神様ゲーム の商品レビュー
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図書館で「ヤングアダルト」の表記があったが、内容はやや重い。猫、子供が次々と死んでいく。最後のシーンはすぐには意味が分からず、、 解説サイトの考察も読んでみたが、、母が性的倒錯というより、やはり父が真犯人、「天誅」は死とは限らない、ということか。神様が全て正しいとして、最後の天誅は、妻に先立たれ、真相を勘づいているかもしれない養子を一人で育て続け、その息子にも先立たれる、とすると空恐ろしい。
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中盤まであまり進展なく、そこから一気に結末に向かって行き、後半は一気に読んだ。 犯人や共犯者については深掘りしない、追求しない。 そんな終わり方でえ?と思うが、不思議とそこは気にならない。 それよりも、神様と主人公の関係や主人公の気持ちに焦点が行く。 不思議な作品だがおもしろかった。
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町で起こる連続猫殺し事件。犯人探しに乗り出す主人公属する少年探偵団。ある日、全知全能の「神様」を自称する同級生の鈴木太郎があっさりと犯人の名を口にして......。 ----- 児童書レーベルから刊行されてたらしく文体は麻耶雄嵩の他作品に比べると幾分平易で読みやすい。ただ内容...
町で起こる連続猫殺し事件。犯人探しに乗り出す主人公属する少年探偵団。ある日、全知全能の「神様」を自称する同級生の鈴木太郎があっさりと犯人の名を口にして......。 ----- 児童書レーベルから刊行されてたらしく文体は麻耶雄嵩の他作品に比べると幾分平易で読みやすい。ただ内容は陰惨でグロテスクな描写が目立っていて、そのミスマッチさが全体的な気味の悪い雰囲気に拍車をかけてる感じ。こんなの児童に読ませなくていいから。 「神様」という異質な設定を抜けば、小規模な世界観の中で丁寧にやさしいミステリを展開している印象。ただ、この「神様」の存在が後からじわじわとお話に侵食してきて、最後には何もかも破壊していった。 「うおおお!なんじゃこりゃあ!(衝撃)」というより、 「ぽんにゃ?(困惑)」って感じ。 頁数も少ないので一息に楽しく読み切れたが、ラストの解釈がやっぱり難しい。どの角度から見ても若干の違和がある。合理的に説明のつく理論や、それに向けて提示された伏線を自分が気づけていないだけなのかもしれない。「神は絶対」というルール?に則って導き出せたのは「真相は神のみぞ知る」ということだけ。そしてその真相は、まあ、正しいんだろうな、とそう思うところで終わっている。意表をつきつつ「神様」という設定をうまいこと活かした麻耶雄嵩らしい着地だと思った。
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うん、確かに救いようのない話。あかりんの言ってた通り本当に「え?」で終わる。終わった後も「え?」のまま。ずいぶんなどんでんかも。でもなぜ母が?父じゃないと共犯者としての辻褄は合わないんじゃなかったの?体が小さいから井戸の蓋に隠れてたってことだったのか。真相がよくわからない。母が同...
うん、確かに救いようのない話。あかりんの言ってた通り本当に「え?」で終わる。終わった後も「え?」のまま。ずいぶんなどんでんかも。でもなぜ母が?父じゃないと共犯者としての辻褄は合わないんじゃなかったの?体が小さいから井戸の蓋に隠れてたってことだったのか。真相がよくわからない。母が同性愛者で小児生愛者だったのか? 鈴木くんという神様の存在感がとてもよかった。
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読みやすい文章なのですぐに読み終えることができました。母親が共犯とも父親が共犯とも取れるラストで、読者の想像に委ねられる終わり方はモヤモヤが残る方もいるかもしれません。私は割りと好きでした。鈴木くんは神様、共犯は父親で、父親への天誅が母親の死なのかなと思っています。 なんにせよ主人公は親友を好きな子に殺され、その好きな子も死んでしまい、父が共犯で、母親まで焼死してしまうという散々ぶりです…
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物語の途中で急に答えが分かって、その途中式を考えていく構図が面白かった。コロンボとか古畑任三郎などとは違い、その答えをどこまで信用していいものか分からないのも楽しめた。 天誅シーンはB級ホラーさながらの描写で、かなりインパクトがあり強い印象が強く残った。 ラストは考察の幅が広過ぎ...
物語の途中で急に答えが分かって、その途中式を考えていく構図が面白かった。コロンボとか古畑任三郎などとは違い、その答えをどこまで信用していいものか分からないのも楽しめた。 天誅シーンはB級ホラーさながらの描写で、かなりインパクトがあり強い印象が強く残った。 ラストは考察の幅が広過ぎてモヤモヤするが、他に人の考察を見ていくのも面白い。
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子ども向けとは程遠く、大人向けとしても理解しがたい。何が狙いだったのか、本書を読んでカタルシスも感じず、イヤミスにしてもラストが訳わからないし。謎を残す終わり方自体は嫌いではないが、今作は許容できない。トリックも現実には無理がある。新ジャンルなのだろうか。私には合わなかった。
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あかりんのトラウマ3選で見て。たしかにトラウマもん これが児童向け!? 最後がすっきりしない、結局母が共犯? みんなの考察的には、天誅は死じゃなくてもいいってことかな?
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【注意・微ネタバレ記述あり】 ・確か、いや多分、「ゆる言語学ラジオ」で言及されていて、積読にしていたもの。 ・店で見かけて手に入れたいと感じたのは、ヒグチユウコのカバーイラストにもよる。猫が7体のこけし程度の人形をもてあそぶ……これは素晴らしいイラストだ。 ・2003年から2016年にかけて、「ミステリーランド」というレーベルで、よき(悪しき?)作品がボンボン出ていたらしい。既読は島田荘司「透明人間の納屋」と綾辻行人「びっくり館の殺人」だけだが、確かにいい(悪しき?)企画だったらしい。 ・そんな中でも当時読者のトラウマメーカーになったのが本作らしい。私はアラフォーなので、所詮子供向けと侮って読んだのだが、確かに174pの凄い出来事や、ラストの雪崩れるような出来事は、そうなっても(伝説化しても)おかしくない。 ・出来事と、推理を、敢えていったん引き離す。謎事件と大人探偵の論理的推理、という本格ではなく、渦中に巻き込まれた少年の一人称を採用しているからこその、語り手を、ひいては読者をも、放り出すような、展開。 ・子供にとって、いや思春期の青少年にとっても、だいたいの漫画やら小説やらで閑却されていた「両親」が、物語の核心に食い込んでくるときの、唐突さへの抵抗感って、大きかったろう。しかも「エッチ」とか性愛とかにまつわることでは、なおさら。 ・個人的には、中盤のグロは御茶漬海苔の漫画で連想したり、終盤は楳図かずおの漫画で思い浮かべたりした、のだが、これって中年だからこそできる防衛機制であって、本作の原液を十台で浴びてしまったら……なかなか怖いだろうなと、想像することは、かろうじてできた。
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児童書なの…? エグい作品と聞いて読み始めると、なるほどね胸糞グロストーリーだわ。でも、後半更に加速するし、倫理観ぶっ壊すし、そんで最後はなんで⁇ 児童に読ませてはいかんのでは。。
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