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シフォン・リボン・シフォン の商品レビュー

3.8

23件のお客様レビュー

  1. 5つ

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2017/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017/2/2 1話目が最も揺さぶられた。 毒親に腹が立って腹が立ってそれにいいように使われてる娘にも。 最後に洗脳が解けてよかったけど。 少し自分と重なるんだよね。 だから叫びだしたくなるような感情が沸いてきて困惑する。 私はここまでじゃないと思うし、それぐらいはどこの家でもあるだろうとも思う。 現実は捨てるほどじゃないと思うからフィクションでは捨てて欲しかった気もする。 いい下着とパジャマが欲しい。

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2016/10/15

近藤さんの書く本に出てくる「母」や「介護」っていう存在っていうのは、すっごく身近で、逃げたいけど逃げられない。関係を切ったら、自分もその傷口がふさがらない。だけど、、、すごく、悩ましい存在として描かれていて、そんな中でも自分の人生を生きていく人のお話がちりばめられている。ほっとす...

近藤さんの書く本に出てくる「母」や「介護」っていう存在っていうのは、すっごく身近で、逃げたいけど逃げられない。関係を切ったら、自分もその傷口がふさがらない。だけど、、、すごく、悩ましい存在として描かれていて、そんな中でも自分の人生を生きていく人のお話がちりばめられている。ほっとするな。 こういう下着。ほしいな。それとパジャマもね。

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2016/08/24

自分を大切にすることは人に大切にされることとは訳が違う。 自分の体に合った素敵な下着を着けるとき、外の世界でも私自身を失わず私でいられると言ったら大袈裟だろうか。 特別な日を生むのは自分だ、そう思うと自分を大切に名一杯可愛がってあげたい気分になる。

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2016/07/01

栄えてない町にできる、下着店の話。 誰にでも悩みはあるし、それをわかってくれる人がいたり、いなかったり・・・。 少し避けたがる、”下着”をモチーフにして展開される話が新鮮だった。 自分に合った下着を見つけるように、その人に合った人生があるはず・・・・

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2016/05/12

近藤史恵のシフォン・リボン・シフォンを読みました。 きれいな下着を身に着けていると、自分がとても大切に扱われているような気がする。 あなたが、あなた自身を大事に扱っているのだから。 水橋かなえは東京で開いていたランジェリーショップを他人に任せて、自分は田舎の町に帰ってきました...

近藤史恵のシフォン・リボン・シフォンを読みました。 きれいな下着を身に着けていると、自分がとても大切に扱われているような気がする。 あなたが、あなた自身を大事に扱っているのだから。 水橋かなえは東京で開いていたランジェリーショップを他人に任せて、自分は田舎の町に帰ってきました。 田舎の町できれいなランジェリーショップを開いたかなえとその町に住む人たちの物語でした。 かなえは乳がんにかかって手術を受けていたり、彼女が帰ってきた理由は母親が介護を必要とするようになったためだったり。 力まずに生きているかなえの行動がとても魅力的に感じました。

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2015/11/23

ある下着店にまつわるお客さんや店主の家族の話。 美しい下着を身に纏い、「うふふあはは」なふわふわのお話。ではなく。 介護の話、親子関係の話。心を抉られるような表現がいくつも出てきて共感してしまいます。 家族は、決してきれいなものだけではできていない。お互いに棘を刺し、刺されてい...

ある下着店にまつわるお客さんや店主の家族の話。 美しい下着を身に纏い、「うふふあはは」なふわふわのお話。ではなく。 介護の話、親子関係の話。心を抉られるような表現がいくつも出てきて共感してしまいます。 家族は、決してきれいなものだけではできていない。お互いに棘を刺し、刺されている。それは、意識的なこともあれば、無意識のうちにやっていることもある。 それでも、最初で最後の関係だから、うまくやっていかなくっちゃね。たとえ、きれいでなくっても。 すぐに理想化してしまう私には、よかったかもしれません。

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2015/11/20

現実を生きることは決して綺麗ごとではすまない。そんな毎日の中で綺麗なものが生活に彩りを与えてくれる。 痛みを抱えているからこそふわふわ夢のような癒しや元気を貰える何かをみんな必要としているんだと思う。 大切な存在を慈しみ自分のことも大事に扱って生きていきたい。

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2015/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルがなんだか甘い優しい物語を予想させるけれど 近藤史恵さんの小説だもの、そうはいかない。 胸の奥が痛くなるような現実を抱えながら 自分では気がつかない闇に蝕まれていたりもしながらも いつもと違う、美しい下着で気持ちが癒され 一歩、前に進むことで、思ってもいない前が開ける つらい現実も、明るい未来も、ドンとこいな気分になれる すてきな小説でした

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2015/08/30

さびれた商店街に開店したランジェリーショップ。訪れる人達の心が少しずつほどけていく。見えないところを着飾るのは自分を大事にすること。可愛い下着も時には良いかも

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2015/08/25

どうしても介護の問題に目が行くのは仕方ないんでしょね。 親の面倒を見る人間は、親の人生の一部も引き受けるということになるんでしょうね。

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