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音楽という<真実> の商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2020/03/05

2020.02.17 音楽を愛し愛され「音楽しか知らない」と言われた新垣さん この本から伝わる印象は、とても誠実な方 だからこそ、あのゴーストライター事件が起きたのだと思う。 真面目な方なので、思うことが多く、それがめぐりめぐって自身を苦しめていたと言う罪の告白のような本文の訴...

2020.02.17 音楽を愛し愛され「音楽しか知らない」と言われた新垣さん この本から伝わる印象は、とても誠実な方 だからこそ、あのゴーストライター事件が起きたのだと思う。 真面目な方なので、思うことが多く、それがめぐりめぐって自身を苦しめていたと言う罪の告白のような本文の訴えは胸にくるものがある イメージチェンジをしたおっさん…佐村河内の会見ばかりが 思い起こされるが、新垣氏の背景を知った上だとあの外見こそ茶番だ。という見方もできてしまう

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2019/04/29

幼い頃に魅せられた音楽を生業とするまでの自身の半生と,自称聾の作曲家のゴーストライターになって意図せぬ作品をつくるに至った経緯から真相の告白へ。世間的なことには疎いが故にあの男の野望に巻き込まれてしまったが,純粋に音楽を愛する人なのだということがわかる。子どもの頃ショパンの譜面の...

幼い頃に魅せられた音楽を生業とするまでの自身の半生と,自称聾の作曲家のゴーストライターになって意図せぬ作品をつくるに至った経緯から真相の告白へ。世間的なことには疎いが故にあの男の野望に巻き込まれてしまったが,純粋に音楽を愛する人なのだということがわかる。子どもの頃ショパンの譜面のヴィジュアルにうっとりしてしまったなどという告白とか。ゴーストライターとして作った曲と自分の本当にかきたい音楽の違いについても熱く語っている。

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2019/01/31

タイトルと中身は関係ないようだが、半分以上は佐村河内守との過去の仕事ぶりを紹介する形をとっている。佐村河内氏はほとんど詐欺師のようなやり方だが、他人を説き伏せて仕事をもらってくるというのは、それはそれで能力があったのだろう。

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2018/08/18

自身全く音楽の分野については疎いが、知識の量に圧倒された。本当に心底、音楽というものが好きなんだと思う。また社会人としてビジネス感覚を一切持ち合わせなかったらこのようになるのかとも思った。本の体裁として自著の形態にはなっているが、おそらく殆どがインタビューだったのではないか。編集...

自身全く音楽の分野については疎いが、知識の量に圧倒された。本当に心底、音楽というものが好きなんだと思う。また社会人としてビジネス感覚を一切持ち合わせなかったらこのようになるのかとも思った。本の体裁として自著の形態にはなっているが、おそらく殆どがインタビューだったのではないか。編集者としての技能が垣間見れた文体でもあった。

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2016/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

音楽が大好きで、ベートーヴェンに憧れて、作曲家になった新垣さん。ある日、もうひとりの『ベートーヴェン』に出会い、人生を狂わせられてしまったわけだが、うーん。新垣さんの断りきれない優しさ、弱さがゴースト生活を作ってしまったのだな、と思った。でも、会見をしたことで、重荷は軽くなったことでしょう。その後の新垣さん。これからの新垣さんに大いに期待したい。

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2016/02/27

 近所の大型書店で本書が「著者の直筆サイン入り」で売られていたのを目撃して愕然とした。商業主義極まれり。すっかり「中途半端なタレント」になってしまったようだ。中身の方も口述をそのまま文章化したようでとりとめなく、はっきりいって読みにくい。とにかく「利用されやすい」人であることはよ...

 近所の大型書店で本書が「著者の直筆サイン入り」で売られていたのを目撃して愕然とした。商業主義極まれり。すっかり「中途半端なタレント」になってしまったようだ。中身の方も口述をそのまま文章化したようでとりとめなく、はっきりいって読みにくい。とにかく「利用されやすい」人であることはよくわかった。

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2015/12/03

あの衝撃の記者会見と一連の騒動の後に出された本。 なんというか、自分を見つめなおしてみましたー…感たっぷりの筆致。 文章はそこそこ読みやすいです。

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2015/10/26

葛藤が感じられますが、ゴーストライターを止めるころができなかった、もうひとりの「ベートーヴェン」佐村河内氏をある意味利用していた(されていた)それが新垣さんの弱さだったのでしょうか… 巻末の本誌に登場する音楽家一覧に佐村河内氏が入っていないのが受けました(^^;

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2015/10/14

川越スカラ座さんでの無声映画上映会で新垣隆さんにサインもらった本 読了。 例の事件も彼についても ほとんど知らないのだが、こんな事があったんだ。 本からは新垣隆さんの誠実な姿勢が伝わってくるけれども、 逆に おかしな人に対して 途中で止められて実現しないはず と声を挙げないで...

川越スカラ座さんでの無声映画上映会で新垣隆さんにサインもらった本 読了。 例の事件も彼についても ほとんど知らないのだが、こんな事があったんだ。 本からは新垣隆さんの誠実な姿勢が伝わってくるけれども、 逆に おかしな人に対して 途中で止められて実現しないはず と声を挙げないでいると、そのまま進んでしまうケースもあるって事だなぁ。

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2015/08/23

彼の本職はピアニストなのか作曲家なのか、本書を読むまであまり詳しく知らなかったが、とにかく日本一有名なゴーストライターであることは間違いない新垣隆氏の著書。 内容としてはあの事件の一部始終はもちろん、新垣氏が音楽家を志す事となったきっかけや強く影響を受けた人々、そして彼の音楽に...

彼の本職はピアニストなのか作曲家なのか、本書を読むまであまり詳しく知らなかったが、とにかく日本一有名なゴーストライターであることは間違いない新垣隆氏の著書。 内容としてはあの事件の一部始終はもちろん、新垣氏が音楽家を志す事となったきっかけや強く影響を受けた人々、そして彼の音楽に対する姿勢や音楽理論などが存分に語られていて、大変興味深いものがあった。 名声は欲しいが才能に恵まれなかった佐村河内氏と、純粋に自分が作曲した音楽を世に送り出したい新垣氏の利害が、かなり歪んだ形で一致してしまったのが今回の事件の顛末なのだと思う。 きっと佐村河内氏はプロデュース業に徹していれば、また違うの結末が待っていたのではないだろうか。そして新垣氏は派手な演出を好む佐村河内氏に対し、関係を断ち切りたいと思いながらも、心の片隅ではどこか憧れに近い感情もあったのではないだろうか。 出来れば新垣氏の音楽理論は改めて違う作品で読んでみたい、そして今回の事件に関しては佐村河内氏の反駁も聞いてみたい気がする。

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