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だから、ぼくは農家をスターにする の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/10/18

今の私たちに足りないのは生きているという実感。 自然を相手にするってとても大変。 私たちはその苦労も知らずにお金で買ってるだけなのどうなのかな。 死があるから、生が輝く  

Posted byブクログ

2019/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

高橋さんの人柄や人生と、食べる通信に込められてる思い、発行までの苦難や発行後の更なるビジョンがぎっしりの本。 食べる通信でやっているのは、「食べ物の裏側に隠れて見えなくたっていた生産者と消費者をつなぐこと」。それは結果として生産者の地位を向上させることにもなる。 まとめるって感じじゃないので、好きな一文・共感の一文メモ✏︎! ・物語を知ることで、食べるという行為に理解と感謝が生まれ、その分美味しく感じる ・食べ物の裏側には都市の消費者を感動させるドラマがある。生命を奪う生産者と、その奪った生命で自らの生命を維持させる消費者が、食べ物の裏側にある物語を通じて出会う ・命の循環の物語は、食べることは生きることを体感することであると消費者に気づかせる ・今の消費社会が失ってしまった生きる実感や繋がりは、「食」を通じて取り戻せる ・観客民主主義からの脱却。グランドに下りよう! ・高橋さんが惚れ込むのは、無農薬栽培、有機栽培ではなく、哲学やビジョン、想いなどを持っていて、ストーリーがある生産者。 ・農漁業は、単に食べ物をつくる仕事ではなく、海や土などの自然と人をつなぎ、さらに都市と地方の命をつなぐ仕事 ・経済的豊かさを追求しすぎたがゆえに見落とされてきた人と人、自然のつながりによる豊かな世界がかろうじてか残っているのが農家や漁師の世界 ・食という漢字。生産者と消費者がバランスをうまく保ち、その時に初めてその中で良生活できる。 ・消費者(生産者が育てた食べ物を"費やして消す"だけだったひと)から生活者(生産者か育てた食べ物を"活かして生きる"ひと)へ ・「食べ物とお金の関係という貧しい関係」から「食べる人とつくる人という豊かな関係」へ ・地産地消(地域で作られたものをその地域で消費する)から知産地消(知った人がつくり、お互いに知っている人が消費する関係

Posted byブクログ

2018/12/20

vol.405『だから、ぼくは農家をスターにする 「食べる通信」の挑戦』(高橋博之著/ CCCメディアハウス) http://www.shirayu.com/letter/2017/000824.html

Posted byブクログ

2017/01/14

著者は「東北食べる通信」創業者。生い立ちから経歴、創業時のあれこれ。 アイディアは非常には非常に共感し、ふるさとの「食べる通信」を購読したくなった。ただやはりというか利益面の記述は少なく、どの程度の収入なのか、他に仕事をしているのかが気になった。 ビジネスとしては未知数の部分...

著者は「東北食べる通信」創業者。生い立ちから経歴、創業時のあれこれ。 アイディアは非常には非常に共感し、ふるさとの「食べる通信」を購読したくなった。ただやはりというか利益面の記述は少なく、どの程度の収入なのか、他に仕事をしているのかが気になった。 ビジネスとしては未知数の部分が多いように思うが、理念は素晴らしく共感した。実行力も素晴らしい。Uターンを考えている身として参考になった。

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2016/03/09

「食べる通信」とは食材の付いたちょっと変わった通信です。生産者がどのような思いで生産しているのか伝える場がなく、消費者の間に溝があることを感じた著者は仲間と一緒に「食べる通信」を始めます。食材はできるだけ収穫した時の状態にしているため、通信を読んだ読者からは驚きの声が届くこともし...

「食べる通信」とは食材の付いたちょっと変わった通信です。生産者がどのような思いで生産しているのか伝える場がなく、消費者の間に溝があることを感じた著者は仲間と一緒に「食べる通信」を始めます。食材はできるだけ収穫した時の状態にしているため、通信を読んだ読者からは驚きの声が届くこともしばしば。東北から始まった「食べる通信」ですが徐々に全国に広がっています。

Posted byブクログ

2015/10/04

食べる通信。なんて素敵なメディアだろうか。 うちでも取ろうと思ってたら、既に定員1500人に達していて新規募集停止とな。 でも、全国各地で「食べる通信」が立ち上がっているようで、どれか購読してみようと思案中。 今後の取り組みも楽しみにしています。

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2015/07/18

面白い販促の方法ないかなと本屋行ったらたまたま見つけた本。『食べる通信』なるものがあると初めて知りました。 これは農家や漁師といっしょに行動を共にして取材し、取り上げた人の作物を会員に記事と一緒に届けるというもの。東北復興の流れからできた取り組みですが、いまや全国に広がり、継続...

