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岸辺のヤービ の商品レビュー

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70件のお客様レビュー

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2020/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コロボックルとか、ガンバとか、ニングルとか、ムーミンとか、湖沼地帯の描写のどこかに潜んでいるドリトル先生とか、懐かしいモチーフが温暖化の時代に出てきていて(あの頃は氷河期の心配をしていたような気がする)うれしくなった。 この人ならではの静かさと奇想天外さと。

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2020/03/04

できれば、自分が10代の前半に読みたかった! そして、また大人になってから読み返したい、と思う本だった。 生命の不思議、大切さ、季節を感じること、自分を取り巻く環境に向き合うこと。 自分に子供ができたら読ませたい。

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2020/01/14

ヤービ、可愛い。でも可愛いだけじゃない。 静かに丁寧に生きてゆくこと、世界に対する好奇心。語り口が優しく丁寧で上質な手触りです。

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2019/12/14

これは大好きな世界だ!ヾ(゚▽゚*)挿し絵もすっごく可愛い(*´∇`*)水中を自由にうごきまわれるスーツが欲しい!(^o^)♪ヤービ一族と関わるのはウタドリさんだけにして欲しいけれど…

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2019/12/05

教師のわたし(ウタドリ)がマッドガイド.ウォーターの岸辺に棲む、小さな生きものヤービを語る物語。 章ごとのタイトルとサブタイトル、語り口調、字のフォントなどが可愛いらしくて、どこか懐かしい作りになっている。 物語自体もさほど、ハラハラドキドキする場面は少なく、やさしく、穏やかに進...

教師のわたし(ウタドリ)がマッドガイド.ウォーターの岸辺に棲む、小さな生きものヤービを語る物語。 章ごとのタイトルとサブタイトル、語り口調、字のフォントなどが可愛いらしくて、どこか懐かしい作りになっている。 物語自体もさほど、ハラハラドキドキする場面は少なく、やさしく、穏やかに進んでいく。 でも、たくさんのテーマがみてとれた。 環境問題、経済問題と親のイライラ等。私は、名前について話す場面が印象的だった。叔父さんが、ヤービたちの名前の考え方を、そのもののためだけの特別な名前に変える時期じゃないかな?というところ。私が子育てをしていた頃、「〇〇ちゃんのお母さんって言われるのは嫌だ」って言われ始めた。それを思い出した。名前ひとつにしても、時代やコミュニティの社会性を映し出す。

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2019/11/30

ファンタジーなのかな?と少しためらっていたけど、2巻も発売されたことにより挑戦。 ウタドリさんが、ヤービから聞き出したヤービ族たちのお話。 冒険もあるけど、ドキドキよりほんわかしている。 ヤービたちの暮らしが楽しそう。 ウタドリさんの暮らしも。 続編もたのしみです。

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2019/11/21
  • ネタバレ

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 ヤービ、かわいい!大好き。  他のものの命をいただいて生きることに感じる罪悪感。切なさ。梨木香歩さんはこんなふうに一つ答えをくれた。  ムーミンの世界と読み比べてみたい。

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2020/03/03

2016.1。 おとなでも十分楽しめる。世界観が梨木さん。いつも思うけど、自然、森、湖を書くのがうまい。目に浮かぶ。

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2019/11/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

梨木さん久々の児童文学! 森、そこに住む生き物たち、ボート、違う種族との交流、梨木さんの好きなものがめいっぱい詰まってる感じ。 突如放浪に出ちゃうお母さんもいれば、母が精神病んでるっぽい女の子が「きょげんへき」持ちだったり、その子に影響されて拒食症になっちゃう女の子などなど、書いてると結構暗いような要素もふんわりとつつまれて、優しいファンタジー世界の中に存在している。まあ、そういうこともあるよね、という程度の感じがなんともらしいな、と思う。 他の生き物によっていのちをつなぐ、ということ、「大きい人」たちによってヤービたちの世界が壊されつつあるということ。この辺のテーマもいかにも梨木さん、という。この辺りは、また続巻で…という感じかしら。 「同じ、生きものどうしだからね」っていうパパ・ヤービの言葉がじんわり沁みてくる。 ウタドリ先生を通じたあくまでやさしいまなざしが、ゆりかごにいるみたいな心地よさでヤービの世界に浸らせてくれる。 「お礼をしたいんです」 …… 「そんな必要はないんですよ」 というヤービとウタドリ先生の最初のやり取りがもう、なんだかいいな、とじんわりしてしまった。

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2019/10/19

人とヤービたちの交流があり、それが穏やかに描かれている。「ウタドリさん」は思慮深く、心優しく、物語るにふさわしい人だ。

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