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異文化理解力 の商品レビュー

4.5

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    57

  2. 4つ

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2023/06/12

カルチャーマップなどいくつかのフレームワークを用いて異文化コミュニケーションの気付きを与えてくれる本。グローバルで仕事をすることが当たり前になった昨今では良く理解すべきポイントを散りばめられていると感じるが、結局は巻末にあるように「私たちはみんな同じで、みんな違う」という点に集約...

カルチャーマップなどいくつかのフレームワークを用いて異文化コミュニケーションの気付きを与えてくれる本。グローバルで仕事をすることが当たり前になった昨今では良く理解すべきポイントを散りばめられていると感じるが、結局は巻末にあるように「私たちはみんな同じで、みんな違う」という点に集約されるのかと思う。結局ひとりひとり違う中で生きているため、相手が何を言っているかではなく何を意味しているかを聞くように心がけることが最も重要だと思う。

Posted byブクログ

2023/05/13

これはすごい本です。主にビジネスにおける各国の文化の違いを8要素のパラメータを使って明確に示してくれています。海外に行くにあたって英語を勉強するのも大事ですが、この文化の違いを理解することは同じくらい重要だと思えます。それぞれの文化の特徴が生まれた歴史的背景にまで言及しているのが...

これはすごい本です。主にビジネスにおける各国の文化の違いを8要素のパラメータを使って明確に示してくれています。海外に行くにあたって英語を勉強するのも大事ですが、この文化の違いを理解することは同じくらい重要だと思えます。それぞれの文化の特徴が生まれた歴史的背景にまで言及しているのがまた面白いです。説得のタイプの原理優先か応用優先か、の説明にイギリス経験論と大陸合理論の比較が出てくるところなんて最高です。 個人的にインド人と仕事をしているのですが、ハイコンテクスト、階層主義、柔軟な時間、関係ベースの信頼、などなど、実際に経験する身として心底納得できる説明でした。そういった外国人の文化の違いに対して、自分の文化と比較して批判したり不満をもってしまいがちです。本書の最も素晴らしい点は、そんな彼らの特徴を可視化して相対化してくれることで、優劣で語ることなく冷静に対処するマインドを持てるようになることです。 とは言っても、本書では慎重に優劣について言及しない配慮がなされていますが、その時々の状況によって文化の優劣が出てきても当然だと思えます。そこに一歩踏み込んでくれていたら良かったと思いつつ、それを語るとどうしても異文化の否定につながるので、難しいところですね。さらに、時代による文化の変化についてもあまり語られていません。ビジネスのローバル化によって、この国ごとの偏りが減り、より合理的な方向に収束していく未来もあり得るかも知れません。 改めて思うのが、外から見た時の日本人の厄介さです。ハイコンテクストであることを筆頭にあらゆる特徴が極端な方向に振れています。特に、関係ベースの信頼なのに、職場では打ち解けず、お酒の席の無礼講がないと関係を構築できないところ。私のようなあまり飲めない人には本当に厄介です。そんな日本人は、日本人だけで集められた時に最高のパフォーマンスを発揮するのではないかという仮説が頭に浮かびました。そうなると、移民政策や英語教育などが国力を低下させる、という可能性もあるなと。

Posted byブクログ

2023/02/19

様々な国の人と付き合っていく時の、物事や言葉の捉え方の違いを、ケーススタディを使ってわかりやすく解説している。 若干単調ではあるが、仕事などで海外と付き合いがある人なら参考になるかと。

Posted byブクログ

2022/11/04

仕事で海外社員の方と交流が増えたため、手に取った本。筆者が日本人でないため、少し読んでいて違和感があるが、非常に異文化についてまとまっている内容となっている。海外関連の仕事をする人にとってはマストな書籍かもしれない。国によって文化が異なるので、様々な国籍の方が集まる職場では、マネ...

仕事で海外社員の方と交流が増えたため、手に取った本。筆者が日本人でないため、少し読んでいて違和感があるが、非常に異文化についてまとまっている内容となっている。海外関連の仕事をする人にとってはマストな書籍かもしれない。国によって文化が異なるので、様々な国籍の方が集まる職場では、マネジメントに正解はない。他国の文化を理解して、モチベーションをupさせる必要がある。特に仕事に対してのフィードバックの方法には注意をする必要があると感じた。国によってフォローの方法がまるっきり異なる。 本文の抜粋で、この本を一言でまとめるなら、以下の文になるだろう。 ”グローバル環境において「気が利く」と言う事はつまり、相手と自分の文化の違いを理解して、「皆が心地よく良いパフォーマンスを出せる環境を作り出す」ことなのだ。”

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2022/08/15

昔の上司にも勧められ、今回グローバル研修をしていただいた講師にも勧められ再読。 国によって、コミュニケーションの方法、フィードバックの方法、決定の方法などが異なり、その国の人に受け入れやすい方法が例が出され説明されている。まずは、このような違いがあることを理解し、もし他の国の人と...

