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十五少年漂流記 の商品レビュー

4.4

12件のお客様レビュー

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わくわく・はらはらしながら読みました!とても面白かったです。 少年たちの頭の良さ、勇気、努力に感服でした。漂流した時に帰れないと嘆くのではなく、年下の子どもたちを気遣いながらも次何をするべきかをすぐさま考えることがすごかったです。仲違いする二人もいたけれど、様々な困難を乗り越え、最終的には分かち合えたことも良かったです。 この本を読んで生きる勇気が出ました。

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2022/09/05

もし私がこんなふうになったら少年たちみたいに生活できないと思ったので、色々な知識を身につけるべきだと感じました。

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2021/01/18

 私は子供のころ、この作品は読んでいなかった。それが良かったかどうかはわからないが、今回出会えたことに感謝している。  何故こんなにおもしろい作品を手に取らなかったのか。多分、題名だと思う。明らかに15人の少年による冒険ものだ。全く興味がなかったジャンルだったのだと思う。原題は「...

 私は子供のころ、この作品は読んでいなかった。それが良かったかどうかはわからないが、今回出会えたことに感謝している。  何故こんなにおもしろい作品を手に取らなかったのか。多分、題名だと思う。明らかに15人の少年による冒険ものだ。全く興味がなかったジャンルだったのだと思う。原題は「二年間の休暇」ということだ。これだったら読んでいただろうか。  15人の個性あふれる少年たち。年齢も8歳から14歳、国籍もいろいろだ。グループが出来てトラブルになるし、誰が上に立ち、皆をまとめていくかでも揉めるし、子供たちだけの生活は非常に困難だ。しかし、始めの長を任されたゴードンが先頭に立ち、約束事を作り、しっかり守らせて規則正しく生活していくのだ。そして島の探検を始める。後半はドキドキする場面もあり、とてもおもしろかった。読む機会を失わず、本当に良かったと思う。

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2020/09/27

学生時代に読んだことがあるが、内容を忘れてしまっていた。図書館でたまたま目にして再読した。 無人島に漂着した少年たちが、リーダーを選び、仲違いしながらも絆を深めていくストーリーはワクワク、ドキドキ。 情景が浮かんでくるので、読んでいて楽しかった。

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2017/11/09

イギリス人11人、フランス人2人、アメリカ人1人、黒人1人の15少年と犬1匹の漂流小説です。 スラウギ号に少年たちだけで乗り、ニュージーランドから漂流してしまいます。 謎の孤島に到着し、ここでの生き残りが始まります。 フィクションとわかっていながら、興奮の連続で飽きなどありません...

イギリス人11人、フランス人2人、アメリカ人1人、黒人1人の15少年と犬1匹の漂流小説です。 スラウギ号に少年たちだけで乗り、ニュージーランドから漂流してしまいます。 謎の孤島に到着し、ここでの生き残りが始まります。 フィクションとわかっていながら、興奮の連続で飽きなどありません。 400頁を超えますが、一気に読めてしまいました。 素晴らしい一冊、また読みたくなる冒険が綴られています。

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2022/06/01

椎名誠は『十五少年漂流記』の島を探す旅の本を出していたと思うが、ついに作品そのものの翻訳までしてしまった。それも、実の娘と組んで。 別の訳では少年期に読んだが、細かいところはほとんど覚えていない。だから、新訳かどうか以上に、リセットしてこの冒険譚、成長譚を楽しめた。 ...

椎名誠は『十五少年漂流記』の島を探す旅の本を出していたと思うが、ついに作品そのものの翻訳までしてしまった。それも、実の娘と組んで。 別の訳では少年期に読んだが、細かいところはほとんど覚えていない。だから、新訳かどうか以上に、リセットしてこの冒険譚、成長譚を楽しめた。 ジュール・ヴェルヌは、椎名誠の人生にもっとも大きな影響を与えた作家として、訳者あとがきに紹介されている。同じく娘の渡辺葉も、父に一番好きな本を尋ねたら、やはりこの本だったとか。椎名誠は同じ頃に『さまよえる湖』を読んだという。僕もだいたい同じ頃にこの二冊を読んだが、椎名誠のようにはなれなかった(ならなかった?)。椎名は当時フィクションとノンフィクションの区別がついていなかった、という。僕は多分区別をしていたから、その醒め方が、人生に与えた影響の少なさだったのかもしれない。 というわけで、この本は英才教育によいはず。分別が無いうちから読ませるべし。もちろん大人になっても楽しいし、僕の分別は結局のところ、そんなにはない。

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2016/09/09

椎名誠・葉親娘による訳本。自身もほぼ冒険生活をしている作家が関わった訳本らしく、頭のなかに情景が描きやすく、また読みやすかった。

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2016/06/19

抄訳と呼びたいほどではないけれど、完訳ではない。完訳を読みたかったら、本の説明の所に「完訳」と書かれている「十五少年漂流記」か、「二年間の休暇」を探すのがいい。 乙一の「The Book」で名前が出てきた時、そういえば読んだこと無いなと思い出して借りてみた。 読んでいる途中で、...

