藪医 ふらここ堂 の商品レビュー
身なりに構わず、寝坊、酒飲み、気に食わない患者は怒らせるあるいは逃げる。 そんな型破りな小児医・天野三哲。 本当は『藪医』ではないのだが、その辺りをもっと楽しく魅力的に書いて欲しかった物足りなさがある。 お亀婆とお安おばさんの熟女による鞘当ては楽しかったが、次郎助・おゆん・おみ...
身なりに構わず、寝坊、酒飲み、気に食わない患者は怒らせるあるいは逃げる。 そんな型破りな小児医・天野三哲。 本当は『藪医』ではないのだが、その辺りをもっと楽しく魅力的に書いて欲しかった物足りなさがある。 お亀婆とお安おばさんの熟女による鞘当ては楽しかったが、次郎助・おゆん・おみちの三角関係はいま一つ。 ドタバタとシリアスとのバランスがもう一つだったのでテンポが悪かった。 ただ続編があるのかも知れない。
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朝の連続テレビ小説になりそうなぐらい爽やかな本でした。 藪で評判の「三哲」と娘「おゆん」が営む「ふらここ堂」が舞台です。 さっくり笑える場面が多く 下町の温かいやりとりが心地よかった。 何しろ、まかてさんの小説の中でも一番の引っ込み思案の「おゆん」ちゃんだもの 親近感が湧い...
朝の連続テレビ小説になりそうなぐらい爽やかな本でした。 藪で評判の「三哲」と娘「おゆん」が営む「ふらここ堂」が舞台です。 さっくり笑える場面が多く 下町の温かいやりとりが心地よかった。 何しろ、まかてさんの小説の中でも一番の引っ込み思案の「おゆん」ちゃんだもの 親近感が湧いてしようがなかった。 黙っていてもわかってくれる大人たちの中で生きていた と自覚して 1歩踏み出していく「おゆん」ちゃんがいじらしい。 ますます、テレビ小説向きじゃないかな~~ ただ、表紙は、「三哲」の診察の様子だと思うんだけど、 ちょっと違和感があった。 主役は、「三哲」ではなく「ふらここ堂」じゃないかなと。 「角屋」さんとつながって、ふらここがあって、みんなが集まってくるような空間。 幸せ感が詰まった絵、ちょっと見たかったな。
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江戸神田で小児科医をしている三哲と娘のおゆん,その周りの人々とのあれこれ.三哲先生の御典医に推挙されてのドタバタすったもんだとおゆんの恋愛など次から次へと賑やかに日々が過ぎていく.薬問屋の佐吉の一件は理不尽で,悲しいことでした.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神田三河町界隈で「藪のふらここ堂」とあだ名されている小児医・天野三哲。医者らしからぬなかなかの豪快キャラで楽しませてくれる。寺子屋の「初登山(しょとうざん)」や御家人の妻の「御乳持(おちもち)」、当時の恋愛事情などさまざまな江戸知識もちりばめてあるし、火傷は冷やしてはいけないなど思わず「へぇ」となる医療知識なども盛り込んであってためになる。
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ヤブ医者と呼ばれている三哲が本当は…。キャラクターの濃い登場人物達のやり取りや、三哲の娘おゆんの恋物語(*´∀`*)時代小説をあまり読まないのですが、サクサクと読みやすく面白かったです!2015.09.30読了
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朝井さん、 最近あたりがなかったのですが、 今回はタイトルから 期待値が高く、 そのまま平行して 読み終えることができました。 三哲さんの患者に対する姿勢も それを見ているおゆんの安心感も ドラマを見ているように彩があって。 楽しく読了
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江戸時代のハートフルなファミリードラマ的な感じの本。ラブコメあり。 近所の人たちと距離が近くてびっくりした。 昔はこんな感じだったのかなぁ。
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