黒博物館 ゴーストアンドレディ(上) の商品レビュー
痛快なバディ物として、男女版の『うしおととら』だと感じた。 フローの意思の強さ、グレイの捻くれた情。上巻だけで名シーンが盛り沢山。
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第70回ビブリオバトルinいこまテーマ「ヒーロー・ヒロイン」で紹介された本です。 2019.11.24
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独特の画風とストーリーなので好き嫌いは別れる作者ですが、流石に読ませる展開です。 人の悪意が「生霊」として、悪感情を抱く相手を攻撃するという設定も魅力的です。そして、主人公を遥かに超える強さの「敵」も。 すぐさま下巻に手が伸びる、勢いのある作品です。
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劇団四季がミュージカル化すると知ってからすぐに購入したものの、観劇前後に読もうと、しばらく積読。悩んだ挙句、観劇後に読みました。 劇場に棲みつくゴースト・グレイと、ランプの淑女・フローレンス(フロー)・ナイチンゲールが主役なのですが、フローがグレイに取り殺してくださいと頼むところ...
劇団四季がミュージカル化すると知ってからすぐに購入したものの、観劇前後に読もうと、しばらく積読。悩んだ挙句、観劇後に読みました。 劇場に棲みつくゴースト・グレイと、ランプの淑女・フローレンス(フロー)・ナイチンゲールが主役なのですが、フローがグレイに取り殺してくださいと頼むところから物語が始まります。 ミュージカルとの大きな違いは、藤田先生の描く禍々しい生霊が、ミュージカルでは影でのみ表現されるところですね。漫画を読んで驚きました。ミュージカルの脚本には藤田先生も助言されたとのことで、上下巻の長いストーリーが2時間30分の中にうまくおさまっていました。
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これも借りて読んだけど、手元に置きたくて購入、再読。 めちゃくちゃ読み応えがある。単純にページが多いのもあるだろうけど、めちゃくちゃ満足。とにかく熱くて、主人公の迫力に圧倒される。史実をフィクションに昇華する作品ならではの、解釈・味付けの面白さもあって、素晴らしい。
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絵の力って素晴らしい! 漫画って素晴らしい! あらすじだけ読んだのではこの思いにはなれない。 この作者の思いを描いてくれるから 物語が漫画になって訴えかけてくれる。 ナイチンゲールの話は 彼女の逸話は伝記で読んだことはあったけど そこに、この漫画の味わいが加わることでさらに面白くなるのが良いです。 どこまでが史実でどこまでが演出なのか こんなゴーストがいたのかもしれない いなかったのかもしれない いろんなことを思わされるけど ただ面白いと思えることが幸せなんですよね 漫画を読むことって
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ザ藤田さんな感じは全開で、構成をコネコネし過ぎないのでちょうど良い。 からくりサーカスもそうだけど、舞台の上でそれぞれの役割を果たしている、みたいな思想があるのかな。
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キュレーター学芸員 ロンドン警視庁スコットランド・ヤード 19世紀英国ヴィクトリアン 喜歌劇オペレッタ 介添人かいぞえにん 生霊いきりょう ナイチンゲール 病院は不潔の温床だった グレイ 尨大ぼうだい 歯牙にも掛けず 堂に入って コレラ菌 クリミア戦争 リネン類 ご随意に 弾丸の...
キュレーター学芸員 ロンドン警視庁スコットランド・ヤード 19世紀英国ヴィクトリアン 喜歌劇オペレッタ 介添人かいぞえにん 生霊いきりょう ナイチンゲール 病院は不潔の温床だった グレイ 尨大ぼうだい 歯牙にも掛けず 堂に入って コレラ菌 クリミア戦争 リネン類 ご随意に 弾丸の鉛毒 マドモアゼル令嬢 「決闘」の代理人として 彼女はご多分に漏れずパトロン後援者である貴族の妾だった マザーグースの「サムシング・フォー」 もしも所帯を持てたら 名誉の章典 アデューさよなら
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ボーッとしてるけど芯の強い女、スカしてるけどいざと言う時カッコイイ男、藤田作品らしい話。最後は同時期に連載してた和月伸宏のエンバーミングを読んでればニヤリとする小ネタが仕込んであるから並行して読むといい。
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黒博物館の2作目。 ナイチンゲールに取り憑いた幽霊グレイの物語。 この物語は人間の心の有り様を、藤田節でみごとに彩りっている。 人間が死んで幽霊(というか怨霊)になると怖いよってことでもある。
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