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とりかえ・ばや(7) の商品レビュー

4.3

16件のお客様レビュー

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2022/10/17
  • ネタバレ

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救世主のような吉野の宮のもとで、再会した姉弟は本来の性で社会復帰するために、特訓に励む。 二人が危なっかしいながらも、それぞれの宮中の立場に順応していこうとする様が、微笑ましい。「新しい仕事に心が走る」と無意識に歩くスピードが速まってしまう沙羅、さすが!(このセリフも好き) 右大臣家の三の姫が初登場。女東宮廃位派が暗躍する中、沙羅と協力して曲者を捕らえるなど、いきなり大活躍だわ。最初は癖のある人かのように描かれるが、さっぱりした性格で努力の人なのよね。 ところで、右大臣家の人たちは、父大臣と4人の姫がみんな同じ系統の顔つきで、それでもって性格を表した顔つきに描き分けされているので、またまた作者の画力に感服です。 そして、この巻で帝の髪型がすっきりしたものに変わるので、個人的に嬉しい。(それでも異端だろうが・・・)これで沙羅と帝の恋愛ラインに没入できる。

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2022/10/17

入れ替わって本来の性で生き始めた二人。現代とは比べ物にならないジェンダーギャップを乗り越えて頑張っています。

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2021/04/19
  • ネタバレ

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沙羅と睡蓮は揃って吉野の宮様の所へ。 石蕗とは別れる沙羅。 二人揃って出家しようとしていたが、吉野の宮様の助言により、考え直し… 完全に立場を入れ替えて、出仕したいとの結論を出す。 吉野での生活は、入れ替えの為の準備。 お互いの癖、得意な事、全てを入れ替えるため。 東宮の寝所に男が入り込む。 東宮が騒いだおかげで男は逃げたが、恐怖は如何ばかりか。 関白左大臣の夢に天狗現れ、お告げをする。 その日、沙羅と睡蓮が入れ替わった姿で現れる。 右大臣家の四の姫は、勘当が響いて伏せたまま。 父の勘当が解けて、無事に事なきを得る。 石蕗は沙羅が都に戻った事を知り、出仕。 そこで睡蓮の怒りを買って、石蕗を蹴倒す。 主上に呼ばれた睡蓮、沙羅として振る舞う事を考える。 こんな時なら、沙羅はどうしてた?どう動く?と。 東宮の元へ戻った沙羅は、もう一人の尚侍に出会う。 三の姫。四の姫の姉。 沙羅は、東宮に説明をしたいが、睡蓮と入れ違って助成である事に疑いを持たれてしまう。 そんなある日、流星が続くと「不安」になる民。 抑えるためには考えあぐね、睡蓮と沙羅は文をやり取りして、吉野の君の頭脳を借り、考えを出す。 「東宮が、僧と一緒に写経する」という。 その姿を見せ、聡明な東宮であれば、理解するであろう入れ替わり。 全てを理解して、東宮は写経をする。 東宮は、寝所に入り込んだ男の香りを覚えている。 その香りを舞の中に見つける。 睡蓮はその男のものだと思われる衣を入手。 東宮に確認される前に邪魔立てされ、 三の姫と、沙羅は二人して犯人確保! 東宮は「二人の尚侍を持って果報者だ」と言われ。 三の姫は、女御になる夢を持っていた。 打ち明けられた沙羅は・・・もやもや・・・ ついに入れ替わりの生活が始まり、なんとかやっていく二人。 睡蓮は人が変わったと周りに言われながらw 沙羅双樹は憂いを帯びたと。 さて、今後の展開は知っているとはいえ、楽しみです♪

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2017/11/08

→吉野がエロいいいおっさんなんですよね・・・。もうこういう「無精ひげ生やすタイプの色気のあるおっさん」もさいとう先生の得意分野でこれを大御所にやられると若手のマンガのおじさん役の書けてない度がすごい浮き彫りになるんでずるい。さいとう先生の現役感はやばい。こんなおじさんはいません!...

→吉野がエロいいいおっさんなんですよね・・・。もうこういう「無精ひげ生やすタイプの色気のあるおっさん」もさいとう先生の得意分野でこれを大御所にやられると若手のマンガのおじさん役の書けてない度がすごい浮き彫りになるんでずるい。さいとう先生の現役感はやばい。こんなおじさんはいません!!と思いつつも、吉野とか帝(はおっさんじゃないか)の綺麗な男を見てると少女マンガにおける絵ってすっごく大事だと思います。さいとうちほは体の線をすごくきれいにバランスよく書いてあって現実に引き戻されないのはさすが。

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2016/10/09

この巻は一言、痛快!よしよしよしよし!ってテンション上がった。のされた石蕗ざまぁw つか、こいつらほいほい仕事休んで何なんだ…。バイト以下の仕事しかしてねーのかよ。次は…三の姫か。意外に憎めないキャラなだけに、うーん…

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2016/01/06

さいとうちほ版とりかえばやの真骨頂はここからはじまると言っても過言ではない。 吉野の宮のある秘め事や東宮廃嫡陰謀の動きの為、立場を入れかえて宮中に戻ることになった双子姉弟。沙羅こと睡蓮尚待には、三の姫というライバルが現れるが、彼女もなかなかいい性格している。 平安ファンタジー...

