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大人のADHD の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2026/04/20

もっとも身近な発達障害、と言っても実際に「障害」のようには感じられないのがADHD。むしろ「特性」といったほうが近い気がする。この本を読んでも、「障害」として治療が必要になるのは本人が著しく困難を感じているときということがわかる。といっても現代社会では社会が求める「ちゃんとした人...

もっとも身近な発達障害、と言っても実際に「障害」のようには感じられないのがADHD。むしろ「特性」といったほうが近い気がする。この本を読んでも、「障害」として治療が必要になるのは本人が著しく困難を感じているときということがわかる。といっても現代社会では社会が求める「ちゃんとした人」の基準が上がっているので、苦労する人も増えているのじゃないかと思う。 専門家が書いた本なので、診断の基準とか治療のやり方をしっかり確認して予備知識として持っておくにはいい本だと思う。また、治療をすればかなり生活も楽になり、本人の生活の質も上がるという例がいろいろ紹介されていて希望は持てる。 私は身内にADHDの人間がいるのでわかるのだが、彼ら(あえて一括りにしちゃうけどもちろんいろんなバリエーションがある)は「今」しか見えてない。感覚が全て。なので計画が立てられない(計画を立てるというその考え方自体にアレルギー反応)。そもそも過去も未来も分析の対象にはならないし、たまに記憶の書き換えとかもしている様子。彼らはあまり躊躇せずに大きな決断をする。失敗しても言い訳が上手なのであんまり問題ない。人のことは基本的に気にしない。人を気にするということは評判とかそういうものに拘るということだが、それは彼らにはあまり重要じゃないらしい。ものの見方も明らかにほかの人とは違うと思う。頭の回転が早いからだろう。 こんなふうに彼らは大概頭の回転も早くそれなりに魅力的なのだが、やっぱり生活一緒にすると大変なことが多いと思う。実際、どの本にも書いてあるが、離婚率高いのである。そりゃそうだ。両方仕事して子供もいたら、2人のコーディネートが重要になるんだから・・・。ついでにいえば、ADHDの人は関心レーダーから外れると本当に目に入らなくなるので、新婚当初はともかく、長く続く夫婦生活とか正直大変になる。 でも、私のような凡庸な人間が支えてその人の才能が開花したらそれはそれで社会の役には立つだろうと、非ADHDの私は日々自分に言い聞かせているのだ。それがいいことなのかはともかく・・・。

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2026/04/03

ADHDは遺伝的要素が大きく成人の3~4%に該当する。しかも、性差的には男が2倍。つまり、男の7%はADHDということになる。とは言え、ADHDは薬物治療によって改善可能なため救いがあるが、ASDは薬物治療によっては改善不可能なためより厄介。しかも両者の判別は困難な部分があるため...

ADHDは遺伝的要素が大きく成人の3~4%に該当する。しかも、性差的には男が2倍。つまり、男の7%はADHDということになる。とは言え、ADHDは薬物治療によって改善可能なため救いがあるが、ASDは薬物治療によっては改善不可能なためより厄介。しかも両者の判別は困難な部分があるため対応を間違えやすい。 これらの問題点を社会の側が「障害者」としてどれだけ受け入れ可能なのか?というのは結構大きなテーマに思える。尚、本書ではASDに関して1章割いているが、もっとASDにフォーカスした論考が展開されることに期待したい。

Posted byブクログ

2026/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

精神科医で発達障害が専門の医学部教授による大人のADHDを紹介した本。ADHDが軽症の場合、学生の頃はなんとか過ごせてしまうので問題が顕在化されない。社会に出た時に対応できずうつ病など2次障害を発症してしまうとのこと。 私自身はADHDと診断されたことはないし、そもそもADHDかどうか診てもらったこともない。ただ、ADHDの不注意や過集中といった傾向は自分にもあるなと前から気にはなっていた。本書を読んだ理由である。 注意力に関する問題は、特性となって活かせるシーンもあるようだ。印象的だったのは「ADHDの人は人懐っこい」という記述(p48)。これは推測だが、不注意がゆえに相手の心情にも気づかず、不安になりにくいのかもしれない。良くも悪くも他人の緊張が伝わってこない、という感じ。 しかしながら、対人関係が複雑化していくにつれ、ADHDのマイナス面(約束を忘れる、話に集中できない、など)で信用を失い、人懐っこさがなくなっていってしまうケースが多いのだとか。それがなんとも切なく感じた。

Posted byブクログ

2025/09/27

 ADHDやASDについての理解は社会生活を営む上で欠かせないものとなってきた。個々人の適材適所への配置を十分に行うことができたならば、本人にとっても周囲にとっても過ごしやすい環境を作り出すことができる。  本書では、ADHDの症状や社会生活での困難場面について具体的に記載されて...

