ワーク・ルールズ! の商品レビュー
グーグルの人事担当上級副社長が2015年に出版したグーグルでの人事制度を通じた人事の本。人事担当になったらもう一回読もう(ならないけど)。 1.仕事に意味を持たせる 2.人を信用する 3.自分より優秀な人だけを採用する 4.発展的な対話とパフォーマンスのマネジメントを混同しない ...
グーグルの人事担当上級副社長が2015年に出版したグーグルでの人事制度を通じた人事の本。人事担当になったらもう一回読もう(ならないけど)。 1.仕事に意味を持たせる 2.人を信用する 3.自分より優秀な人だけを採用する 4.発展的な対話とパフォーマンスのマネジメントを混同しない 5.2本のテールに注目する 6.カネを使うべき時は惜しみなく使う 7.報酬は不公平に払う 8.ナッジ きっかけづくり 9.高まる期待をマネジメントする 10.楽しもう 失敗の話は考えさせられた。価値観によって動く組織のマネジメントの問題は「あなたが腕を振り回す権利は、誰かの鼻のあるところで終わる」すなわち言論の自由と他人への中傷の境目、要は「鼻はどこから始まるか」の認識が人によって違うことが問題。 食事のメニューでフリーチベットチョコ と出したらチベットは解放(フリー)されるべきだと示唆すると騒ぐ従業員が一定数いて、担当のシェフが解雇されそうになったエピソードは、最近のSNSの炎上に通じるものがある。無料の食事でミートレスの日を設けたら、無料の食事の権利を奪われたという意識の一部の社員が怒りを爆発させた。既得権を侵されたと感じたからだという。 複数の人が集まると、極端な意見を持つ人が含まれ、そういう人を含めたマネジメントをどうするかという問題に、グーグルは性善説で向かい合っているらしい。曰く、これだけ厳しい面接を潜り抜けて社員になった人に、悪い人はいない。ただ勘違いしているだけだから、データや事実を隠さずに公表して、個人の極端な意見を修正してもらおうというものらしい。人事施策(査定の方法やマネジャーの権利)もアジャイルで小さな実験を繰り返して改善して、それらを社内で全て公開しているとのこと。ちょっとグーグルで働いてみたくなったりして・・・・
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やはり、翻訳本は、頭にスッと入ってこないので、、、良いことが書いてあるのはわかるのだが、苦手。。。 いろいろな工夫、事例、成功例、失敗例が書かれているけど、、、 結局、世界で一番優秀な人が集まり、世界で一番給与体系が良い会社なんだから、うまくいって当たり前だし、、、って思ってし...
やはり、翻訳本は、頭にスッと入ってこないので、、、良いことが書いてあるのはわかるのだが、苦手。。。 いろいろな工夫、事例、成功例、失敗例が書かれているけど、、、 結局、世界で一番優秀な人が集まり、世界で一番給与体系が良い会社なんだから、うまくいって当たり前だし、、、って思ってしまった。。 自分の理解度不足。。
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欧米企業は、ジョブ型や実力主義など、 人に関して、もっとドライなのかと 思っていましたが、本書より、 そうではないことに気付かせてもらいました。 社会環境や時代が移りゆく中で、 変化してきたのではないかと思いますが、 こうした側面を情報として新聞等で、 取り上げてほしいと感じま...
欧米企業は、ジョブ型や実力主義など、 人に関して、もっとドライなのかと 思っていましたが、本書より、 そうではないことに気付かせてもらいました。 社会環境や時代が移りゆく中で、 変化してきたのではないかと思いますが、 こうした側面を情報として新聞等で、 取り上げてほしいと感じました。 答えをすぐ求めずに、 仮説を立て、実験し、 社内で実験をすることを伝え、 進めている点は、公平性、透明性がありました。 その中で、変化に対して耐性が付き、 創造性も磨かれていくのだと 感じました。 人事系(育成/採用)の方は、もちろんのこと、 人事系でないマネジャーの方も、 読んでおくべき良書としてお薦めです。
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Googleのソフトウェアエンジニアリングの中でたびたび紹介されていたので読みました。人事責任者がGoogleの職場をつくってきた哲学が実例とともに書かれています。大前提として性善説、そして文化の大切さ、楽しい環境が生産性を向上させるという考えに基づいていて、自身の職場でどう適用...
