1,800円以上の注文で送料無料

クジラの子らは砂上に歌う(5) の商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/15

スィデラシア国との出会いがきっかけで、新たな世界への旅立ちに期待ができるのか。 『約ネバ』、『進撃の巨人』、『ワンピース』… いままで読んだことのあるいろんなマンガの要素が詰まっている感じ。

Posted byブクログ

2022/08/26

帝国の戦艦スキロスと戦い突撃隊によってヌースを破壊し危機を乗り越えた泥クジラの住民たち。多くの犠牲を払いながらも未来へ向けて進み出した中、未知の国の船が接近していた。 多くの犠牲を払った前回と比べ今回は比較的穏やかな場面が多かった。だが、アモンロギアのロハリトとの接触場面は正直ど...

帝国の戦艦スキロスと戦い突撃隊によってヌースを破壊し危機を乗り越えた泥クジラの住民たち。多くの犠牲を払いながらも未来へ向けて進み出した中、未知の国の船が接近していた。 多くの犠牲を払った前回と比べ今回は比較的穏やかな場面が多かった。だが、アモンロギアのロハリトとの接触場面は正直どうかと思う。和やかな微笑ましい雰囲気を出そうとしているのは理解出来るが、それと全員が裸なのは違うと思う。泥クジラの人々の文化レベルが低く平和的というよりは知能が低い印象を受けた。結局ロハリトにも舐められることになるが作者の計算で描かれたとしても裸じゃなくてもよかった気がする。 一方で帝国サイド、オルカの動きと目的が不穏な雰囲気も忘れさせず泥クジラの平穏は一時でありそうなのもよく伝わる。しかも泥クジラの体内モグラの中でも派閥があるという泥クジラの中での内部分裂フラグも立っている。一筋の希望の光とちりばめられた絶望の描写が巧みだ。 今回泥クジラの秘密も明らかになり、アモンロギアと友好関係を結ぶ新しい章の始まりとなったがここからどう話を広げ、それを上手に畳めるか作者の手腕が問われる所だ。

Posted byブクログ

2020/01/01

まずは5巻まで。出だしは気に入ったけど、結局同系統の他作品と似たような内容になってきた印象。ここから、初期設定の良さを活かせるようになるか。

Posted byブクログ

2016/11/05

クジラの人たちとは価値観が異なる、他国のバカっぽい王子みたいな?人出て来て、やっと人間関係が面白くなってきたかな。

Posted byブクログ

2015/09/12

様々な視点から明らかになる砂クジラの醜い正体、次々に突き付けられる異境の世界観。ほとんど世界の説明しかしていないのにもう1巻が終わってしまった。読み終わって自分が違う世界にいることに酩酊感をおぼえる凄さ。カラーページはカラーで読みたかった……。

Posted byブクログ

2015/08/20

流されるままに砂上を漂い、自らの呪われた運命も知らず、穏やかに日々を暮らして来たクジラの子ら。帝国の襲撃を退け、泥クジラの航行能力を手に入れた彼らは海の牢獄を乗り越え、新しい世界へと旅立つ。 外界がもたらす知識や力は彼らを幸福にするどころか、混乱を招くものの方が多いみたいです。ヌ...

流されるままに砂上を漂い、自らの呪われた運命も知らず、穏やかに日々を暮らして来たクジラの子ら。帝国の襲撃を退け、泥クジラの航行能力を手に入れた彼らは海の牢獄を乗り越え、新しい世界へと旅立つ。 外界がもたらす知識や力は彼らを幸福にするどころか、混乱を招くものの方が多いみたいです。ヌースを滅ぼす力は帝国と他国の争いを激化させるだろうし、短命の秘密は無印と印の人たちの軋轢を生みそう。 自由は甘く、その数倍苦い…。

Posted byブクログ

2015/08/09

 シリーズとして言えば、仕込みの巻になるだろうか。終盤に明らかにされた泥クジラの真相は衝撃的ではあるが、それと同じくらいに重要だろう仕込みがいくつか見られる。  物語として言えば、泥クジラが舵を得た事実が最も大事だろう。次へと展開していくための羽を得た形だ。新たな物語が展開されて...

 シリーズとして言えば、仕込みの巻になるだろうか。終盤に明らかにされた泥クジラの真相は衝撃的ではあるが、それと同じくらいに重要だろう仕込みがいくつか見られる。  物語として言えば、泥クジラが舵を得た事実が最も大事だろう。次へと展開していくための羽を得た形だ。新たな物語が展開されていくことが容易に想像できる。  その舵の取り方もまた、この作品らしく神話的な風韻があって、素晴らしいの一言である。  とはいえ、ここまでの凄絶な展開を思えば、さすがにこの仕込みの巻は星四つ半相当だろうと思う。次の巻からの展開に期待したい。

Posted byブクログ