ライオンの歌が聞こえる の商品レビュー
シリーズ第2弾、ユーモアミステリ短編集。謎解きも本格的だしとても面白い。難を言えば、二人のキャラがとても個性的なだけに、キャラクターに謎解きが押されちゃってる感じでもったいないかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
安定の読みやすさ。シリーズ1作目よりキャラクターに慣れてきた感じかな。最後の事件が印象的。砂の車!?可能なのか?各章のその後みたいなやつをエピローグでやってくれて嬉しい。いつか長編をやってほしい。
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★見た目どおりで何が悪いんだ? わざわざ難しく考える必要はないじゃないか(p.90) 【第一話】カミツキガメの呪い。 【第二話】一杯の珈琲から謎のほどけることもある。 【第三話】南京錠は愛を封じることができるか? 【第四話】フィアットの幽霊はいたか? ============...
★見た目どおりで何が悪いんだ? わざわざ難しく考える必要はないじゃないか(p.90) 【第一話】カミツキガメの呪い。 【第二話】一杯の珈琲から謎のほどけることもある。 【第三話】南京錠は愛を封じることができるか? 【第四話】フィアットの幽霊はいたか? ========================= ■ライオン探偵についての枝葉末節■ 【設定】誰にでもタメ口で協調性は持ち合わせていないが美脚金髪巨乳で男の目を釘付けにする二十七歳の女探偵エルザの探偵としての能力はなかなかのもの。「ライオン」というほど他者に恐怖感は与えてないでしょうか。どっちかというとやんちゃな感じです。語り手はエルザの高校三年間での同級生で、助手で調教師で突っ込み役で十人並みのルックスらしい美伽。二人が漫才やりながらが平塚というちょっとメジャーから外れているらしい街で起こる数々の事件に挑戦。いまのところ短編集のみ。 【一行目】 その建物は競輪場から少し歩いたあたりに、ガラクタのような佇まいを見せていた。(第一巻) 「おねえちゃん、ほら、あそこあそこ!」(第二巻) 【岩本和江】エルザたちとは競輪場で出会った老婦人。ひき逃げされたが命に別状はかった。でもなぜかコーヒーまみれにされた。また出てくることもあるかも? とメモ。 【海猫ビルヂング】三階建てのおんぼろビル。三階に「生野エルザ探偵事務所」がある。一階は「粋なとんこつ」というラーメン屋、二階は「ケームセノクー」となってしまった看板を掲げるゲームセンター。近くに平塚競輪場がある。 【エルザ】生野エルザ(しょうの・えるざ)。美伽は「エル」と呼ぶ。探偵。二十七歳。「野生のエルザ」でライオン。依頼人であろうが乱暴なタメ口、美脚、金髪ショート、巨乳。高校時代はソフトボール部で誰よりも実力派だったが協調性ゼロで疎ましがられていたが「ベンチがアホやから」とどこかのE投手のようなことを言って退部。その後ソフトボール部は連戦連敗だった。 【オトシマエ】探偵としては依頼人を殺されたら謎がどうとかいうのではなく犯人に対してちゃんとオトシマエをつけねばならないというのがエルザの流儀。 【紅】スナック。長崎皿うどんを頭に乗せたようなママがやってる。焼きうどんとポテトサラダは絶品。 【シトロエン】エルザの愛車。五千円でも売れ残りそうなほどおんぼろ。 【湘南平】エルザと美伽のテンションを大きく下げさせたこの場所ではカップルが金網に南京錠をぶら下げて永遠の愛を誓い合うという厳粛な儀式が行われる。 【湘南ひらつか七夕まつり】平塚が世界に誇る一大フェスティバルで、なんでも「日本三大七夕祭り」のひとつらしい。ひとつは有名な仙台で、あとはこの平塚のと、残りひとつは未定らしい。 【湘南文化大学】探偵部があるらしい。創作や研究のためのサークルではなくあくまでも現実の探偵活動に従事することを主旨とする実践的サークルなんだとか。 【生野エルザ探偵事務所/しょうのえるざたんていじむしょ】平塚競輪場近くの海猫ビルヂング三階にある。営業は午前十時から夜エルザが缶ビールのプルトップを開ける瞬間まで。 【スーパーカブ】尾行用。 【酢湯麺/すたんめん】平塚のソウルフードなんだとか。ひやむぎみたいな麺にあっさり酸味のきいたスープ。 【探偵】《それは依頼人の利益のために働く存在だからだ。》p.288 【忍耐力】生野エルザ探偵事務所に来た依頼人(候補)はだいたい二十分で気を悪くして出ていく。それ以上いる人は忍耐力があります。 