さいとうちほ版とりかえばやの真骨頂はここからはじまると言っても過言ではない。 吉野の宮のある秘め事や東宮廃嫡陰謀の動きの為、立場を入れかえて宮中に戻ることになった双子姉弟。沙羅こと睡蓮尚待には、三の姫というライバルが現れるが、彼女もなかなかいい性格している。 平安ファンタジーではなく、仕事をする古代人の覚悟として心得ると、人生訓が得られそうだ。 予告を見るかぎり、この双子、まだまだ相手方の因縁に囚われていく模様。ますます目が離せない。 さいとうちほは男女ともの心理を炙り出すのが上手い! ぜひとも本作に講談社漫画賞を与えてほしいものだ。

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2015/10/15

さて、これでとんとん拍子かと思えばそうもいかず。 ま、でも石蕗には、ざまあ御覧あそばせと。いやあ思わず顔が緩みますね。 警戒してみていたけど、…三の姫いいキャラだなあーっ!くっ、そして好きになった矢先にまた厄介な。まあでもこれは沙羅の気持ち次第か…。

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2015/09/08

【デザイナーメモ】7巻。物語上重要な転回のある巻で、カバーは「死と再生」がテーマ。 名バイプレイヤー・吉野宮(中央のキャラクター)を使いたいという要請は以前からあり、今回はその「僧侶」という属性を死にからめてみた。ベースは以前他の巻でも候補にあがった「オペラ座の怪人」で、ほかに...

【デザイナーメモ】7巻。物語上重要な転回のある巻で、カバーは「死と再生」がテーマ。 名バイプレイヤー・吉野宮(中央のキャラクター)を使いたいという要請は以前からあり、今回はその「僧侶」という属性を死にからめてみた。ベースは以前他の巻でも候補にあがった「オペラ座の怪人」で、ほかには「屈葬」「子供部屋の眠り」「アマテラス」などの案があった。「屈葬」はさいとう先生の代表作のひとつ「少女革命ウテナ」を参照した案で、すでに掲載誌の表紙で同じ案が使われていたので没となった(さいとう先生がイラストラフを描くところまではいったので、カバー下に掲載されている)。 沙羅と睡蓮はそれぞれ男・女として成長してきたが、7巻ではふたたび2人の境界が曖昧となる。そのためこのカバーイラストでも顔だちからはほとんど2人の見分けがつかない(担当さんや僕は一応わかる)。 どちらがどちらかをはっきり示しているのは睡蓮の裸の胸だが、胸を見せるポーズは同時にだらりと垂れた腕や脚に自然につながっていて、バレエのような様式的な死のイメージを見せているが、同時に生物学上の男性である睡蓮の体重が重い(他方、沙羅が軽い)ことも示している。そのためか微妙に吉野宮の右肩が下がっているようにも思える。 転換の第7巻と銘打ち、オビもよく見ると赤と黒の入れ替わっているところがある。巻数の「7」をオビに大きく入れたのは既刊の読者に新刊であることをわかりやすくするため。 カバーにオビをかけた状態で見ると、オビの外に露出しているのは沙羅の首から上だけなので、この裸体のキャラが沙羅なのか睡蓮なのかオビをとるまでわからない。このあたりもさいとう先生の技が冴えているところ。(カバー、表紙、オビ、総扉、目次その他を担当)

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2015/08/18
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沙羅と水蓮は再会して出家を願うが思い直して立場をとりかえ復帰。沙羅は女東宮に正体を見破られ遠ざけられるもその後受け入れられる。水蓮は正体を見破られるのではないかとビクビクしながら仕事をこなす。 原作を以前読んだので女東宮がどうなっちゃうのか心配だったけど、今回明かされた秘密を読んで安心。面白キャラだった右大臣がだんだん策を弄する政治家になってきた。そうよね〜、だてに右大臣じゃないわよね。水蓮が石蕗を蹴り飛ばす場面はすっとした。新キャラ右大臣の三の姫もいいキャラしてるのでこれから引っ掻き回してくれそう

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2015/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

やっと睡蓮と沙羅双樹のとりかえが完了。 吉野の君の存在、これまで忘れてましたが、意外と重要人物なように思います。 石蕗いい気味。 沙羅をほっといて四の姫の元に行っちゃって、沙羅がいなくなると、四の姫はほったらかし。 四の姫の感動が解けて、いつの間にやら両方ともいなくなっちゃいましたね。 宮中でも沙羅と入れ替わった睡蓮に蹴飛ばされてます。 東宮の元に尚侍として戻った沙羅でしたけど、東宮自身には遠ざけられ、尚侍には三の姫が収まってます。 なかなか一筋縄ではいかない?って思いましたけど、沙羅になった睡蓮を見て、顔がイキイキしてきたのはよかった。 「ざ・ちぇんじ!」だと入れ替わったあと、東宮は睡蓮と、帝と沙羅って感じで結構早く終わったんですけど、ここから続くんですよね。 ただ、「ざ・ちぇんじ!」では帝と沙羅は過去に出会っていてっていう布石がありましたけど、今回は帝と睡蓮の間にはまだ恋愛感情はなさそう。 三の姫がサルだったのは驚いたし、敵か味方かよく分からないなぁって思ってましたけど、取りあえずは敵じゃなさそう。ただ、最後帝への恋を三の姫が沙羅に伝えたシーン、なんか友達同士でこんなことってあるよねって思いました。ホントは私も好きなのにって感じになるのかなぁって。 続き、気になります。

Posted byブクログ