松浦弥太郎の「男の一流品カタログ」 の商品レビュー
松浦弥太郎氏の、一流品カタログとエッセイ集。ちょっと奇をてらい過ぎたのか、選んだ100のモノを欲しいなと共感できたものはほとんどない。自分流の一流品とは、結構バイアスがかかるものだなあ。 そんな中でも、バー・ラジオの尾崎店主との対話が興味深かった。「美しくしていくのが使い手の...
松浦弥太郎氏の、一流品カタログとエッセイ集。ちょっと奇をてらい過ぎたのか、選んだ100のモノを欲しいなと共感できたものはほとんどない。自分流の一流品とは、結構バイアスがかかるものだなあ。 そんな中でも、バー・ラジオの尾崎店主との対話が興味深かった。「美しくしていくのが使い手の使命。」ジョンロブの靴に例えて、手入れすることでもっといいものになると。中途半端なモノを買ってはいけない。そしていいモノには官能がある。奥ゆかしい言葉だなと思った。 結局、一流品とは何か。だれかが、心を込めて作ったもの。丁寧に過ごした時間が、ある品物に宿る感覚。常にシンプルで、整った常態であるのは難しいけれど、自分の為の一流品カタログを作ってみたいなと思った。
Posted by
- 1