Googleのソフトウェアエンジニアリングの中でたびたび紹介されていたので読みました。人事責任者がGoogleの職場をつくってきた哲学が実例とともに書かれています。大前提として性善説、そして文化の大切さ、楽しい環境が生産性を向上させるという考えに基づいていて、自身の職場でどう適用するか悩みながら読み進めました。そんな中でも、小さな実験を繰り返すこと、そして目標とフィードバックを繰り返すという地道な積み重ねが強固な文化を維持するために必要だと感じました。
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「なんとなく」を脱する必要があるなと感じた。 施策は効果を測定すること。 それがベストなのか、きちんと確認すること。 何を改善すべきなのかは社員が教えてくれる。 どう測るべきかも社員が考えてくれる。当人が有する知識はもちろん、その人がアプローチできる人脈も活かす。 自分より優秀な...
「なんとなく」を脱する必要があるなと感じた。 施策は効果を測定すること。 それがベストなのか、きちんと確認すること。 何を改善すべきなのかは社員が教えてくれる。 どう測るべきかも社員が考えてくれる。当人が有する知識はもちろん、その人がアプローチできる人脈も活かす。 自分より優秀な人を雇い、優秀な人にはきちんと報いる。 なにより、やっぱり「きちんと人を選ぶ」こと。雇って終わりではなく、この組織で成果を出す人はどんな人かを分析して定義して、マッチする人を雇う。
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アメリカでは、HRの重要性が高まっているのだろうか? 会社がどうなっていくか、どのような文化を作るか。そんな土台を作るために、HRがキーになってきている。 ただ、米系の会社は、優秀な人材ありきで会社が成りっているように見える。2本のテールの話は、橘玲氏の「無理ゲー社会」を思い出す...
アメリカでは、HRの重要性が高まっているのだろうか? 会社がどうなっていくか、どのような文化を作るか。そんな土台を作るために、HRがキーになってきている。 ただ、米系の会社は、優秀な人材ありきで会社が成りっているように見える。2本のテールの話は、橘玲氏の「無理ゲー社会」を思い出す。一部の優秀な人達が優遇され、その他大勢が脇に追いやられる。そして分断が起きる。 国レベルで起きている分断、対立が、会社でも起きるのではないか、そこに文化は生まれるのだろうか、という疑問が残る。
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元グーグル人事担当上級副社長が書いたグーグルのマネジメントの基本な考え方。 著者の入社以降、6,000人から60,000人に拡大する中で フォーチューンから「もっとも働きやすい会社」に繰り返し指名されたとのこと。 成功だけでなく失敗事例も随所に書きちりばめられております。 なお...
元グーグル人事担当上級副社長が書いたグーグルのマネジメントの基本な考え方。 著者の入社以降、6,000人から60,000人に拡大する中で フォーチューンから「もっとも働きやすい会社」に繰り返し指名されたとのこと。 成功だけでなく失敗事例も随所に書きちりばめられております。 なお、本の半分近くを採用に費やしております。 これは「採用の失敗は教育では取り返せない」ことを前提としており、採用を重要視しているためです。 本書で私が特に感銘を受けた箇所を紹介します。 グーグルの人事組織に「3分割ルール」を導入。典型的な人事畑の経験のある人の人員は3分の1を超えないこと。次の3分の1はコンサルティング業界(人事コンサルティング会社は対象外)から採用。最後の3分の1は分析力の高い人を採用する。 これらの3つの採用のコンビネーションがなければ本書で紹介したことはほとんど成し遂げられなかった。人事部門では人事の経験がある人だけを雇うのは間違っている。 本書は採用・育成・組織文化を担当している人事の方は当然ながら、世界トップ企業がどのような人事施策を行っているのか興味がある方にもお薦めです。
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Google 夢のようなマネジメントだが、資金があるからこそ。中小企業はもっと創意工夫しなければならない。
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Googleの人事役員の方が書かれた本です。素晴らしい企業文化でした。こんな会社で働きたい!と思うほど、羨ましい限りです。是非、企業の役職のある方には読んで欲しいです。
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Googleの文化がいかに試行錯誤の上で成り立ってきたか、失敗と成功例と共に説明されていてよく分かった。 自分の働く会社との意識の雲泥の差を感じた。。
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