでの出来事を綴り続けた本って感じでした。 なんか独特なんだけど、いそうでいなさそうな、でもいるのかもしれないようなキャラ設定でマスクが外せない心の闇との葛藤なんだけど、 ワタシキレイ? という...
面白くなくはないんだが、クライマックスがなくマスクが外せない女が外せるようになるまでの出来事を綴り続けた本って感じでした。 なんか独特なんだけど、いそうでいなさそうな、でもいるのかもしれないようなキャラ設定でマスクが外せない心の闇との葛藤なんだけど、 ワタシキレイ? という口裂け女の文句も、なんつーか不発というか、で、結局ブスでも美人でもなかったのかな? と、よくわからないし、なんだか淡々とマスク外せるようになって奇妙ではあるものの終わった。そうだなぁ、心の闇を抱える人間が読めばまた違うのかな?よくわからん。マスク外せない決定的な理由はないけどなんかさーみたいな、読んでるこっちも なんだよ! ってツッコミたくなる感じでした。
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好みが分かれるというのはよくわかる気がします。 私は主人公、好きになれなかったなぁ。結局開き直ってぶち壊して、どんなに嫌でも礼儀とか、言っていいこと悪いこと、あるんじゃないかなって…こんなこと言う私は主人公に拒絶されますね、はい。笑 それにやっぱり他人は自分の鏡、主人公と主人...
好みが分かれるというのはよくわかる気がします。 私は主人公、好きになれなかったなぁ。結局開き直ってぶち壊して、どんなに嫌でも礼儀とか、言っていいこと悪いこと、あるんじゃないかなって…こんなこと言う私は主人公に拒絶されますね、はい。笑 それにやっぱり他人は自分の鏡、主人公と主人公が拒絶した人達ってどこか重なるところある気がします。まぁ人間自分が一番かわいい生き物ですよね。 キレイごとでまとめない感じは好きでした!…でも主人公は好きになれない…かな。まぁそれもよし!と思わせてくれる作品です。 でも全部捨てて遠くへ行きたい、新天地で心機一転出直したいっていう気持ちはわかる…。自分にそれが出来ないから妬ましいのもあるのかもしれない。 大好きな森見さん推薦だし…面白くもあった…けど、私も自分の感情大事にしよう!と読んで思ったので、私は主人公にモヤっとしてしまったので、★★にしました。くどいようですが面白くないわけでなくあくまで個人の意見でして。 すごく共感できる人、読んで救われる人、いると思います。他人の意見に惑わされず読んでみたらよいと思います。 最後の審査員のコメントを読んで、つくづく物語を書くのって難しいんだなぁと、思いました!
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アリハラ先輩の方がマイルドではある。主人公が相当面倒くさいし、行動も的外れでイライラするし、最後も不満が残る人もいそう。だけどしかしこれはすごい。もりみーの選評にある通り、人数が少ないかもしれないけど刺さる人にはすごく刺さると思う。
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