 ADHDやASDについての理解は社会生活を営む上で欠かせないものとなってきた。個々人の適材適所への配置を十分に行うことができたならば、本人にとっても周囲にとっても過ごしやすい環境を作り出すことができる。  本書では、ADHDの症状や社会生活での困難場面について具体的に記載されているため、腑に落ちる感覚がある。あるいは自分についても、それらの症状に当てはまる点があるということに気付くかもしれない。  社会が多様性を尊重する社会と変貌を遂げているなかで、お互いをさらに理解し誰もが住みやすい社会に変えていくためには、関連分野の勉強が必須だろう。  本書は現代人が一度は読むべき必須の教養であると感じた。【図書館】

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2026/01/14

物語的ではないので少し読みにくい雰囲気もあるが、著者が医師なので具体的な症例なども多く書かれていて、ADHDの様々な症状がよくわかった。

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2021/03/13

大人のADHDは段々知られるようになってきたが、それが障害と言えるのか、ずっと疑問に思っていた。本書は障害というより症状、個性だと言う。様々な苦労の末にようやく適切な診断が出て、投薬と認知行動療法のもと、当事者が回復してゆく症例が豊富に引用されている。当事者が時にはトリックスター...

大人のADHDは段々知られるようになってきたが、それが障害と言えるのか、ずっと疑問に思っていた。本書は障害というより症状、個性だと言う。様々な苦労の末にようやく適切な診断が出て、投薬と認知行動療法のもと、当事者が回復してゆく症例が豊富に引用されている。当事者が時にはトリックスターとして、生き生きと輝かしい人生を送るため、また周囲の理解を深めるため、適切な案内書だと思う

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2021/01/28

著者はADHD専門外来を担当する医師。うっかりミス、気の短さ、攻撃性、熱中しやすさなど、個人の性格や性質で社会生活や家庭生活で困るほどのものは、発達の問題に起因していることも多いそうだ。そしてそれらは薬や心理療法で改善できるという。発達についての正しい知識が広まることで、本人も周...

著者はADHD専門外来を担当する医師。うっかりミス、気の短さ、攻撃性、熱中しやすさなど、個人の性格や性質で社会生活や家庭生活で困るほどのものは、発達の問題に起因していることも多いそうだ。そしてそれらは薬や心理療法で改善できるという。発達についての正しい知識が広まることで、本人も周りも人間関係が楽になりそうだ。

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2020/12/29

ADHDが認知されてきています。 少なくない割合の人たちが該当していると言われていますね。 症例が詳しく出ているのですが、これらが極端な部類なのかと言えば、恐らく違っていて、4-5%はいるであろう現状の、突出した一部の症例と思われました。 では周りにいる軽症または境界のところに...

ADHDが認知されてきています。 少なくない割合の人たちが該当していると言われていますね。 症例が詳しく出ているのですが、これらが極端な部類なのかと言えば、恐らく違っていて、4-5%はいるであろう現状の、突出した一部の症例と思われました。 では周りにいる軽症または境界のところにいるひとたち、その人たちはどうなのだろうか、その人たちは自覚しつつ暮らしているのか、そうではないのか。 好きな分野には力を発揮できるので、その分野を生かしてもらえればいいのですが、周りの理解も、やっぱり必要ですよね。 理解を得られるかどうかというと、やはり離婚に至る例も多いと書かれていました。 そうだよなぁ、と思います。 できないのだから、仕方ないです。 いいところもたくさんあるので。ありがとう。

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2020/04/11

最近、診断を受けている人が増えているというニュースを聞いたので読んでみた。事例を示すのでイメージしやすい。

Posted byブクログ

2020/03/24

Attention Deficit Hyperactivity Disorder ADHD 注意欠如多動性障害 自分自身、この注意欠如多動性障害の症例と重なる部分が多いと感じたので、手にした本。当てはまるような部分もあり、これは当てはまらないという部分もあり、なんとも言えず。。...

Attention Deficit Hyperactivity Disorder ADHD 注意欠如多動性障害 自分自身、この注意欠如多動性障害の症例と重なる部分が多いと感じたので、手にした本。当てはまるような部分もあり、これは当てはまらないという部分もあり、なんとも言えず。。というのが正直な感想だった。 初めて聞いた発達障害の一つ。関連した書籍を探し始めたところ。

Posted byブクログ