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日本の未来を考えよう の商品レビュー

4.1

22件のお客様レビュー

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2023/05/08

各種データを客観的に分析し、日本の未来のための視座を提供する本です。 ライフネット生命 創業者の出口さんの著書。 おもしろかったです。

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2021/08/09

"情報の関係性"と聞いて真っ先に思い浮かんだのが出口さんの本著。2015年の内容だけど、データをどう捉え、どのような関係性を見い出すか、勉強になった。 紹介されていた『日本国勢図絵』も購入。自分なりにアップデートしたい。楽しみ。

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2020/04/18

日本版ファクトフルネス。 ただ単なる数字の羅列を、出口さんの目線で立体的に切っていくスタイルで、その視線が勉強になります。 1次情報って小難しいけど、いろんな要素が詰まってて、それをどう見るかによってその人の感性が現れる。 現代は情報化社会で、2次情報・3次情報に溢れていて、も...

日本版ファクトフルネス。 ただ単なる数字の羅列を、出口さんの目線で立体的に切っていくスタイルで、その視線が勉強になります。 1次情報って小難しいけど、いろんな要素が詰まってて、それをどう見るかによってその人の感性が現れる。 現代は情報化社会で、2次情報・3次情報に溢れていて、もはや自分で考えることが不要になってしまった今だからこそ読みたい本。

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2019/10/04

縦と横の比較。 過去と世界との比較。 面白いデータが沢山出てきて、普段の思い込み、世間の感覚がいかにずれているかが確認できる。 日本が異様な国に見えてくるけど、それでもポジティブに考えている著者に敬意を払いたい。

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2019/03/31

日本の社会問題をデータで解説する。わかりやすいから良いよ。データで定説を暴くな本だから面白いし。要は池上彰と似てる。  高校生くらいにおすすめできる本だと思う。大学1年生も読んでほしいね。

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2021/02/09

日本の現状を統計で客観的に俯瞰するもの。発行から3年余り経過しているが、十分に参考になる。著者は、70か国以上、1200以上の都市を訪れたというから、さすがに世界的視野を持っていると感じる。特に気になったのは、以下の項目。 インターネットで使用されている言語は、英語27%、中国...

日本の現状を統計で客観的に俯瞰するもの。発行から3年余り経過しているが、十分に参考になる。著者は、70か国以上、1200以上の都市を訪れたというから、さすがに世界的視野を持っていると感じる。特に気になったのは、以下の項目。 インターネットで使用されている言語は、英語27%、中国語24%、スペイン語8%、日本語5%(Internet World Stats)。 日本の国会議員の年収は、アメリカの2倍、イギリスの4倍で、地方議員の報酬も世界で最も高い。日本では衆議院議員の3分の1が世襲議員で、アメリカ連邦議会の5%と比べて極端に高い。イギリスの上院は、1999年に世襲貴族の議員を750人から92人に削減した。 日本の自殺率は、人口10万人あたり21人で、OECD加盟国の中で4番目に高い(2014年)。1998年に25人に増加した後、毎年20人以上が続いている。特に、15~34歳の青年の死因では1位で、20%を占めている(2009年)。 Top 100 NGOs (The Global Journal) http://theglobaljournal.net/top100ngos/ https://drive.media/posts/6084 日本の起業活動者の割合は3.7%で、調査対象67か国中ワースト2位(Global Entrepreneurship Monitor)。 日本への外国人観光客数は、2013年に1000万人を突破した(2018年には3000万人を超えて、世界11位になりそう)。 農業保護政策のための高関税は、市民1人あたり月2003円の負担で、消費税率では3.4%に相当する(日本経済研究センター、2013年)。 日本のジェンダーギャップ指数は0.65で、世界142か国中104位(2014年)。男女間の賃金格差は70.9(欧米は80以上)、勤続年数格差は67.4(欧米は90以上)。日本では女性の就業率は、30代前後に一度下がり、40代後半に上昇するM字カーブを描くが、欧米ではそのような下落はない。女性の労働力率と出生率の関係は、2000年には正の相関を示すようになっている。 <考察> 世襲議員が多いのは国民の代表として相応しくないし、民主主義の障害でもある。選挙資金がかかること、地域の代表を選ぶプロセスができていないことなどが理由だろうか。 自殺率が高いのは、著者も指摘している通り、閉塞感や再チャレンジの難しさを反映しているのだろう。能力よりも人間関係(組織に対する忠誠心)を重視していることが、閉鎖的な社会を生む原因となっているのだと思う。起業活動者の割合が低いのも、新たな参入者を阻んだり、信頼関係を築くことが難しいことなど、社会が硬直化していることの表れではないだろうか。 未だにジェンダーギャップが大きいことは、女性の活躍を阻んでおり、社会の損失でもある。出生率を向上させることとあわせて、日本の最大の課題と言えるだろう。

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2018/11/10

日本を俯瞰する本 データによる裏付け 素晴らしい説得力 さすが日本生命の企画部 著者の見識の高さに圧倒された 日本の社会経済システムはあちこちで不適合を起こしている 時代に合わなくなっている 世界の潮流に合わなくなっている これらが放置されたまま、社会的非効率が拡大しているのが...