【平塚】よその人間にとってはイメージしにくいが湘南あたりという認識はあります。しかしこの本によると「西湘」とか呼ばれ湘南とは厳密区別されているらしい。たぶん湘南から? 【マニア】「そんなにイライラしないで。相手はマニアなんだから」(ライオンの歌p.22) 【美伽/みか】川島美伽。語り手。エルザとは高校三年間同級生。テニス部員だったので部活は別。東京でひどい目に遭って帰ってきたらエルザに取っ捕まるというまたまたひどい目に遭い「生野エルザ探偵事務所」の探偵助手兼猛獣の調教師兼突っ込み役となった。二十七歳。コンサバ系ファッションが基本。エルザと並んでいるとだいたいの男はエルザしか見ない。「インターホンのエキスパート」とか「物干し竿のエキスパート」とかの異名がある? 【ミツキ】武田幸彦という超肥満の銀行員が探しているカミツキガメのミツキちゃん。 【宮前】若い刑事。神奈川県警平塚署。エルザとは既知。いつも憎まれ口を叩くがライオン娘たちのおかげでけっこう手柄を立てている。エルザと美伽のコンビを「平塚ライオンズ」と命名したが受け入れてもらえなかった。
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平塚おんな探偵の事件簿 第2弾 第一話 亀とライオン 第二話 轢き逃げは珈琲の香り 第三話 首吊り死体と南京錠の謎 第四話 消えたフィアットを捜して 平塚に探偵事務所を構える同級生コンビ、エルザと美伽が、町の難事件を解決する。 亀の失踪が関連した殺人事件や密室殺...
平塚おんな探偵の事件簿 第2弾 第一話 亀とライオン 第二話 轢き逃げは珈琲の香り 第三話 首吊り死体と南京錠の謎 第四話 消えたフィアットを捜して 平塚に探偵事務所を構える同級生コンビ、エルザと美伽が、町の難事件を解決する。 亀の失踪が関連した殺人事件や密室殺人、アリバイトリックなど。 新しくヤクザの女親分の登場で、このシリーズまだ続くと見た。
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短編4話。トリックは面白いんだけど・・やっぱり無理があるなぁ~、特に犯人のキャラがシンプル過ぎる。まぁ、設定で軽くってのが若者向きなんだろうけど・・あまりにご都合主義だし、主役二人はともかく、宮前刑事が生きていない。どちらかに惚れろよとまでは言わないけど、単に説明役だもんなぁ~ ...
短編4話。トリックは面白いんだけど・・やっぱり無理があるなぁ~、特に犯人のキャラがシンプル過ぎる。まぁ、設定で軽くってのが若者向きなんだろうけど・・あまりにご都合主義だし、主役二人はともかく、宮前刑事が生きていない。どちらかに惚れろよとまでは言わないけど、単に説明役だもんなぁ~ 何にしても、第四話の砂はやり過ぎ。このシリーズも終わりかな?
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相変わらずの安定感あるユルさと推理(笑)。東川さんもう少し早く新作出してくれないかな。期待してます。
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シリーズ第二弾。平塚で起きる様々な事件を、2人に女探偵が解決する。軽妙でさくさく読める。主人公の探偵助手美加と探偵のエルザがいい関係で楽しい。
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堀江由衣さんも憧れる平塚おんな探偵の事件簿その2. 奇妙な事件が短編で四件。 時にはタダ働きもするのが私立探偵。 時には組長さんと友達になるのが私立探偵。 時には弔い合戦もするのが私立探偵。 時には砂のオブジェを造るのが私立探偵。 次は長編こい。
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おこる事件は結構酷いのにカラッと表現されてサクサク解決していく文体は東川さんならでは。エルザは平塚という地域でこそ伸び伸び輝ける個性的な探偵だと思います。
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女性探偵が活躍する本格推理短編連作集。 東川の巧妙な語り口で、キャラクターも魅力的! この作家の作品は安心して楽しめる。 とにかくめちゃくちゃに明るい!ストレス解消にも良い!
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