非婚ですが、それが何か!? の商品レビュー
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確かに、人口増にしろ女性活用にしろ、直接負荷がかかるのは残念ながら女性の側。そんなオーバーロードに耐えてまで、たかだか明治以降に定着したに過ぎない(保守層が都合良く解釈するところの)「伝統的社会」を維持する必要って?という疑問から始まる、日本フェミニスト界の重鎮と気鋭の女流詩人との対談。軽やかな語り口とは裏腹に男としては耳の痛い話題が並ぶが、なかでも結婚して子供を作るのが当然とばかり考えていた身からすれば、終盤の「何の為に子供を産むのか?」という問いには暫し考えさせられた。ただその一方で、上野氏らが女性を家庭に押し込める「伝統的社会」を相対化するのはわかるが、結婚と性愛を分離する現代欧米社会をそうしないのは何故?と思ったりも。
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上野さんが一周り下というか、親子の差のある非婚のエッセイスト、社会学者とおもいっきり語り合った今時の女の問題。非婚限定じゃないので、タイトルは多少ずれている感じがなくもないかな。
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