日本を俯瞰する本 データによる裏付け 素晴らしい説得力 さすが日本生命の企画部 著者の見識の高さに圧倒された 日本の社会経済システムはあちこちで不適合を起こしている 時代に合わなくなっている 世界の潮流に合わなくなっている これらが放置されたまま、社会的非効率が拡大しているのが、ここ30年 80年代までの「復興-キャッチアップ-バブル」の後、システムを革新できないでいる 「負の調整」を実行するリーダーシップを確立できなかった ガラパゴス症候群が諸悪の根源の一つ 総括的に良い勉強になりました データが大事 時系列と国際比較が大事

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2021/08/08

 冒頭に、本書の目的が説明されている。まさに出口会長がいつも言われているタテとヨコとはどういうことなのかがよくわかった。最近志向がビジネスにあまりに偏りすぎていたので、学生時代の問題意識を思い出させてくれた気がする。若い人が読むべき本である。 「僕は何事であれ、物事を考えるときは...

 冒頭に、本書の目的が説明されている。まさに出口会長がいつも言われているタテとヨコとはどういうことなのかがよくわかった。最近志向がビジネスにあまりに偏りすぎていたので、学生時代の問題意識を思い出させてくれた気がする。若い人が読むべき本である。 「僕は何事であれ、物事を考えるときは必ず『タテ軸とヨコ軸』を持つことを心がけています。  タテ軸とは時間軸・歴史軸。主に過去にさかのぼって同じような問題に直面した人はいないのかどうかを調べます。ヨコ軸は空間軸・世界軸。『他の国ではどうなのか?』『ライバル企業ではどうなのか?』といった情報を集めて比較することで、判断の精度を高めるようにしているのです。  この本は、できるだけ具体的なデータを使って日本の現状を世界(ヨコ軸)や過去(タテ軸)とを比較することで、日本が抱えている課題をよりクリアにしていくことを主たる目的としています。」 以下、興味深かった事実や記述など。 ・2014の輸入品目のうち、1位は原油・粗油で16.2%、2位はLNGで9.1%。通信機は3.3%だが、この大半はiPhone。 ・一人当たり医療費65歳以上71.7万円/年。45〜64歳27.7万円。 「健康寿命を延ばす方法として一番いいのは定年制を廃止して年齢フリーで働くことです。仕事をやめて家に閉じこもれば、認知症が進み、健康寿命も短くなることは統計的にも明らかです。  なお、福祉国家として有名なスウェーデンでは、いわゆる『寝たきり老人』がほとんどいません。  理由は単純で、延命治療をしないからです。むしろ自力で食事をとることも意思疎通を図ることもできない状態で延命だけを目的に治療を継続することは『老人虐待』であるという考え方すらあります。世界一の長寿国であるわが国こそACP(アドバンスケアプランニング:希望する終末期の医療を前もって意思表示していく仕組み)の導入が望まれるところです。」 「先日、日本のある医師が非常にきわどい提言をされていました。そこで紹介されていたのは二つの町です。  A町は小さな離島で、医療施設も特養もなく、いわゆる『医療崩壊』が起きている町です。介助してくれる人がいないので、どの老人も身の回りのことはすべて自分でやろうとします。そして、自力で生きることができなくなったら死ぬ。ある意味、動物型の死に方です。そのため、A町にはスウェーデンと同じように寝たきりの老人がほとんどいません。  かたやB町は、A町と同じくらいの人口規模ですが、医療施設も特養もたくさんある。少し具合が悪くなったら病院で手厚く看病してくれますし、ヘルパーさんもたくさんいる。でも平均寿命はどちらの町もおなじくらいだそうです。  どちらが幸せなのか?  これがその医師の提言です。…  ちなみに北欧では、市民に自立の考え方が行きわたっており、子どもの自立、女性の自立、高齢者の自立が高福祉の背景にあると言われています。したがって、高齢者自らが子どもの世話になりたいなどとは考えず、子どももまた親を引き取るようなことはないのです。結果的に認知症も進まず、足腰もそれほど衰えないそうです。」 ・日本の労働生産性は34か国中22位。G7の中では最下位。 ・産業別の労働生産性では、「一般機械」と「輸送用機器(自動車)」に関してはアメリカ並み。非製造業、中でも電力・ガス・水道、卸売・小売、飲食・宿泊が顕著に低い。

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2017/11/13

データで日本と世界を比較した本。数値で語られていて現実をよく理解できた。 データ集めた人大変だっただろうな。。。

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2017/07/02

社会福祉士の勉強でデータや統計処理の方法が含まれていたのだけど、この本を読んでその意義を理解できた感じ。 文章だけではない、資料に当たることが大切。

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