面白い販促の方法ないかなと本屋行ったらたまたま見つけた本。『食べる通信』なるものがあると初めて知りました。 これは農家や漁師といっしょに行動を共にして取材し、取り上げた人の作物を会員に記事と一緒に届けるというもの。東北復興の流れからできた取り組みですが、いまや全国に広がり、継続可能なビジネスとして今も活躍中とのこと。 著者はもともと新聞記者になりたかった。しかしどこも就活失敗。縁から知り合いの代議士秘書に。そこで目の当たりにした国民の政治的無関心。文句は言うが興味は示さない。 秘書をやっているうちに自分がやりたくなり、県議会議員に立候補することを決意し、街頭演説をはじめ、最年少で岩手県議会議員に当選したというツワモノでした。 対話を重要視し、自ら県民と向き合う機会を作り、そこで漁業や農業の深刻な問題を知り、これら1次産業に関わるために政界を引退したそうです。 人間は食べないと生きていけいない。そういった食べ物を作っている農家や漁師がしんどい思いをしているにもかかわらず、社会的地位が低いのはおかしい。また、こうした人の顔も分からないまま、流通してきたものだけを買って消費する都会人。そこには命を頂いているという感謝の気持ちが見えず、命のやりとりが軽視されていると感じた著者は、食べ物と生産者の顔を同時に届けるサービスを思い付く。それが「食べる通信」でした。 その地道な活動が全国に広がり、様々な地域でコンセプトは共有しながらも、各地で特色のある「食べる通信」が刊行されています。 私はこの通信を知りませんでしたが、食の問題は以前から関心があり、生産者の社会的地位が低いのもおかしいと思っていたため、販促方法のヒントとして読み始めた本書でしたが、最終的には自分の考え方と同じ人が、それもたくさんいることが分かり、販促以上のことを得ることができました。 今後は海外へも目を向けているとのことで、海外の生産者と消費者を直接どう結び付けるのか、楽しみであります

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2015/07/15

東北食べる通信の本が出た!とはいえ編集長の高橋さんは月一の座談会とか各種イベントにいるし、Facebookでの発言も多いから、わざわざ書籍にして伝えたい気持ちってあるの?っていう意味で言うと、今まで繰り返し言ってたことの総集編です。 でも、『奪い合えば足りないものも、分かち合えば...

東北食べる通信の本が出た!とはいえ編集長の高橋さんは月一の座談会とか各種イベントにいるし、Facebookでの発言も多いから、わざわざ書籍にして伝えたい気持ちってあるの?っていう意味で言うと、今まで繰り返し言ってたことの総集編です。 でも、『奪い合えば足りないものも、分かち合えば余る』の脱近代的論理を是非実践していってほしいよね。

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2015/06/25

”都市と地方をかき混ぜる” 東北食べる通信という食材とその農家の情報が詰まった情報を一緒に届けるメディアが今面白い。 今は都市と地方が分断され過ぎていて、野菜や魚を買うにも価格等でしか判断軸がない。だが、届く農産物が作られた背景、農家の生い立ちが分かれば、そう簡単に安いもの一...

”都市と地方をかき混ぜる” 東北食べる通信という食材とその農家の情報が詰まった情報を一緒に届けるメディアが今面白い。 今は都市と地方が分断され過ぎていて、野菜や魚を買うにも価格等でしか判断軸がない。だが、届く農産物が作られた背景、農家の生い立ちが分かれば、そう簡単に安いもの一辺倒を欲すということはなくなる。 そして、気に入った農家を直接支援したり、収穫を手伝うなど徐々に両者の垣根が取れつつある。 自分がしたかったのはこういうことだと再認識できた1冊であった。

Posted byブクログ