はじめての社内起業 の商品レビュー
これもめちゃくちゃよかった。 ワークブックの方がワークシートなどもあるので、読みやすい印象。こっちは文字で読みたい人向け。 企画が上ではなくて、企画は企てを画く人、というのが一番刺さったかもしれない
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ひょんなことから自社で社内起業のコンペに出ることになり、参考図書として紹介された本。 社内起業のための本としては勿論、会社の中で何か新しいことをしようとする際にも役に立ちそうな思考法やテクニックが書かれていました。 新しいことをやれと言われているけどアイディアが思い付かない人、新しいことをやりたいけどやらせてもらえない或いはうまく行かないという人にも気付きのある一冊だと思います。 以下、印象的だった部分。 •「自分のやりたいことがそのまま実行できることはめったにありません。大事なのは、『世の中のニーズ』と『あなたが実現したいこと』と『会社の目指す方向性』、この3つを満たすことです。」(p.19) •「従来は、基幹事業で着実な成果をあげてきた人がおもに登用されてきました。しかし最近では、海外子会社や新規事業の立ち上げなどの実績が、より評価されるようになっています。これは、企業が社員に、『管理•マネジメント系』の能力に加えて、『創造•変革系』の能力を求め始めている現れではないかと私は見ています。」(p.23) •社内起業ならではの5つの壁。①既存事業とのカニバリゼーション、②会社内における保守性、③スピード感(階層の多さと機能が細分化されていることによる)、④危機感、⑤インセンティブ(昇進するとは限らない)(p.31) •「新規事業は、本質的に『やってみなければわからない』もの」(p.42) •5つの覚悟を持つ。①失敗する覚悟、②主体者として先頭に立つ覚悟、③なんとしてもカタチにする覚悟、④社内資源を自ら確保する覚悟、⑤時に敵を作る覚悟。(p.47) •「リクルートには『幅広い市場に、自由に乗り出している』という印象があると思います。しかし(中略)『人の生死を左右するようなビジネスはやらない』というOBゾーンがありました。」(p.78) •新規事業の検討メソッド。①既存事業を5W2Hで定義し、軸を一つずつずらす、②アンゾフの成長マトリックス(市場•製品の2軸で4象限に分けるのが一般的だが、5W2Hから2軸を選びバリエーションを設けて考えてみる、③既存•新規の2象限でなく既存•浸み出し、跳び出しの3象限にして9マトリックスにする。(p.88-111) •「事業とは『不』の解消である」(p.120) •「リスクを指摘するのは中間管理職の仕事、判断するのは経営者の仕事」(p.206) •経営者が判断しやすい事業企画書。①何をするのか(事業概要)、②なぜやるのか(背景、期待できる成果)、③儲かりそうか(市場の大きさ、誰から何への対価を得るのか)、④勝てそうか(自社の強みと競争優位性、戦略戦術)、⑤できそうか(必要な投資、実行計画、リスク分析)(p.213) •「事業化の承認は(中略)社内の役員会議で行われます。しかしこの最終段階で、関係者にいきなりゼロから情報を伝えるのは禁物」(p.220)
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新規事業のアイデアにつなげる国語(誰のどんな不)・算数(不の大きさ( (事業規模))・理科(不が生じてる理由)・社会(不が解消されない背景)の考え方が分かりやすかった。 経営者や社内の巻き込み方、アイデアを事業計画にしていく手順など企業内で新規ビジネスを担当する時の参考になる一...
新規事業のアイデアにつなげる国語(誰のどんな不)・算数(不の大きさ( (事業規模))・理科(不が生じてる理由)・社会(不が解消されない背景)の考え方が分かりやすかった。 経営者や社内の巻き込み方、アイデアを事業計画にしていく手順など企業内で新規ビジネスを担当する時の参考になる一冊
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リクルートで新規事業RINGの運営に長年携わり、ご自身もオールアバウトを創業された方の本。おすすめ!
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新規事業を一つ企画・推進するぞと決めて買った本。私がHRTechの会社にいるせいか、リクルートの話はすごく頭にはいってくるし、腑に落ちることが多い。事業とは不の解消である というのが刺さりました
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①アイデア→②プラン→③計画→④事業計画書作成→⑤承認 ③以降のノウハウを知りたくて購入。 テクニカルとメンタルが半分ずつ。 どちらも役に立ちそうなので、 2回目は自分のビジネスと比較しながら読みたい。
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仕事とは何かをそもそも見直すきっかけになる。 本書では「新規事業の担当者=新しいことをやろうとする人」として読むのが適切であり、すべての人に通じるところがある。 筆者はAll Aboutの創業者、リクルートOB、新規事業のインキュベーターを7年務めた。 ■新規事業の原点 自分...
