女、今日も仕事する の商品レビュー
内容は、著者としてははじめて本を書く大瀧純子さんの、これまでの人生を追った本で、わかりやすいメッセージがあったり、本人がこれまで劇的な人生を送ってきたわけではない。ミシマ社の本として、丁寧につくられた本として読むと楽しい。こういう本を出すところが、ミシマ社っぽいなぁ。
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背伸びせず、あくまで等身大なところに好感が持てます。自分が好きで始めた仕事でもなく、ましてやすごい実績を残さなかったとしても、こうやって良い仕事してる人は世の中いっぱいいるんだろうな。
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「ワークライフバランス」「自己実現」「バリキャリ」…どれもピンとこない女性たちへ という、帯の文句に惹かれて購入。 自分が女性であることや身体の変化を素直に認めて、地に足のついた生活を模索していますが、働くことと暮らすことを線引きしないのが、著者のポリシーで最大のポイントだと感...
「ワークライフバランス」「自己実現」「バリキャリ」…どれもピンとこない女性たちへ という、帯の文句に惹かれて購入。 自分が女性であることや身体の変化を素直に認めて、地に足のついた生活を模索していますが、働くことと暮らすことを線引きしないのが、著者のポリシーで最大のポイントだと感じました。 ブラック企業的な意味ではなく、本当の意味で「はたらくこと=生きること」という感じです。 ところどころ滲み出る、「私デキるのよ」オーラを隠してないあたりもリアルで、今感度の高い本でした。
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小さな通販会社の女性の代表取締役が執筆した仕事論。 「女、~」から始まるタイトルで章立てされているけれど、内容的には男性女性関係なく、「仕事」に対してどう取り組むか、といった現場目線の内容。 社長が書いた本、という感じがあまり無いところがよい。 仕事に関してどういうスタンスで取...
小さな通販会社の女性の代表取締役が執筆した仕事論。 「女、~」から始まるタイトルで章立てされているけれど、内容的には男性女性関係なく、「仕事」に対してどう取り組むか、といった現場目線の内容。 社長が書いた本、という感じがあまり無いところがよい。 仕事に関してどういうスタンスで取り組んだらよいのか、ということは男性以上に女性が悩むことが多いのではないか、と思う。 男性のロールモデルはその賛否はあれど確立している一方、女性のそれは未だ確立されているとは言えない。男性についても、旧来型の長時間労働の見直しが叫ばれて久しい。 著者なりに仕事に対し真摯に向き合ってきた実践が描かれていて、それはとてもリアルなものであるように思う。 働き方について、多様な考えが広がり、同時に「ふつう」に働く多くの人が当事者として働きながら悩み、考えるようになった時代で、「働くこと」について改めて考える一冊になる。
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働きたくて、道を切り拓いてきた著者の話にひたすら感心した。女性が働く事をとりまく状況をどうにかしたいとかしてほしいとかは思うけど、そこで何か起こした行動というのは、先の世代にじわじわと影響するだけで、自分の労働環境への影響は少ないと私は思っている。この本では今、自分のために現実的...
働きたくて、道を切り拓いてきた著者の話にひたすら感心した。女性が働く事をとりまく状況をどうにかしたいとかしてほしいとかは思うけど、そこで何か起こした行動というのは、先の世代にじわじわと影響するだけで、自分の労働環境への影響は少ないと私は思っている。この本では今、自分のために現実的にどうするかに意識が向いて読んでいて辛くなかった。著者の会社があつかっている商品は即買いしたくなったけど、あれをもってしても更年期を何の苦労もなしに抜ける事はできないのかと戦慄。悩みは、持ち続けていると「決まる」という話と、仕事を真ん中にして考える、というのが明日から使えそうな教訓だった。
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