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感情の「みかた」 の商品レビュー

3.4

10件のお客様レビュー

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2020/07/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

悲しい・苦しい・辛い... 『ネガティブ』と捉えがちな思考を 『ポジティブ』に捉えることは難しい 「ネガティブな感情=マイナスな感情」 ではないと知っておくことが大切なのかも 読めてよかったです

Posted byブクログ

2015/07/25

一般的には「怒り」「不安」と言ったネガティブな感情を持つのは良くないので、持たないようにしましょう。と言われることが多い。そんな考え方に対してネガティブな感情を持つことにOKを出される堀越先生の考え方に、非常に共感を持てました。 ただし、後半の人間関係に関する分析に関しては、やや...

一般的には「怒り」「不安」と言ったネガティブな感情を持つのは良くないので、持たないようにしましょう。と言われることが多い。そんな考え方に対してネガティブな感情を持つことにOKを出される堀越先生の考え方に、非常に共感を持てました。 ただし、後半の人間関係に関する分析に関しては、やや偏った感じもしました。

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2015/07/13

2015年7月13日読了。ブクログの献本企画で当選した本を読了。心理学者の著者が、自分自身の負の感情の「見方」取り扱い方・解消の仕方を説き、それによりコントロールの難しい自分の感情を自分の「味方」にできるとする本。平易な文章で当たり前のことをさらりと書いているが、それなりに心に引...

2015年7月13日読了。ブクログの献本企画で当選した本を読了。心理学者の著者が、自分自身の負の感情の「見方」取り扱い方・解消の仕方を説き、それによりコントロールの難しい自分の感情を自分の「味方」にできるとする本。平易な文章で当たり前のことをさらりと書いているが、それなりに心に引っ掛かるものはあった。怒りやストレスなどを自分が感じるとき、自分はその対象のどこに負の感情を抱いているのか?どうすればそれをコントロールできるのか?「そのような感情を自分に抱かせないでほしい」と相手に依頼するとしたら、どう表現すれば伝わるのか?自分は他者に同じような感情を抱かせるコミュニケーションをしていないか?など。色々考えさせられるところはあった。

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2015/07/12

「泣くこと」「ネガティブになること」「許せないと思うこと」…。 持ってはいけない感情、できるだけ避けたいこと。そのように思うことがいつも悪いわけではないと考えることができる本だった。

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2015/06/28

献本企画に応募しました!第二弾! つらい感情もあなたの「みかた」だそうです 見方を知るこきで、仕事上関わる人にアドバイスできそう 自分に良いものを「イエス」有害だと「ノー」といって境界線を引き、人とは違う「自分」が形作られる・・・「ノー」を言えないと境界線がうまく引けず、有害ライ...

献本企画に応募しました!第二弾! つらい感情もあなたの「みかた」だそうです 見方を知るこきで、仕事上関わる人にアドバイスできそう 自分に良いものを「イエス」有害だと「ノー」といって境界線を引き、人とは違う「自分」が形作られる・・・「ノー」を言えないと境界線がうまく引けず、有害ラインを踏み越えられる度に自覚なく傷ついていく人生か・・・わかるなあ

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2015/06/23

 平易でわかりやすいが、通り一遍の説明でしかなく、論理的には分かるんだけど、実践的にどうするのか?と聞かれると悩む。  ワークが欲しい。  個人的には章ごとに1冊ずつ書いても良さそうな気がする。

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2015/06/20

「みかた」には3つの読み方がある。味方、見方、そして診方。そう言われてみれば、と思うこと自体が、すでにどれだけいつもは目から入ってくる文字情報に意識をやっていないか、ですね。私はすぐに「味方」の方を思っていたようです。 ご年配の方が対象と思われる雑誌「いきいき」に連載されていたと...

