おいで、一緒に行こう の商品レビュー
少し読み始めてからすぐに一度本を閉じてしまい。 これは読むのに覚悟がいるな、と。 混乱の中でも、行動が責任問題となり動きたいのに動けない。それが命に関わる事であっても。助けられたはずの命が失われた方がよほど責任問題だと思うのだけれど。 一言で感想がまとめられないけれども、現実を知...
少し読み始めてからすぐに一度本を閉じてしまい。 これは読むのに覚悟がいるな、と。 混乱の中でも、行動が責任問題となり動きたいのに動けない。それが命に関わる事であっても。助けられたはずの命が失われた方がよほど責任問題だと思うのだけれど。 一言で感想がまとめられないけれども、現実を知るために読めて良かった。
Posted by
20km圏内のペットレスキュー。頭が下がる思い。 心身ともに大変だしお金もかかる・・・。 切なくて呼吸が苦しい。 「あとがき」に書かれた三年後の様子は、当時とは少し違ってきてる。 あれから更に年月が経ち、このコロナ禍・・・。 どうなっているのだろう。
Posted by
避難指示で取り残されたペットや家畜のことは、ニュースの端で少しだけ耳にしたことはあったけど、実態を知らなかった。 ボランティアの方々の奔走、ペットレスキューのためでは通行許可がおりない現場のルール、政治的な規制。 困っていた、という内容の本ではないけど、 当時もっと広く知ら...
避難指示で取り残されたペットや家畜のことは、ニュースの端で少しだけ耳にしたことはあったけど、実態を知らなかった。 ボランティアの方々の奔走、ペットレスキューのためでは通行許可がおりない現場のルール、政治的な規制。 困っていた、という内容の本ではないけど、 当時もっと広く知られていたら、援助や何か助けに手を挙げる人がいたんじゃないかなと思ってしまった。 コロナ禍でも、報道されない狭いところで困窮している人、動物がいるのでは。 目が行き届かないところにも、思いを巡らせる人でありたい、と思った。
Posted by
森絵都さんによる震災・福島の原発事故被災地でのペットレスキューを追ったルポルタージュ。 めぐり合わせというものは不思議なもの。先日、1年ほども積読状態だった桐野夏生『バラカ』を読み、そして、馳星周『少年と犬』を読んだばかり。そんな時に、たまたまこの本と出会った。森絵都さんなので...
森絵都さんによる震災・福島の原発事故被災地でのペットレスキューを追ったルポルタージュ。 めぐり合わせというものは不思議なもの。先日、1年ほども積読状態だった桐野夏生『バラカ』を読み、そして、馳星周『少年と犬』を読んだばかり。そんな時に、たまたまこの本と出会った。森絵都さんなので、小説かと手にとったら、ペットレスキューの話し。これは、読まねばなるまいと購入。 震災2ヶ月後の2011年5月から11月にかけて、現地でのレスキューの様子やボランティアの思い、そして何よりペットたちの様子が、記されている。 作家である森さんの筆致は、穏やかで静かな装い。重い現実を前に、声高に正義を叫んだり、誰かを糾弾することはないが、それ故にこと重さや、不条理さを痛感させられる。 人間が以下に傲岸不遜な存在であるということ、この社会や政治が無慈悲であることも感じさせられた。 もう既に風化しかけているかに見える311の記録として貴重なものだと思う。
Posted by
森絵都さんだから文芸のつもりで読んだらノンフィクションだった〜 ノンフィクションをどう描くか、描くことで問題視されちゃうっていう側面も含めて考えさせられた。 コロナ禍で、ペットがまた問題になってるとおもうけど… なんでこんなにボランティアで頑張れるのかなって、 つまるところは...
森絵都さんだから文芸のつもりで読んだらノンフィクションだった〜 ノンフィクションをどう描くか、描くことで問題視されちゃうっていう側面も含めて考えさせられた。 コロナ禍で、ペットがまた問題になってるとおもうけど… なんでこんなにボランティアで頑張れるのかなって、 つまるところは母性? 母性を引き出してくれる動物は、やっぱり偉大 絶望に向かって希望を拾う 誰かのために。。
Posted by
3.11以降に福島の犬猫レスキューの現実に迫るルポタージュ。文庫化したものを再読したが、ああ、私、全然コミットできていないなぁ...、と。震災当初は勢いでボランティアに参加していたけれど、ここ最近は様々な理由をつけて足が遠のいている...。ボランティア参加者は共通して「母性」だと...
3.11以降に福島の犬猫レスキューの現実に迫るルポタージュ。文庫化したものを再読したが、ああ、私、全然コミットできていないなぁ...、と。震災当初は勢いでボランティアに参加していたけれど、ここ最近は様々な理由をつけて足が遠のいている...。ボランティア参加者は共通して「母性」だと言うが、それだけじゃないものがここにあるように思う。
Posted by
2019年10月6日読了。震災直後の福島・20km圏内に置き去りにされた家畜・ペットたちをレスキューすべく活動する人々と活動をともにした作家によるドキュメンタリー。何とも胸をつく話だ…。被災し避難した人々の抱える苦難、現地の経済活動、原発の是非、放射能被害の有無など論点は数あれど...
2019年10月6日読了。震災直後の福島・20km圏内に置き去りにされた家畜・ペットたちをレスキューすべく活動する人々と活動をともにした作家によるドキュメンタリー。何とも胸をつく話だ…。被災し避難した人々の抱える苦難、現地の経済活動、原発の是非、放射能被害の有無など論点は数あれど、このような事象が被災地で起きていたことは知らなかった…想像できてしかるべきことだが。これは、現地に入った人にとっては「知ってしまった以上は、何もせずにはいられない」ことなのだろうが…自分が当事者だったとして、これほど熱を持って関わることができたのかどうか。警察による検問、は必要なことなのだとは思うが…「助けられる命を助けられない」事態を産み出していた、と考えると、レスキューの人々の叫びを無視することはできないなと感じる。一度も被災地を訪れず、自分はこのまま日本で年をとっていってしまっていいのだろうか…とも思うが。
Posted by
震災時、取り残されたペット達を助ける多くの人たちが描かれている。ペットは家族、となった今だからこその問題なのかもしれない。自分も何か出来たらいいなと考えさせられた。
Posted by
東日本大震災のペットレスキューの話と知って買ったのに、読もうと思ってもなかなか読めずにいた。避難所に連れていかれなくて置いてけぼりになっていたペットたちを救うため、立ち入り禁止ルールを破ってエリアに入り、保護している人たちの話。それもボランティアで。その人たちが素晴らしいと思う前...
東日本大震災のペットレスキューの話と知って買ったのに、読もうと思ってもなかなか読めずにいた。避難所に連れていかれなくて置いてけぼりになっていたペットたちを救うため、立ち入り禁止ルールを破ってエリアに入り、保護している人たちの話。それもボランティアで。その人たちが素晴らしいと思う前に、ペットたちの惨状を読みたくなかった私は弱すぎるのかもしれない。生き抜いたペットたちの生きる力にバンザイ。
Posted by
- 1
- 2