抄訳と呼びたいほどではないけれど、完訳ではない。完訳を読みたかったら、本の説明の所に「完訳」と書かれている「十五少年漂流記」か、「二年間の休暇」を探すのがいい。 乙一の「The Book」で名前が出てきた時、そういえば読んだこと無いなと思い出して借りてみた。 読んでいる途中で、センター・オブ・ジ・アースの原作を書いた人だと思い当たった。SFの父と呼ばれている人なんだって。 この物語に登場する少年達はただの少年達ではない。特殊な訓練を受けた超人達だ。人間の子どもにあるまじき判断力や行動力、豊富な知識を備えたフィクションの住人達。ライトノベルやアニメや漫画と同じ空気を感じる。俺TUEEEとかさすおにだとか。この作品を元にしたアニメや漫画も書かれているそうだけれど、そりゃあ、馴染むでしょうな。 この作品は文学作品としての寿命はもう終わりつつあるんじゃないか?「SFの父ジュール・ベルヌの作品」の肩書き以上の価値がこの話にあるとは思えない。次の百年間も読み継がれるかは疑問だ。とはいえ独特の魅力のある作品だし、既に百年読み継がれてきたのはものすごいことだ。 19世紀の人たちは、世の中をこんな風に見ていたんだな。そこのところは、すごく参考になる。 一緒に生き延びてきた黒人の少年に選挙権は与えず、寝起きするのも別の部屋で、多分、モコが一番優秀でよく働いているのに、注目されるのは白人の少年だ。登場する女性は母性の鑑そのものだし、過去を償うために死んだ船乗りのエピソードからは、死刑制度への賛意を感じる。 ドニファン(イギリス人)が旗を立ててるのを見ながら、ゴードン(アメリカ人)とブリアン(フランス人)が、「あいつもうこの島をイギリス領にしたつもりでいるよ」と話しているシーンはちょっと面白かった。当時のイギリスは国際社会から、こんな風に見られていたんだな。 悪党と戦うシーンも、普通に銃で撃って殺したり、大砲で吹っ飛ばしたりしててやばすぎ。確かに、殺さないと殺される場面だったけど、「人を殺す」ことへのハードルがもの凄く低くて、葛藤もないことにぞっとした。 あと、先住民族は文明人を見かけたら、挨拶代わりに虐殺する生き物だと思ってたみたいだ。逆じゃん。人権意識が欠けてると、こういうことになるんだなぁ…。子どもには読ませたくない本だ。 メープルシロップみたいにミルクが採れる「ガラクテンドロン」という木は、創作らしい。がっかり。 酪農と文学 30 http://www.rakunou.org/bun/no/no30.html 平出君雄 18世紀の終わり頃、凧からぶら下がって一人の女性が空を飛んだという英国新聞の記事の話(P.352)は本当なのかな?ちょっとググっただけじゃ分からなかった。 あ、でも、この作品が発表された数年後に、フランスで実行されたらしい。人は乗らなかったけど。70kgの砂袋が問題なく飛んだそうだ。 モデル島論争にぴったりの言葉がある。 「この作品はフィクションです」。きっと、ああだこうだ言い合うのが楽しいんだろうな。実際は、実在するいくつかの島の特徴を合わせたのがチェアマン島なのだろうけど。 それにしても、水や動植物が豊富な住みよくて大陸から50㎞くらいしか離れていない島が、無人島だなんてありえるの?まあ、フィクションだからね…。 チェアマン島を離れる時、ゴードンだけは辛そうにしていたのって、彼が孤児だからなんだろうな…。この島に来て、失った家族を手に入れたけど、元の場所に戻ったら、もう「家族」じゃなくて「同じ学校の子たち」だもん。お金持ちの後見人はいるけど、それじゃ足りないんだ。ここ切ない。 ドニファンたちが海岸でならず者達を見つけた時、臆病さのために何もできずに安全な場所で隠れていて、後でそれが正しい判断だったと分かるストーリー展開は、うまいなと思った。

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2015/10/04

あまりにも有名な物語なので、翻訳者の名前に目が止まらなかったら読み直さなかったかもしれない。気が付いてよかった。読んで良かった。 話の筋は知ってるのに、少年達の巻き込まれた冒険にハラハラし、暗闇に怯え、知恵や友情に胸が熱くなった。 訳者お二人によるあとがきも含めて、長年にわたるフ...

あまりにも有名な物語なので、翻訳者の名前に目が止まらなかったら読み直さなかったかもしれない。気が付いてよかった。読んで良かった。 話の筋は知ってるのに、少年達の巻き込まれた冒険にハラハラし、暗闇に怯え、知恵や友情に胸が熱くなった。 訳者お二人によるあとがきも含めて、長年にわたるファン冥利に尽きる一冊でした。面白かった‼︎

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2015/09/28

多分、この本を通して読んだのは初めてだと思う。 教科書などの断片や、もっと省略した内容は 子どものころよんだのだと思いますが、ほとんど 覚えていませんでした。 もしかしたら、訳本とは言え読んだのはやはり初めて なのかもしれません。 椎名誠とその娘さんが共訳したこの本は、確かに 訳...

多分、この本を通して読んだのは初めてだと思う。 教科書などの断片や、もっと省略した内容は 子どものころよんだのだと思いますが、ほとんど 覚えていませんでした。 もしかしたら、訳本とは言え読んだのはやはり初めて なのかもしれません。 椎名誠とその娘さんが共訳したこの本は、確かに 訳としても、なかなかスピード感があってすらすらと、 引き込まれるように読めるような感じです。

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