おともだち の商品レビュー
絵がもちもちしててかわいい。 るきさんとはまた違ったテイストの絵とお話で新鮮だった。 昔の言葉遣いとか表現を知れて面白い。 でも高野文子独特の表現もたっぷりだったと思う。 こんなにしなやかな絵が描けたら楽しいだろうな。
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NHK理想的本箱で紹介されて。紹介されていた特集のタイトルとは違うなあと。「友だちと絶交した時に読む本」ではなかったなあ。 高野文子さん。少女漫画でも少年漫画でもない。独自の味わいがあります。 盛子さまのおひなまつり ヒエラルキーのつらさ、その中に垣間見えるユーモア 上海の街...
NHK理想的本箱で紹介されて。紹介されていた特集のタイトルとは違うなあと。「友だちと絶交した時に読む本」ではなかったなあ。 高野文子さん。少女漫画でも少年漫画でもない。独自の味わいがあります。 盛子さまのおひなまつり ヒエラルキーのつらさ、その中に垣間見えるユーモア 上海の街角で ひどいオトコの話。でも、オトコがすべてではありません。 春ノ波止場デウマレタ鳥ハ 地の文は旧仮名遣い。横浜の雰囲気。絶交ではなく、子供のころ人と心を通わせても、それを確かめ合う方法がわからず…そしてある日突然別れが来る…そんな切なさがありました。 ボビー&ハーシー おしゃれでかわいい感じ。このタイプのストーリーが好きです。 デイビスの計算 好き同士が犯罪の加害者被害者になる切なさ。映画でもサスペンス・ラブ付き、スリラー・ラブ付きが大好きですが、そのテイストがあります。 高野さん、ハマる人とハマらない人にわかれそうですね。 私自身は、ここ2年以内にようやく読み始め。ちょっと苦手意識がありましたが、一度知るととことん読みたくなる、そんな作家さんです。
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よい。 ・春ノ波止場デウマレタ鳥ハ 明治か大正か、お嬢様学校の生徒たちがイベントでミュージカルを披露する話。舞台は横浜かなと思っている。女生徒同士の人間関係を描いていてかわいらしいのだけど、この時代らしい暗い部分も見え隠れする。 ・ボビー&ハーシー がらりと変わってい...
よい。 ・春ノ波止場デウマレタ鳥ハ 明治か大正か、お嬢様学校の生徒たちがイベントでミュージカルを披露する話。舞台は横浜かなと思っている。女生徒同士の人間関係を描いていてかわいらしいのだけど、この時代らしい暗い部分も見え隠れする。 ・ボビー&ハーシー がらりと変わっていかにもアメリカ的な能天気な話。こういうのも好物。 ・デイビスの計画 クライムサスペンス的な。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
“第一章 日本のおともだち”の、「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」という作品が一番好きだった。舞台は港町で、女学校の生徒たちが開港記念祭に「青い鳥」をミュージカル仕立てでやることになり、犬のチロー役となった少女・露子が、主人公の少年であるチルチルを演じることになった笛子と仲を深めていく。笛子が帰っていくホテルは半年前から閉まって避病院となっており、笛子の両親はまだそこに入っている。少女特有の繊細な心理描写が柔らかなタッチと相まって美しく描かれ、特に踊る描写や光の描写が素晴らしかった。レトロな雰囲気で、切なく素敵なお話。 また、作品の多くに歌が流れているのも面白い。
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昔のバージョンを持っているような気がする。登録しておかないと重複がでるなぁ。 高野氏の世界観だな。 るきさんも新装版で発売のようだ。文庫は持っているが,新装版に含まれる番外編がどんなものか気になる。
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