「みかた」には3つの読み方がある。味方、見方、そして診方。そう言われてみれば、と思うこと自体が、すでにどれだけいつもは目から入ってくる文字情報に意識をやっていないか、ですね。私はすぐに「味方」の方を思っていたようです。 ご年配の方が対象と思われる雑誌「いきいき」に連載されていたとあって、大切な人を亡くした時、など人生の終わりに向かっていく人へのアドバイスがあります。賢者の知恵といった風で、若い人も知っておいて損はないのではないかと。 怒り、悲しみ、許せない、といったネガティブな感情の扱い方が書かれています。曰く、こういった感情には、自分の精神バランス(著者はこころの筋肉と表現されています)を保つための意味・意義があるのだと。それを無視してはいけませんよ、と穏やかに諭してくれます。 悲しみは味わい尽くさなければならない、との意見には大賛成。拭っても拭っても涙が溢れてくるほどに悲しいのであれば、それにはその意味がある。だったら、何度も何度も泣けば良いし、いつかその涙が違うものになるかもしれない。そうやって向き合えば、ただの喪失ではなくなり、こころの栄養になっていく。 ともすれば、まるで毎日ハッピーでいなければ生きている意味がない、何かがおかしい、充実していない、と思われがちな現代で、決してそれだけが人生の意味ではないと教えてくれる(もしくは再確認させてくれる)本です。 個人的にハッとしたのは、大人になってからは人間関係を選り好みしなさい、の言葉。そう言われてみれば、いつからか、子供時代=素=一番良いという図式にとらわれ、子供のときのように振る舞いたい考えたい(子供っぽく振舞うという意味ではなく)と思っていたな、と反省。過去は過去、今は今、ですね。 傷つかないことなどないのだと、ネガティブな感情を持たないことは不可能なのだと、そしてそれらは全て価値を持っていて、それで良いのだと柔らかく肯定してくれる本です。

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2015/06/19

(2015.06.17読了)(2015.06.11入手) 感情といえば、喜怒哀楽と言われますが、この本での感情は、ネガティブな方の感情、怒りや悲しみなどのほうに主に焦点を当てています。 著者は臨床心理の先生ですが、専門は「行動医学」です。 「行動医学とは薬だけでなく、行動的な面に...

(2015.06.17読了)(2015.06.11入手) 感情といえば、喜怒哀楽と言われますが、この本での感情は、ネガティブな方の感情、怒りや悲しみなどのほうに主に焦点を当てています。 著者は臨床心理の先生ですが、専門は「行動医学」です。 「行動医学とは薬だけでなく、行動的な面に働きかけて治療にあたる医療です。」(218頁) 「感情のみかた」というタイトルを見て、ある人は「感情の見方」と読むでしょうし、「感情の味方」、または「感情の診方」と読むかもしれません。ひらがなの「みかた」には、色々な意味が込められています。(3頁) 第1部は、「感情の見方」で、悲しみ、怒り、不安、寂しさ、などそれぞれの感情がどのような働きをしているのか、を述べています。 第2部は、「感情の診方」で、感情の問題がもっとも出てきやすく、また解決のカギともなる「関係」について述べています。(5頁) 第1部には、「うつ(落ち込み)」「敵意」「我慢」「ゆるせない」などがあり、きめ細かい感情の見方が述べられています。 「怒り」は時間が経つと収まるけれど、「敵意」は、おさまらない、というのは、なるほどと思いました。声をあげて泣くことについては、陰で一人で泣くよりは、誰かの前でなく方がいいというのは、違いがよくわかりません。自分で自分に知らせるだけでも、すっきりするかなと思うのですが。 第2部については、家族関係や夫婦関係について、もう一度よく読んでみます。 【目次】 はじめに 第1部 感情の見方―「感情」はこころが発する警告。 その1 ネガティブな感情こそあなたの味方です。 その2 悲しみ。 その3 うつ―落ち込み―。 その4 怒り。 その5 敵意。 その6 不安。 その7 寂しさ。 その8 我慢。 その9 ゆるせない。 第2部 感情の診方―人間関係はこころの処方箋。 その1 安全な関係のつくり方。 その2 気持ちの伝え方。 その3 気持ちの受け止め方。 その4 友人関係の築き方。 その5 家族との付き合い方。 その6 夫婦の付き合い方。 おわりに ●涙の成分(30頁) 悲しいというのは、俗にいう、心が痛い状態ですが、涙はその心の痛みをやわらげてくれます。不思議なことに、悲しいときの涙の成分は、ほかの涙とは違うこともわかっています。 ●誰かに(31頁) 誰の目にも触れないところでひとり忍び泣くよりも、誰かの前で泣けることのほうが大事です。私たちは誰でも、自分のこころの痛みを誰かにわかってほしくて、慰めてほしくて泣くものなのです。 ●体調(33頁) 悲しいときにこそ体調に気を配ることも忘れないでください。食欲だけでなく、免疫力や抵抗力まで落ちてしまいますから、悲しんでいる人がいたら、周りの人もその健康を気づかってあげるといいでしょう。 ●「逃避型」(38頁) 「逃避型」の行動とは、嫌な気持ちや現実から逃げる方法で、究極まで行くと自殺につながります。また、大人がよくつかう逃避の方法が「痛み止め」です。アルコール、薬物、買い物、食べること、性的興奮など、すぐに嫌な感情を飛ばしてくれることに頼り始め、それなしではいられなくなると依存症になります。 ●回復(43頁) 人は人によって傷つけられますが、人を通して回復していくものなのです。 ●怒りと敵意(53頁) 怒りという感情は、反応として出てくる一過程のものです。アドレナリンなどが分泌されているあいだは、私たちは怒りを感じていますが、それが元に戻れば怒りは次第に収まってきます。ところが、怒りと混同されやすい「敵意」は持続します。 ●ゆるす(110頁) ゆるすとは、相手を変えることではなく、自分を変える作業なのです。 ☆関連図書(既読) 「豊かさの精神病理」大平健著、岩波新書、1990.06.20 「やさしさの精神病理」大平健著、岩波新書、1995.09.20 「診療室に来た赤ずきん」大平健著、新潮文庫、2004.09.01 「中年クライシス」河合隼雄著、朝日文芸文庫、1996.07.01 「こころの処方箋」河合隼雄著、新潮文庫、1998.06.01 「悲しんでいい」高木慶子著、NHK出版新書、2011.07.10 「心の傷を癒すということ」安克昌著、角川ソフィア文庫、2001.12.25 (「BOOK」データベースより)amazon ひとは、人間関係に傷つき人間関係に癒される。今、つらい思いを抱えているあなたへ。こころのモヤモヤは書き出してみると、すっきりします。

