山口恵以子エッセイ集 おばちゃん街道 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この人の本は初めて。「小説家の人生に失敗はない。全部ネタ」のとうり、彼女の人生がそのままエッセイになっている。 43回のお見合い失敗。「書く」ということを子供の頃からあきらめなかったこと。最後の人生の教訓みたいなところは共感。「やれば゛できる」なんていうのは嘘。やってできることなんて100のうち2.3こ。人間は生まれながらに不平等なもの。だけど努力は夢がかなわくても必要なもの…など今までの人生の中からの言葉が痛快。
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(15-80) 『あしたの朝子』『食堂のおばちゃん』は、彼女の信念である「小説家の人生に失敗はない。全部ネタ」を実践したものだということが、この本を読んでよく分かった。そしてこの本もまた人生をぶち込んだ一冊。とても面白く読んだが、人生そのままを書くのはこのあたりまでだろうと思う。...
(15-80) 『あしたの朝子』『食堂のおばちゃん』は、彼女の信念である「小説家の人生に失敗はない。全部ネタ」を実践したものだということが、この本を読んでよく分かった。そしてこの本もまた人生をぶち込んだ一冊。とても面白く読んだが、人生そのままを書くのはこのあたりまでだろうと思う。時代小説も一冊読んだが、ちょっといまいちの感じがあった。 今後は人生は下のほうに流れてはいても、もっとフィクションが多い小説を期待したい。
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