ミート・ザ・ビート の商品レビュー
3.0 どうってことない特に面白くもない物語なのに、読ませるのはさすがだと思う。でもやっぱりそんなに面白くはなかった。
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芥川賞受賞6年前の羽田圭介作品。関東の地方都市、変化の乏しい日常生活の描写をどう感じるかで評価は分かれるかもしれない。暴言かもしれないが、ジャンル小説に比べたら、純文学は大抵ダラダラしてる。そこが好きかどうかでしかない。
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叔父の家に住まわせてもらいながら、 予備校に通い、親には息抜きという体でバイトもしている。 バイト先は自転車で通うものの、20キロと遠い。 そんな折に、仕事先で仲良くなった仲間のうちホストもしているという、 仲間から車検が切れかけてる車をもらえることになるのだが・・・。 表題作の...
叔父の家に住まわせてもらいながら、 予備校に通い、親には息抜きという体でバイトもしている。 バイト先は自転車で通うものの、20キロと遠い。 そんな折に、仕事先で仲良くなった仲間のうちホストもしているという、 仲間から車検が切れかけてる車をもらえることになるのだが・・・。 表題作の中編と「一丁目一番地」の短編からなる2部構成。 2作品の共通点は、好奇心ってところでしょうか。 人にはそれぞれ好奇心があり魅了されるものがある、 と思いますが、 その対象が、いつ現れて、それが何かってことになる。 表題作では、車に魅了され、2作目では、競馬に魅了される。 本を読む人たちは、次読みたい本に魅了され、 読んでみて、面白かった、イマイチだったと何かしらの評価をくだし、 ブクロ利用者は、レビューを書く。なんてことを言ってみたり(笑)。
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東京から電車で約1時間の地方都市。勉強とバイトに明け暮れる予備校生「彼」の日常は、中古車ホンダ「ビート」を手に入れてから変わってゆく。デリヘル嬢との微妙な関係、地方都市の閉塞感と青春群像、マシンを操る身体感覚、作家の資質を鮮やかに示し、第142回芥川賞候補になった表題作。短篇「一...
東京から電車で約1時間の地方都市。勉強とバイトに明け暮れる予備校生「彼」の日常は、中古車ホンダ「ビート」を手に入れてから変わってゆく。デリヘル嬢との微妙な関係、地方都市の閉塞感と青春群像、マシンを操る身体感覚、作家の資質を鮮やかに示し、第142回芥川賞候補になった表題作。短篇「一丁目一番地」を併録。
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※このレビューにはネタバレを含みます
浪人生で、何故か家族から離れて地方都市の叔父の家に厄介になりながら予備校に通いバイトをする19歳男。 予備校やバイト先が遠くて通うのが大変なのを見たバイト先の先輩が乗らなくなったビートを譲ってくれた。車検通して名義変更して運転に慣れて、バイト仲間達やユナというデリヘル嬢と海に遊びに行く。そこで終わり。 なんなんだ? 読み口は、そんな悪くなかっただけに唐突な終わり方に納得行かない。 もう一つ短編が収録されてたが、もういいや。
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車についての細かい描写。初めて車を手にした高揚感、不安。そして一度手にするといじりたくなる。車のことはあまり興味が無いが確かに田舎にはこういう若者が今も存在する。車好きの人にとってはたまらない小説なんだろうなぁ。
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羽田空港の書店で物色中、文庫本裏面の「ビート」の文字に目が釘付け。 まさか、ミート・ザ・ビートって。 こういうのが読みたかったのです。 クルマ小説最高! しかも、ホンダ・ビートって。。 そりゃあもう、日常は一変するでしょ。 大学時代を思い出す。 母親から譲り受けた、ワインレッ...
羽田空港の書店で物色中、文庫本裏面の「ビート」の文字に目が釘付け。 まさか、ミート・ザ・ビートって。 こういうのが読みたかったのです。 クルマ小説最高! しかも、ホンダ・ビートって。。 そりゃあもう、日常は一変するでしょ。 大学時代を思い出す。 母親から譲り受けた、ワインレッドのスズキ・セルボモード(4代目)、3ドア5MT。 高校生の頃、アルトワークスとセルボモードで迷った父が、母が好きな色だと購入に踏み切ったのだが。。 色より何よりアルトワークスでしょ、と、セルボ納車後、一蹴されていたのを思い出す。 でも、ワインレッドのミッション・セルボ、めちゃくちゃ良かった。 免許取り立て、初めての乗り出しで、広島~高松~北九州と、数百km。 友達二人を乗せて、直島旅行。 彼らに付けられた我が相棒のあだ名は、「コガネムシ」。 コガネムシでの、体を丸めての車中泊、男三人ダンゴムシ。 A面B面何度繰り返されたことか、カセットテープのメデスキ,マーティン&ウッド。 印象的なベースのリフが、小さなスピーカーから割れんばかりに鳴り響く。 広島~北九州間は夜中に下道で幾度となく往復した。 その間、オイル交換、タイヤ交換、一切なし。 無知とはなんと素晴らしいことか。。 確か、ゴダールは「男と女と車」さえあれば映画は作れると言っていた。 この小説も然り、「男と女と車」で青春は作られる。 やっぱり、車はいいものだ。
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初めての自分の車。 テンション上がります。 興味の方向が今迄と違い世界がどんどん広がるような感じ。 いつか日常として落ち着くのだろうけど大学生になれるのかな…どこへ向かうのか見てみたくなりました。 「一丁目一番地」も競馬場の雰囲気に惹かれるのは、憧れとか刺激を求める若さを感じます...
初めての自分の車。 テンション上がります。 興味の方向が今迄と違い世界がどんどん広がるような感じ。 いつか日常として落ち着くのだろうけど大学生になれるのかな…どこへ向かうのか見てみたくなりました。 「一丁目一番地」も競馬場の雰囲気に惹かれるのは、憧れとか刺激を求める若さを感じます。
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#読了。初読み作家。芥川賞候補作品。 主人公のベイダーは、浪人生。叔父の家がある地方都市で、アルバイトをしつつ予備校に通う。バイト仲間との交流のなかで、ある日ホンダのビートを譲り受け、車の魅力に惹かれていく。 初めて読んだ作家さんなので、若者や地方都市の描き方などは、新鮮だった。...
#読了。初読み作家。芥川賞候補作品。 主人公のベイダーは、浪人生。叔父の家がある地方都市で、アルバイトをしつつ予備校に通う。バイト仲間との交流のなかで、ある日ホンダのビートを譲り受け、車の魅力に惹かれていく。 初めて読んだ作家さんなので、若者や地方都市の描き方などは、新鮮だった。車に例えて・・・ということなんだろうが、あの終わり方がなんとも言えない。他の作品もこういった感じなのだろうか。
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初!羽田さん作品。 読みやすいけど、別に安易な書き方ではない 描写が的確で表現がうまい!気持ちや状況を想像しやすい。 ストーリーはなんてことないかなー 山場とかも特に感じなかった。 全体的な雰囲気やキャラはわざとらしくなくてシンプルな感じ。 ベイダーが自転車こいでる感じとか、一人で車運転してる焦り感覚とか特に面白い。 どちらかいうと二つ目のマサルがダイエットしてて競馬に行く話の方が記憶に残ってるかも。 多分、ストーリーは忘れるけど表現の巧みさは理解。 学生には勧めづらいかな。 もー1冊くらいは読みたい!かな!
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