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はじめての不倫学 の商品レビュー

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23件のお客様レビュー

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2022/03/06

この本は、不倫を「発生を防ぐべき社会問題」として捉え、不倫を予防するための処方箋を提案するというコンセプトを掲げる。他の同じテーマの本と共通する内容として、不倫自体は防げない、なくならないものだということ、そしてその端緒である厳格な一夫一婦制自体が、人類の歴史において定着したのは...

この本は、不倫を「発生を防ぐべき社会問題」として捉え、不倫を予防するための処方箋を提案するというコンセプトを掲げる。他の同じテーマの本と共通する内容として、不倫自体は防げない、なくならないものだということ、そしてその端緒である厳格な一夫一婦制自体が、人類の歴史において定着したのはごく最近であり、それ自体が抑圧だとする向きもあるということが書かれていた。様々な時代や社会において婚外セックスがどのように捉えられてきたかを列挙したうえで、家庭を壊さない婚外セックス、婚外セックスを前提とした夫婦関係、またポリアモリーの在り方を例に、丁寧な考察を重ねる。最終的に、「現行の夫婦関係を維持するために行うポジティブな婚外セックスを条件付きで受容する社会」を処方箋として提案していた。 筆者の提案する「処方箋」が、今の社会に受け入れられるのはなかなか難しいと思うが、不倫を社会問題として捉え考察する視点は興味深かった。不倫を単に不届き者の悪行として個人に責任を押し付けるのではなく、不倫によって当事者が受ける不利益や家族に与える悪影響を社会や経済の問題として把握した上で、不倫を生みやすい環境や社会をどう変えていくか?という視点で考えることは非常に意味がある。不倫は、本音と建前というものが機能せず、グレーゾーンがどんどん小さくなり、何でも白黒つけようとする現代社会の弊害なのかなと思った。 個人的には、夫婦関係が良好に保たれており、パートナーにまったく気取られることなく婚外セックスをし、そのことが夫婦関係を良好に保つことに寄与するのであれば、それを無理矢理に暴く必要もないのではないかと感じるが、制度としてそれが「アリ」になり、おおっぴらにそういうことがまかり通るというのはやはり受け入れがたい。また、読んでいてひとつ気になったのは、事例としてあげられているケースの中で、既婚女性が独身または既婚のパートナーとの婚外セックスを上手にこなしている例がほとんどなかったことだ。婚外セックスを(条件付きで)受容する社会を目指すのであれば、それは男性だけでなく女性にも適用されるべきなので、女性の例もあると良かったと思う。

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2019/06/12

学問としてアプローチはしているが、納得感はあまり感じられない。 男女それぞれの事例は示唆に富んでいるが。

Posted byブクログ

2018/11/05

不倫の学問。 メモしておきたいのは、 ・性欲と性交欲は別物。そのため、不倫をしている人には「セルフプレジャー(マスターベーション)」では代替できない ・一夫一婦制は、ほかの制度に比べてうまくいっているだけで、人類にとって最適ではない。複数の人を好き(ポリアモリー(複数恋愛))にな...

不倫の学問。 メモしておきたいのは、 ・性欲と性交欲は別物。そのため、不倫をしている人には「セルフプレジャー(マスターベーション)」では代替できない ・一夫一婦制は、ほかの制度に比べてうまくいっているだけで、人類にとって最適ではない。複数の人を好き(ポリアモリー(複数恋愛))になるのは生物として自然なのかも。 ・「クーリッジ効果」:新しいメスとの性的パートナーとの出会いがあるとオスの性的欲求が回復する現象 また、不倫がうまくいくのは自身の家族との関係が良好であることという矛盾が皮肉でした。。

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2018/10/28

一般社団法人ホワイトハンズ「風テラス」が悪徳スカウト、悪質違法風俗店に斡旋!これは酷い!! https://daiwaryu1121.com/post-15243/

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2018/10/13

不倫をウイルスないし災害としてとらえ、減災の観点から不倫ワクチンとして婚外セックスの社会制度化を主張している。

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2017/07/08

読了。今の自分にとって、 不倫したりされたりする心配は、遠いので、途中から自分の心のテンションが下がった。交際クラブの話は、ドキドキした。不倫は、やはり子供がいたらアウトと思う。それだけと思う。 この考えが、はじめからあったわけではない。やはり子供ができて、育児に少しだけ関わっ...

読了。今の自分にとって、 不倫したりされたりする心配は、遠いので、途中から自分の心のテンションが下がった。交際クラブの話は、ドキドキした。不倫は、やはり子供がいたらアウトと思う。それだけと思う。 この考えが、はじめからあったわけではない。やはり子供ができて、育児に少しだけ関わったからと思う。子供が生まれてきたとき嬉しかったが、父親の自覚は1ミリもなかったと思う。それが、一緒にいると変わりはじめたと思う。子供が自分を母親の次の存在と認識してもらったとき、自分に自信が生まれた。 将来、奥さんが、どんなすばらしい素敵な男の人をつれてきて、今度からこの人が新しいお父さんよと言っても、私が承認しなければ、ありえないと思った。揺るぎない信頼をもらったと思う。だから裏切ったら駄目だと考える。でも思春期になるとお父さん臭いと言われるのだろうな。もう言われてるし、覚悟はできたので、乗り越えれるだろう。子供にとって大事なのは、お母さん、お父さんが仲良くしてることが、一番大事なことと思う。それをするにはどうするかを話し合うことなのだろう。

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2016/11/30
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う~ん・・・なんかモヤモヤしています。 「不倫ワクチン」を手に入れを!開発しろ!という割には、最後は「エイズも不倫を止められない」となり、結局「浮気(不倫)は仕方がないもの?」な感じでした。

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2016/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

○引用 かつては倫理や道徳の問題だったが、現在の心理学的アプローチにおいては不倫を「夫婦の関係性の問題+本人の成育歴の問題」として捉える視点が主流である。 自立とは、多くの依存先を確保している状態 「自分の感情を自力で腑分けできる」ようになる。これによってメンタル面でのトラブルの解決速度が上がる。 できる唯一のことは気持ちを伝えることだけであり、それができた時点で恋愛や不倫は「成功」であり、かつ「必要十分」なのではないか

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2016/10/02

このところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。 2016/5/25

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2016/09/09

名著だと思う。 結婚とは何か 夫婦とは何か 恋愛とは何か セックスとは何か 誰も教えてくれないこれらのことが 考えやすくなるように 情報を整理してくれている。 生活と恋愛とセックスと 3本の柱がすべて 安定的に立っていることはほとんどない。 絶望を受け入れて 前向きに自分...

名著だと思う。 結婚とは何か 夫婦とは何か 恋愛とは何か セックスとは何か 誰も教えてくれないこれらのことが 考えやすくなるように 情報を整理してくれている。 生活と恋愛とセックスと 3本の柱がすべて 安定的に立っていることはほとんどない。 絶望を受け入れて 前向きに自分の道を行くしかないことを この本は教えてくれる。

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