仕事とは何かをそもそも見直すきっかけになる。 本書では「新規事業の担当者=新しいことをやろうとする人」として読むのが適切であり、すべての人に通じるところがある。 筆者はAll Aboutの創業者、リクルートOB、新規事業のインキュベーターを7年務めた。 ■新規事業の原点 自分の会社が世の中の役に立てることはないか、そのシンプルな問いかけが第一歩。 社内企業家のチャンスは「自分・会社・世の中」の接点にある。世の中のニーズ、あなたが実現したいこと、会社の目指す方向性、この3つを満たすこと。 ■独立起業にはない「社内起業」のメリット ・資金 ・人材 ・信用 →因果関係を整理するならば、信用がないから資金を得るのに苦労し、信用がないから人材獲得に苦労する ■社内企業ならではのハードル ・既存事業とのカニバリゼーション ・過剰な保守意識 ・スピード感 ・危機感 ・インセンティブ ■自分のミッションを整理する 具体的な検討に進む前に確認しておきたいこと。 1.目標と期限は明確に 2.何をもって良い事業案とするか ・目指す事業の評価軸(規模、収益性、独自性) ・事業企画の評価軸(具体性、論拠、実行性) ・自社らしさの評価軸 3.投資できる社内資源の制約 ■自社の経営陣を営業先だと考える 新規事業の担当者は「上からの指示が曖昧だ」「社内の協力が得られない」といった不満を覚えがちですが、相手が「同僚」ではなく「クライアント」だと思えば当然と受け止められる。 ■ビジネスチャンスを探すステップ 1.誰がどのような時にどんな不を抱えているのかを捉える 2.期待する事業規模に相応しい大きさの不であるかを確認する 3.その不が生じている理由を分析する 4.その不が解消されていない社会的な背景・慣習を探る
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本書のタイトル「社内起業」は 社内で新たな事業を生み出す、 つまり、新規事業開発のこと。 本日ご紹介する本は、 事業創出の考え方から 実際の取り組み方までを紹介した1冊。 ポイントは 「不」 新規事業の企画とは、 ひとことで言えば「不」の解消方法を考えること。 「不」は顧...
本書のタイトル「社内起業」は 社内で新たな事業を生み出す、 つまり、新規事業開発のこと。 本日ご紹介する本は、 事業創出の考え方から 実際の取り組み方までを紹介した1冊。 ポイントは 「不」 新規事業の企画とは、 ひとことで言えば「不」の解消方法を考えること。 「不」は顧客の不便や不満や不安のこと。 顧客の抱えている「不」をキャッチアップし、 その「不」を解消する価値提供の対価によって、 自社の収益として成り立つところまでを 考える必要があります。 「不の掘り下げ」 事業立案前に「不」を掘り下げることが重要。 掘り下げ方は、国語、算数、理科、社会。 国語:誰が、どんな不を抱えているかを捉える 算数:期待する事業規模にふさわしい大きさの「不」かを確認する 理科:その「不」が生じている理由を分析する 社会:その「不」が解消されていない社会的な背景、習慣をさぐる 「バランス」 新規事業を進めるには 提供できる「価値」と、その壁を乗り越える「難易度」とのバランスが大事。 確認ポイントは ①世の中の大きな流れを踏まえているか ②市場の規模は十分か ③自社の強みは生かせそうか 「3C」 起案前に、起案に値するかの確認が必要。 確認ポイントは3C(市場、競合、自社)。 市場:不の存在、不の解消根拠 競合:競合製品では不は解消されない 自社:自社の経営資源の活用 外から持ち込まれる案件は脈絡なくやってくるので、 対応には相応のパワーを要します。 結果、持ち込み案件の成功率は低くなります。 外からの案件を待つのではなく、 常に自社で新しい事業を立案できると言うことが重要。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自分の会社が世の中の役に立てることはないか。そのシンプルな問いかけが第一歩 「世の中のニーズ」「自分が実現したいこと」「会社の目指す方向性」この3つを満たすこと 世の中の「課題」を効率的に解決することが、企業の存在理由です。 