わたしをみつけて の商品レビュー
師長みたいな上司がうちにもいてくれたらなぁ。と思ってしまうのは私の甘えかな? 親を含め、他人軸で生きているうちは、何かに怯えていかざるを得ない。 知らないところで見守ってくれている人がいることにも気がつくことすらできない。 私の一番の味方はわたし。自分を大切にできて、はじめて...
師長みたいな上司がうちにもいてくれたらなぁ。と思ってしまうのは私の甘えかな? 親を含め、他人軸で生きているうちは、何かに怯えていかざるを得ない。 知らないところで見守ってくれている人がいることにも気がつくことすらできない。 私の一番の味方はわたし。自分を大切にできて、はじめて他人のことも大切にできる。 それにしても、院長のやぶ医者具合が酷かった。
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産婦人科の前に捨てられ、名前もわからず付けられた弥生。 それは3月に、捨てられていたから… その後、弥生は施設で育ち、独立するために看護師の資格を取った。 でも、看護師として働くことは生きて行くためであり、患者のことなんて考えたことは殆どなかった。 そんな弥生の心に変化をもたらし...
産婦人科の前に捨てられ、名前もわからず付けられた弥生。 それは3月に、捨てられていたから… その後、弥生は施設で育ち、独立するために看護師の資格を取った。 でも、看護師として働くことは生きて行くためであり、患者のことなんて考えたことは殆どなかった。 そんな弥生の心に変化をもたらしたのは、看護師長として赴任してきた藤堂とたまたま知り合った菊池が入院して来たことだった。 いい子でいること、反発しないこと、異議も唱えないこと…そうして生き抜いてきた弥生が変わっていく過程は明るい未来を感じる。 2024.9.21
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心情描写がすごく細かくて、共感できた。呪いは、自分を苦しめるけど、それ以上に甘やかして都合の悪いことは見ないでよくさせるなと思いました。呪ったままでも生きていけるけれど、やっぱり踏み出した方が楽しく生きれるんだと勇気をもらいました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
おもしろかった。 闇を抱えた主人公「弥生」が、温かくて魅力的な人達に支えられて、成長していく姿に心打たれた。入院してきた菊池さんを初めは拒絶しながらも、心を通わし、菊池さんのたっての願いで弥生が実際にアパートまで様子を見に行くシーン。 「見に行った」と嘘をつきたくない関係性になれた事に、読んでて嬉しくなった。 希薄な関係しか築いてこなかっただろう弥生の新たな人生の始まりを見た気がした。 院長、、に憤りを感じつつ、藤堂師長に見出されて、また新たな人生のとびらが開くのも感じつつ、ラスト、、必ずハッピーエンドと信じる。
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ものすごく読みやすくて めちゃくちゃ一気に読み進めてしまった 親に捨てられ施設で育った主人公が看護師として働く話。 医療の話は多分、実情ではなくて 脚色されてる(であってほしい笑)と思うけど、 施設での話はドキュメンタリーをみてるような感覚だった。 結末を描ききらないのが、驚き。...
ものすごく読みやすくて めちゃくちゃ一気に読み進めてしまった 親に捨てられ施設で育った主人公が看護師として働く話。 医療の話は多分、実情ではなくて 脚色されてる(であってほしい笑)と思うけど、 施設での話はドキュメンタリーをみてるような感覚だった。 結末を描ききらないのが、驚き。 最後の手術どうなったんだ〜
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自分をみつけるのは自分。 自分の居場所をみつけるのも自分。 という事かな…。 主人公は施設で育ち准看護師として働いている。 それ以外の選択肢は無かったし、自分が必要とされているかも、自分自身の事も分からない思いを持ちながら日々をやり過ごしている。 そんな彼女は新しく来た師長と出会...
自分をみつけるのは自分。 自分の居場所をみつけるのも自分。 という事かな…。 主人公は施設で育ち准看護師として働いている。 それ以外の選択肢は無かったし、自分が必要とされているかも、自分自身の事も分からない思いを持ちながら日々をやり過ごしている。 そんな彼女は新しく来た師長と出会い、、、という物語。 この師長さんのセリフが1番心にずしっときた。 いつも診察時間に遅れてくる医師の存在を知り、「自信がないから、ためしてる。患者さんに。みんなためされている。自信のない俺様に。」 そんな自分でも皆が受け入れてくれるかと。 そんな風に人を試し、自分の存在価値を図ろうとする事って形は違えど誰しもが持っているかもしれない。 主人公だけではなく、読者も何かをみつけられるかもしれません。
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初読み作家さん。とても読みやすかったので物語世界に一気に取り込まれました。読後感が邦画を観終えたような感じだと思ったら「きみはいい子」を書いた方なんですね、映画は鑑賞済。気づきませんでしたが、両作品の小学校名が同じなのでリンクしてるのかな?
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【2022年89冊目】 病院で准看として働く主人公の物語。前作の「きみはいい子」とも世界線が繋がっており、「あ、この話はあれの関連だ」と思いながら読めるのも良かったですが、何より心理描写に共感することを止められませんでした。何度うるうるしたことか。 終わり方だけちょっと不完全燃...
【2022年89冊目】 病院で准看として働く主人公の物語。前作の「きみはいい子」とも世界線が繋がっており、「あ、この話はあれの関連だ」と思いながら読めるのも良かったですが、何より心理描写に共感することを止められませんでした。何度うるうるしたことか。 終わり方だけちょっと不完全燃焼な感じでしたので、それでなければ確実に★5でした。好きな作家さんがまた増えました。
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三月に捨てられた弥生は施設で育ち准看護師として働いている。居場所を失わない為にずっといい子で過ごしてきた。そんな弥生は初老の菊地さんや藤堂師長と出会う。二人に寄って自分自身を見つけてもらえ変わっていく。そして正看護師になる決意を、、 初期ガンの菊地さんの手術でミスを繰り返そうとし...
三月に捨てられた弥生は施設で育ち准看護師として働いている。居場所を失わない為にずっといい子で過ごしてきた。そんな弥生は初老の菊地さんや藤堂師長と出会う。二人に寄って自分自身を見つけてもらえ変わっていく。そして正看護師になる決意を、、 初期ガンの菊地さんの手術でミスを繰り返そうとしている院長に対抗する弥生。そして助かりますようにと祈るのだ。とても読みやすく応援したくなる。
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産婦人科病院に捨てられて、施設や里親で育った看護師、弥生。 心に闇を抱えているが「良い子」を装う毎日。 厳しくも温かい師長、通勤途中で出会った老人との交流で 少しずつ心が溶けていく。
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