アメリカ大陸のナチ文学 の商品レビュー
架空の作家たちの生涯を描いた小説で、作家たちは直接繋がることもあるけど、ナチズムの信望者と文学者という部分で、作品の中では一本筋が通ってる気がした。文学と歴史のネガティブな部分を描いているのかもなぁ。
Posted by
ここ何年かボラーニョって名前聞くようになったな、と思いながら初読。南米とナチって何かつながりあるとは聞くけどよう知らんしな、と思ったら全編フィクションか。いや、それはそれでスゴいっちゃスゴい。言われんかったらどこまでフィクションかわかれへん。こういうの、ハイパーリンク使って電子書...
ここ何年かボラーニョって名前聞くようになったな、と思いながら初読。南米とナチって何かつながりあるとは聞くけどよう知らんしな、と思ったら全編フィクションか。いや、それはそれでスゴいっちゃスゴい。言われんかったらどこまでフィクションかわかれへん。こういうの、ハイパーリンク使って電子書籍向きなんかもね。
Posted by
今号の夏のツンドク。 のページで坂口恭平先輩が絶賛していたロベルト・ボラーニョの小説が新しく翻訳されたとあらば、読まないわけにはいかないだろう。 20世紀末のアルゼンチンで活動した架空の文学者たちの生涯が歴史の教科書みたいな文体で綴られていくもんだから最初は退屈だった。 そう思っ...
今号の夏のツンドク。 のページで坂口恭平先輩が絶賛していたロベルト・ボラーニョの小説が新しく翻訳されたとあらば、読まないわけにはいかないだろう。 20世紀末のアルゼンチンで活動した架空の文学者たちの生涯が歴史の教科書みたいな文体で綴られていくもんだから最初は退屈だった。 そう思って気を抜いているとフーリガンたちに愛される詩人なんていう、赤塚不二夫でも考えつきそうにないエクストリームなキャラクターが登場したりするから、思わず『シェー』と叫んだね。 popeye 2015 AUGUST Issue820 TO DO LISTより引用
Posted by
挑戦的なタイトル。ボラーニョの中では読み易かった。最初のヒトラーに娘を抱かれて喜ぶ女性詩人などはまだ笑えたが、次第に不穏な人ばかりに。思想の不穏当さと作品の出来はリンクするんだろうか。ラストに語り手としてボラーニョが姿を現した時はドキッとした。ナチズム信奉者にはやはり人命軽視の風...
挑戦的なタイトル。ボラーニョの中では読み易かった。最初のヒトラーに娘を抱かれて喜ぶ女性詩人などはまだ笑えたが、次第に不穏な人ばかりに。思想の不穏当さと作品の出来はリンクするんだろうか。ラストに語り手としてボラーニョが姿を現した時はドキッとした。ナチズム信奉者にはやはり人命軽視の風潮がありそうだ。
Posted by
- 1