昔の上司にも勧められ、今回グローバル研修をしていただいた講師にも勧められ再読。 国によって、コミュニケーションの方法、フィードバックの方法、決定の方法などが異なり、その国の人に受け入れやすい方法が例が出され説明されている。まずは、このような違いがあることを理解し、もし他の国の人と一緒に働くこととなったら、再読し具体的な気を付けるポイントを確認してみよう。

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2022/07/24

国ごとの文化の違いによる仕事の進め方の違いについて、こんなにきれいにまとめた本は初めて読んだ。実際にこの知識を活用して仕事に生かしたいと思った。

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2022/07/14

異文化理解とはどのようなことか、ビジネスシーンをメインに、相手と交流する際の極意が書かれている。 授業の一環で読んだ。 著者の実体験など具体的な例を挙げながら、様々な観点から、異文化を理解し、適切なコミュニケーションを取るために私たちが気をつけることが事細かに書かれている。今...

異文化理解とはどのようなことか、ビジネスシーンをメインに、相手と交流する際の極意が書かれている。 授業の一環で読んだ。 著者の実体験など具体的な例を挙げながら、様々な観点から、異文化を理解し、適切なコミュニケーションを取るために私たちが気をつけることが事細かに書かれている。今の国際社会における必読書の一つだと思った。

Posted byブクログ

2024/07/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文化的な背景を理解した上で対応することについて。通り一辺倒とならず、文化的な傾向を知った上で対応することについて重要に思いました。 文化の違いによる期待される行動の違いについて。東南アジアにおけるボスらしくふるまうことの重要性などは、読んだ当初とても印象深く感じたのを覚えています。 とはいえここに書いてあることを実践したつもりで失敗するシチュエーションはそうていできました。①その国における集団の解像度が低い、ないしは一枚岩ととらえて雑に理解したつもりで修正することを怠る。②そもそも自分の行動をコントロールできていない、ないしは自分の行動の見え方についてある程度妥当な評価をできていない。 つまりは背景があるという一般論として同書籍の内容を把握しつつ、細かい修正や思考を怠らないことが結局は重要なのではないかという認識を改めて。

Posted byブクログ

2022/05/31

●はじめに 沈黙のボー、失聴のデュラック、インドの縦とも横とも取れぬ首振りなど。 →文化の違いで生じるビジネスコミュニケーションの難題を理解、対応するアプローチを提示する本 行き違いを避けられるように。 個性に着目することと、文化に着目することは両方重要。文化は知覚、認識、行動に...

●はじめに 沈黙のボー、失聴のデュラック、インドの縦とも横とも取れぬ首振りなど。 →文化の違いで生じるビジネスコミュニケーションの難題を理解、対応するアプローチを提示する本 行き違いを避けられるように。 個性に着目することと、文化に着目することは両方重要。文化は知覚、認識、行動に影響。(何を見て何を考え何をするか) これを読み解く力をつけるのが本書の目的 カルチャーマップ、という8つの指標を用いる。 国ごとの絶対的な位置ではなく、多国間の相対的な位置が重要。 目は二つ、耳も二つ、口は一つ。数に応じて使いなさい。異文化と交流する際は、話す前に耳を傾け、行動する前に学ぼう。(個人的に、孫氏の兵法、敵を知り己を知れば百戦危うからず、とも誓いと感じた) ●read the air 空気に耳を澄ます(コミュニケーション) 良い聞き手であることが大事 ★ロー/ハイコンテクスト アメリカが最もローコンテクスト、カナダ、オーストラリア、オランダ、ドイツ、イギリスと続く ハイコンテクストなのは、日本インド中国など。 言語もその地域のスタイルを反映する。 ハイコンテクストな文化圏は長い間共有した歴史を持つことが多い。日本は単一民族の島国。数千年の歴史。アメリカは数100年の歴史。世界各国の移民で成り立つ。 →文化的多様性のある国はローコンテクスト 国の間の相対的な位置が重要。 イギリスは決まったことを最後に口頭で繰り返すのが通例。文書となりフォローされる。フランスはしなくてもわかってる。 メールも、すぐ返事できない時はいつ返事するか返しておくのが米英。仏西伊やラテン系の国はやらないハイコンテクスト。 自分よりハイコンテクストな人の場合、とりわけ話をよく聞こう。 ハイコンテクスト同士が一番誤解が生まれやすい。 ★多分かのチームではローコンテクストなやり取りを行うべき。交代制で、一人がキーポイントを口頭でまとめる。各人が各々がやることを口頭でまとめる。一人が文書にして送る。信頼の欠如と取られないようにルール化には説明が必要。 ●さまざまな礼節の形(評価) ●全体への感想 NOEの人に感じていた、疑問、そんな直接的に、ぶっきらぼうに言わなくても、というのが紐解けた。 子供の時はローコンテクストだったはず。馴染めないわけはない。

Posted byブクログ

2022/05/07

原書The Culture Map をaudible で聴いてからの日本語で再読。グローバルチームで働く人の必読書。

Posted byブクログ