街角の書店 18の奇妙な物語 の商品レビュー
<奇妙な味>をテーマにしたアンソロジー。 江戸川乱歩の造語である<奇妙な味>とは、SFにもミステリにも分類不可能な、異様な読後感を残す短編を指す(前書きより引用) 奇妙な味!まさに私の好きなジャンルです。不思議で不気味でちょっと怖い。18編の色々な奇妙な味を味わえて、満足です。 ...
<奇妙な味>をテーマにしたアンソロジー。 江戸川乱歩の造語である<奇妙な味>とは、SFにもミステリにも分類不可能な、異様な読後感を残す短編を指す(前書きより引用) 奇妙な味!まさに私の好きなジャンルです。不思議で不気味でちょっと怖い。18編の色々な奇妙な味を味わえて、満足です。 遭難した探検隊の一員が、親切な現地の爺さんに助けられるものの…逃げられない恐怖がじわじわ来る「ディケンズを愛した男」がお気に入りです。「アルフレッドの箱舟」の皮肉なラストもいいなぁ。SFというジャンルにあまりなじみがないので「遭遇」のSF的解釈というのがよくわからなくて、2度読んだけどやっぱりよくわかりませんでした。 本邦初翻訳のものや、掲載誌も作者も詳細不明のものもあったり(一体どこから見つけて来たんだろう??)編者の方の熱意や愛を感じました。 第二弾も出ているようなので読みたい。
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シャーリー・ジャクソン女史のお告げは彼女には珍しく軽妙な物語。フレドリック・ブラウンの熟練の技の他、無名な作家人の個性あふれる作品が素晴らしい。残念なのは現代風の装丁。ちょっと内容と距離がありすぎ。
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丹地陽子さんの絵に惹かれて手に取った 邦訳ミステリ・ホラー・SF等短編集。 ショートショートと云っても良い位の物も。 どれも小粒ながら面白い! よくこれだけ揃えたなあと脱帽ものです。 『ディケンズを愛した男』『お告げ』『姉の夫』あたりが 好みでした。
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後味すっきりの奇妙な味が好き。 なので食べ終えた後に、口の中に嫌な苦みやら渋みやらが残っていたり、奥歯に何か挟まってる話は苦手。 しかし、読後感がすっきりしないものを奇妙な味というのではないか。 だとすれば「後味すっきりの奇妙な味」なんてものはないことになる。 という理論でいくと...
後味すっきりの奇妙な味が好き。 なので食べ終えた後に、口の中に嫌な苦みやら渋みやらが残っていたり、奥歯に何か挟まってる話は苦手。 しかし、読後感がすっきりしないものを奇妙な味というのではないか。 だとすれば「後味すっきりの奇妙な味」なんてものはないことになる。 という理論でいくと、奇妙な味があまりしなかった話――後味すっきりの話――が数編。好き。 でもそれらお気に入りの話より、「なんじゃこれ」「気分悪い」と思った奇妙な味らしい話の方が印象には残ってる。 飲み込めてないからか。
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短篇小説スキ……<奇妙な味>となると、その冴えはなおさら。 ジャクスン「お告げ」はなるほど……!と唸る巧さ、ダンカン「姉の夫」はタイトルからして耽美なのがたまらん。 超常現象など何もないのに、ゾクッとする怖さが好き。 背後の扉の陰から、そっと覗き見られているような怖さ。 本邦...
短篇小説スキ……<奇妙な味>となると、その冴えはなおさら。 ジャクスン「お告げ」はなるほど……!と唸る巧さ、ダンカン「姉の夫」はタイトルからして耽美なのがたまらん。 超常現象など何もないのに、ゾクッとする怖さが好き。 背後の扉の陰から、そっと覗き見られているような怖さ。 本邦初訳が多いのがいい。編者の愛情を感じる。
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- ネタバレ
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「奇妙な味」短編集。 「M街七番地の出来事」ジョン・スタインベックと 「旅の途中で」ブリット・シュヴァイツァー が良かった!スタインベックは「エデンの東」しか 読んでませんが内容は全然違うものの彼のスッキリした 分かりやすい文体はそのまま。「掲載誌、作者の詳細も 不明」という謎に満ちたシュバイツァーの「旅の途中」は 作品のアイデアにビックリ!面白かったです。
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外国作家のアンソロジーと言えば地雷と決まっている中、なかなか面白い作品が集めてある希有な本。 全体的には良
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まさに奇妙なテイストのストーリー。 SFやらブラックユーモアやら、いろいろな味付けで仕上がっています。
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〈奇妙な味〉のアンソロジー。ホラーっぽいのからSFや幻想譚や、小咄的なのや、何これ?っていうよくわからんのまで、いろいろ取りそろえてある。編者お気に入りらしい巻頭作「肥満翼賛クラブ」がまったく好みでなく、うーん(困)と思ったが、その後は総じて楽しんで読めた。そう終わる?という投げ...
〈奇妙な味〉のアンソロジー。ホラーっぽいのからSFや幻想譚や、小咄的なのや、何これ?っていうよくわからんのまで、いろいろ取りそろえてある。編者お気に入りらしい巻頭作「肥満翼賛クラブ」がまったく好みでなく、うーん(困)と思ったが、その後は総じて楽しんで読めた。そう終わる?という投げ出され方をするのも何篇かあるが、そういう感じが味わいなのだろう。 どれか一つあげるなら…、やっぱり「旅の途中で」かなあ。大真面目なのがすごい。最後は笑ってしまった。「掲載誌についても作者についても詳細は不明」だそうな。そこもいい。
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「肥満翼賛クラブ」ジョン・アンソニー・ウェスト 「ディケンズを愛した男」イーヴリン・ウォー 「お告げ」シャーリイ・ジャクスン 「アルフレッドの方舟」ジャック・ヴァンス 「おもちゃ」ハーヴィー・ジェイコブズ 「赤い心臓と青い薔薇」ミルドレッド・クリンガーマン 「姉の夫」ロナルド・ダ...
「肥満翼賛クラブ」ジョン・アンソニー・ウェスト 「ディケンズを愛した男」イーヴリン・ウォー 「お告げ」シャーリイ・ジャクスン 「アルフレッドの方舟」ジャック・ヴァンス 「おもちゃ」ハーヴィー・ジェイコブズ 「赤い心臓と青い薔薇」ミルドレッド・クリンガーマン 「姉の夫」ロナルド・ダンカン 「遭遇」ケイト・ウィルヘルム 「ナックルズ」カート・クラーク 「試金石」テリー・カー 「お隣の男の子」チャド・オリヴァー 「古屋敷」フレドリック・ブラウン 「M街七番地の出来事」ジョン・スタインベック 「ボルジアの手」ロジャー・ゼラズニイ 「アダムズ氏の邪悪の園」フリッツ・ライバー 「大瀑布」ハリー・ハリスン 「旅の途中で」ブリット・シュヴァイツァー 「街角の書店」ネルスン・ボンド 「肥満翼賛クラブ」「お告げ」「街角の書店」復活のために編まれた偏愛<奇妙な味>のアンソロジー。
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