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惑星クラトカンの罠 の商品レビュー

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2023/08/14
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・1005話:フェロイ星系への決死隊 惑星"試験地1"(セイント・ヴェイン)で、惑星キルクールのベッチデ人サーフォ・マラガン/ブレザー・ファンドン/スカウティを捉えたアイチャルタンは、海洋生物の末裔で、頭蓋の付け根に襟のようにかこむ海綿状のふくらみがあり、除骨に似た腹部からは本来の腕よりも長い触角が突き出て驚くべき可動性を持っているそうで、容姿がよく想像できない。 アイチャルタンに尋問されると、ベッチデ人も頭に埋め込まれたスプーディが落ちてしまった。自己防衛なのか。 知生体を殺すことが禁じられていて、艦に戻してくれたアイチャルタンはとてもまともな種族だと思う。 クラン艦《サントンマール》はアイチャルタンの攻撃を受けて、第2艦長ダボヌツァー以外逃げてしまい、アイチャルタンの3=マルリから届けられた3人は、《ヴァッコム》で逃げようとする。 阻止するダボヌツァーを3=マルリが殺してしまうが、やはり死んでしまう3=マルリの方が正しい行いをしたと思う。 《ヴァッコム》がクラトカン第4偵察機に発見されてほっとした。 ところで、タイトルのような決死隊と言うよりも、逃げ出したいベッチデ人と、救援を待ちたいクラン人第2艦長ダボヌツァー の攻防の話だ。 ・1006話:惑星クラトカンの罠 クラン人が宇宙航行種族となったのは、1250年前で、すでに強大な星間帝国クランドホル公国を建設していた。 支配者の3人の公爵に助言を与える謎の人物がいるらしい。 救出されたベッチデ人は、クラトカン基地に連れてこられた。 指揮官チェルタイトリンは、基地を脱出しようと企んでおり、ベッチデ人が公国から調査に来たと考えてしまう。 これまで読んできて、どうもクラン人は情けない印象が強い。 新しいスプーディを頭に埋め込まれたベッチデ人3名は、チェルタイトリンの陰謀で、行方不明者の捜索に出されてしまう。 暗殺の命を帯びた大トカゲ種族ターツ人のロルドスはかわいそうな役柄だ。 ベッチデ人3名が暗殺を逃れ、ロルドスが和解した結果、チェルタイトリンの陰謀も脱出計画も明らかになったのは自然の流れだ。 《ブロッドム》で第17艦隊のネストに向かうシーンで話は終了する。

Posted byブクログ