海外SFハンドブック の商品レビュー
ブグログに感想を書かれている方は基本的に本好きの方だと思うが、皆さん、面白い本をどうやって見つけているのか非常に気になる、というか、良い方法があったら、是非、教えていただきたいな、と思う。 私にも、自分なりの方法がいくつかある。 まずは、本屋を、時間をかけて見て回ること。コロナ...
ブグログに感想を書かれている方は基本的に本好きの方だと思うが、皆さん、面白い本をどうやって見つけているのか非常に気になる、というか、良い方法があったら、是非、教えていただきたいな、と思う。 私にも、自分なりの方法がいくつかある。 まずは、本屋を、時間をかけて見て回ること。コロナ拡大後は、その前よりも回数は減ったけれども、緊急事態宣言が出ていない時には、今でもよく行く。私が好きなのは、神田神保町の三省堂本店。1Fは雑誌を含む総合売り場、2Fは文庫・新書・文学・ノンフィクション、3Fはビジネス書、4Fはあまり行かない、趣味の本程度。5Fは理工学書であり私は行かない。6Fはコミック、時々語学書。一時期タイで勤務していた時、日本に帰国する際には、三省堂本店めぐりが本当に楽しみだった。2-3時間をかけて、20-30冊の本を選んでバンコクに持って帰っていた。 同じように図書館を時間をかけて見て回ることもするが、図書館には新しい本が頻繁に入るわけでもないので、本屋めぐりほどの面白さはない。 次に参考にするのが、ブグログ。 何か面白そうな本はないかな、という感じの探し方もするけれども、私の場合には、読もうと思った本についての皆さんの感想をチェックすることの方が多い。面白そうだと思って、買ったり図書館で借りたりした時に、その本が自分好みでなかった時ほど、がっかりすることはない。本は良し悪しではなく、好き嫌いなので、あくまで参考情報として読ませていただくが、ブグログの感想は経験的には非常に有益。 もう一つが、書評・ガイドブックの類。 本書、「海外SFハンドブック」は、これまで読まず嫌いだったSFをきちんと読もうと思って買い求めたもの。書店に行くと、SFの本が沢山並んでいて、何から読むべきなのかについて全く知見を持たない。本書からたどり着いた、例えば、テッド・チャン、アーサー・C・クラーク、ジェイムズ・P・ホーガン等は本当に面白く、このガイドブックを買ったことは、今のところ正解だ。
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ハヤカワSFの中から有識者が選んだオススメの作品が紹介されているブックガイド。2015年の本なので比較的新しい作品が収録されているのがポイント。 作品や作者に対する読み物も多数収録されているが、個人的にはオススメ作品のリストが欲しかったのでその辺りは読み飛ばしている。 ある程...
ハヤカワSFの中から有識者が選んだオススメの作品が紹介されているブックガイド。2015年の本なので比較的新しい作品が収録されているのがポイント。 作品や作者に対する読み物も多数収録されているが、個人的にはオススメ作品のリストが欲しかったのでその辺りは読み飛ばしている。 ある程度SF作品を読んで、より深く知りたいと思ったときに読み返すと良さそう。
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「SFハンドブック」「新・SFハンドブック」を踏襲した構成。積読ばかりで全然読んでないのが心苦しかったけど、ガイドブックとして楽しめました。
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SF史全体を知るために、名作を時系列で片っ端から読んでいく、なんていうことは現実的にできないので、これを一冊読んで、まず全体を俯瞰してみるのがよいかなと。 SF通ぶって、知ったかぶりしたい人(私)には最適。
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年代別の総評が良かった。SF自体は、今盛り上がっているのかよくわからないけと、これを読むとまた色々読みたくなりました。 個人的には、ウイリアムギブソンが解説されていて良かったです。
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今回は、ブクログ登録用にオールタイムベストランキングと、クラーク、アシモフ、ハインラインなど有名作家の代表作を中心としてチェック。 代表的な作家の紹介だけでなく、作品のあらすじや簡単な海外SF史も載っていたり、SFファンである国内作家らの薦める1冊も掲載されていたりして、知った...
今回は、ブクログ登録用にオールタイムベストランキングと、クラーク、アシモフ、ハインラインなど有名作家の代表作を中心としてチェック。 代表的な作家の紹介だけでなく、作品のあらすじや簡単な海外SF史も載っていたり、SFファンである国内作家らの薦める1冊も掲載されていたりして、知ったかSFファンへの道が更に拓けるw SF白帯もいいとこなんで、このジャンルにもっと詳しくなりたいし、あと単純に楽しみたい。
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早川 SF のハンドブックはこれで 3 冊目かな。 海外に絞ったのと、作者ごとの説明、国内作者の選ぶベストが、これまでと違うところですね。 やはり、最近の作品の紹介が増えているのがありがたいところです。 後半 1/3 は目録なので、購入前にご確認を。(^^;
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索引と早川文庫のデータで結構なページ数を使っているため、実質300ページ弱。 必読書100選が非常にありがたい。 『たったひとつの冴えたやり方』しか読んでない…。全部読みたいな。
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1990年発行「SFハンドブック」と2001年発行「新・SFハンドブック」をカバーがすり切れるまで読み込んだSF者としては、待望の最新版ハンドブック。ゼロ年代以降の新しい作品の情報が網羅されていて、古いSF者にはありがたいです。また、対談に登場する長谷・藤井両氏が鴨とほぼ同年代で...
1990年発行「SFハンドブック」と2001年発行「新・SFハンドブック」をカバーがすり切れるまで読み込んだSF者としては、待望の最新版ハンドブック。ゼロ年代以降の新しい作品の情報が網羅されていて、古いSF者にはありがたいです。また、対談に登場する長谷・藤井両氏が鴨とほぼ同年代で、発言がいちいち「わかる、わかる!」のオンパレードでとても楽しかったですわ(^_^) ただ、これまでの2作に比べると読後感はかなりあっさりしていて、「えっ、これだけ?」というのが正直な感想。 全体の約3分の1を書誌が占めていることが大きいと思いますが、情報源が他にもたくさんあるSF史にかなりの紙面を裂いているのはちょっともったいない気がしますし、ジャンルごとのコラムがミリタリーSFだけというのも寂しい感じ。これまでの2作は、あの偏愛に満ちたジャンルごとのコラムが一番読み応えあったんだけどなー。 全体的なイメージは、広く浅く漏れなく押さえました、という感じで、比較的SF初心者向けのターゲティングかなと思います。
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