多くの場合、事実情報には個人の仮説がくっついて意見となる 新規事業の場合、ベストな方法は、既存事業を起点にして考えること 新規事業に関しては、最初の段階でしっかり汗をかけているかが重要 事業計画書の目的は、経営判断や社内外に協力を依頼することにある 事業企画案は「承認」がゴールではなく、その事業が世に出て、持続的に収益を生み出すことが最終目的 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ ●序章 会社員だからこそできる「起業」がある! ●第1章 新規事業の基礎知識 ●第2章 新規事業担当者に求められるマインド ●第3章 新規事業の担当者になったらまずすべきこと ●第4章 新規事業をつくり出す その1どこへ「最初の一歩」を踏み出すか-検討範囲に当たりをつける ●第5章 新規事業をつくり出す その2見つけた領域に勝機はあるか-ビジネスチャンスを探す ●第6章 新規事業をつくり出す その3「アイデア」を「プラン」に仕立てる-事業のしくみをつくる ●第7章 新規事業をつくり出す その4 「プラン」を「計画」に落とし込む-事業計画書をまとめる ●第8章 事業企画案を社内でいかに通すか ●最終章 プロ・識者が語る企業内起業家の条件 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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独自のフレームワークを記載しており、オリジナリティが感じられる一冊。通し方というプロセスの知識も目新しい。
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社内起業に関する本。なかなかわかりやすく良著。 <メモ> ・自分の会社が世の中の役に立てることはないか、そのシンプルな問いかけが新規事業の第一歩 ・大事なのは世の中のニーズと自分が実現したいことと会社の目指す方向性の3つを満たすこと。 ・資金、人材、信用は独立起業と比較した時の社内起業の大きなメリット ・社内起業ならではのハードル 1 既存事業とのカニバリゼーション 2 過剰な保守意識 3 スピード感 4 危機感 5 インセンティブ ・社内競合が存在する場合、ボトムダウンでは進まない。中長期的にみてどうすべきかをトップに判断してもらうしかない。一方で現場の理解を得られないと進まないのでトップと現場両輪を動かさないといけない。 ・事業化の6ステップ 1 事前準備 検討プロセス、判断基準、予算規模を確認 2 検討することの承認を得る 正式な業務としての承認 3 検討範囲の承認を得る 事業の方向性にずれがないよう範囲を確認 4 事業企画の承認を得る 事業企画書を提出。 5 組織化・予算化 必要な社内協力を取り付ける。 6 事業化 pdcを早く回し、軌道修正をクイックに ・検討承認にあたっての確認事項 経営者の問題意識(課題とチャンスをどう考えているか) 検討方法(検討体制、意思決定手順、予算、スケジュール) ・事業化承認時に決裁を得ておくべき事項 立ち上げ方法、収支計画投資計画、撤退基準、事業化後の運営方法 ・新規事業担当者の5つの覚悟 1 自分から率先して失敗する覚悟 2 自分が主体者として先頭に立つ覚悟 3 起業家としてなんとしてもカタチにする覚悟 4 社内資源を自ら確保する覚悟 5 時には社内にも敵を作る覚悟 ・何をもって良い事業案とするか。評価軸例 1目指す事業の評価軸(規模・収益性・独自性など) 2事業企画の評価軸(具体性・実現性・実効性など) 3自社らしさの評価軸(スピーディ・ホスピタリティなど) ・既存事業をずらすという発想法。5w2hで考える。 ・新規事業には2タイプ。浸み出し型と飛び出し型 ・検討時の確認ポイント 1 世の中の大きな流れを踏まえているか 2 市場規模は十分か 3 自社の強みは活かせそうか(目に見えないもの、数値化できないもの含む) ・国算理社思考法 1 国語:人の気持ち、人の不を考える 2 算数:不の大きさを推計する 3 理科:不の理由を分析する 4 社会:不が解消されていない社会的背景を探る ・不を捉えるためのコツ 1俯瞰する 2現場を見て話を聞く 3お客様になりきる お客様目線・素人目線・部外者のプロ目線を持つ ・不の大きさ=広さ×頻度×深さ ・本当にビジネスチャンスがあるかのチェックポイント 1 先を見越したテーマであるか 2 自社との相性 3 自分の思いが込められるテーマか ・アイデアを生み出す思考サイクル 1 不が解消された理想的な状態を描く 2 不を解消する仮説を考える 3 仮説をもとにした施策アイデアを出す 4 勝つため、儲けるためのアイデアを考える ・事業企画書に盛り込みたいこと 1事業案の内容 何をするのか。どうやるのか(戦略・戦術)。 期待する成果(ビジョン・目標)。必要な投資 2判断材料 事業意義(社会・顧客・自社) 起案背景(市場・競合・自社) 3経営判断対象 事業化是非・経営資源投資是非・事業化着手是非 事業化に向けた体制・今後の進め方
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