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2015/06/12

「ひとは人間関係に傷つき、 人間関係に癒される」と本の帯にはあります。 確かに日々を送る中で、いつもグルグルと私の頭の中を支配するのは他人の思考ばかり。 「夫はどう思うか?友達はどう感じるか?」とかとか。 そんなことを続けているといよいよ疲れます。 当然のように元気が出る本、つま...

「ひとは人間関係に傷つき、 人間関係に癒される」と本の帯にはあります。 確かに日々を送る中で、いつもグルグルと私の頭の中を支配するのは他人の思考ばかり。 「夫はどう思うか?友達はどう感じるか?」とかとか。 そんなことを続けているといよいよ疲れます。 当然のように元気が出る本、つまり心理学とか宗教とかの本を読み、なんとか自分の心のバランスとりをするわけです。 この本も「感情の見方」と言うタイトル通り、そして帯にあるようにネガティブな思いに絡まった時に手にして読む処方箋、バイブルのような本でした。必要な部分を中心にその時々に読めばいいと言う安心の本です。 著者は認知行動学者と言うことで、多くの悩みを持った方との関わりの中で得たものを、優しく丁寧に記して語ってくれます。 私は怒りっぽいので、「怒り」の部分から読み始めました。 フムフム。 と、読み進むうちに、ふとある箇所で釘付けになりました。 ===「気持ちの受け止め方」・話すより聞くこと=== の項です。 つまり傾聴と言うのでしょうか? 相手に自分のことを話すのではなく、相手のことを聞くこと。そこにこそ問題解決の緒があると言うのです。 今までの啓蒙書にはない新鮮な切り口で、気がついたら一生懸命読んでいました。 あの場面、このシーン。 思えば自分のことばかり「分かって、わかって、、、」のワカッテチャンだったことにガ〜〜ン。 そうか、、、兎に角聞く。 聞くことは相手を受け入れることであり、自分の心に相手を受け入れるスペース、つまり広くなると言うことに気がつきました!!! そうか。 まずは「聞くこと」から挑戦してみよう。 そんな勇気が出てきた本でした!!!

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2015/06/05

人は人間関係によって傷つき、 人間関係によって癒される。 ■内容紹介 幼少時あるいは青春期に経験したつらい思い――誰しも心のどこかに抱えているのではないでしょうか。そのつらい思いの源泉を探っていくと、悲しみ、怒り、憎しみ……さまざまなネガティブな感情に行き当たります。本書は...

人は人間関係によって傷つき、 人間関係によって癒される。 ■内容紹介 幼少時あるいは青春期に経験したつらい思い――誰しも心のどこかに抱えているのではないでしょうか。そのつらい思いの源泉を探っていくと、悲しみ、怒り、憎しみ……さまざまなネガティブな感情に行き当たります。本書は「気持ちを切り替えて前向きに行こう!」とは言いません。そのネガティブな感情にあえて向き合って、その原因となった“人間関係”を明るみに出し、新しい“人間関係”によって癒される。そういう道があることを、著者は語り続けます。どこか自分に不満がある方、少しでも変わりたい方にこそ読んでほしい一冊です。 ■ 著者プロフィール 堀越勝(ほりこしまさる) 国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター センター長。 1956年群馬県生まれ。米国・バイオラ大学大学院卒業後(臨床心理学博士)、米国クリニカル・サイコロジストの免許を取得。ハーバード大学医学部精神科の上席研究員、筑波大学大学院人間総合科学研究科専任講師などを経て、2010年国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部長。15年より現職。

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