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夏の沈黙 の商品レビュー

3.2

24件のお客様レビュー

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    1

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

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2016/02/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

冒頭の思わせぶりすぎる描写にイラっと。 我慢して読み進める。 視点の入れ替わりに目新しさはないし、どいつもこいつも他人の言葉に右往左往で自分はないのかとまたイラっと。 なぜそんなに他人の言い分を信じるよ…。 キャラクタが作者の思い通りに動かされていて、そこに思考が感じられないので奥深さが感じられず。 うーん。これが評価されているのが納得できないんだけど。

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2015/12/14

何かで紹介されたのを見かけて読んでみました。読ませる力(筆力?)がある。内容が好きかと言われれば違うけれど以下が印象的でした。 ・自分が見聞きしたものの真実性は脆い、視点や立場が変わるとわからないもの ・母なる存在の強さと厄介さ

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2015/11/27

うーんんん…なんだろう、このもやっと感…”書評に騙された感”だろうか^^; 構成は悪くないと思うんだけど…英語特有の言い回しが読みづらいというのもあるし、キャサリンの告白をあっさりと信じたスティーヴンにも違和感を覚えるし。やっぱ翻訳ものは苦手だなぁ、と再認識した一冊。

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2015/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「読み始めた本の登場人物は私!」という話の出だしはとても興味をそそり、何がどういうふうに転がるのか楽しみでした。  内容はともかく、話の進め方が面白くて、畳み込むように一つの情景を作り上げていく、視点の違いや想像、妄想を幾重にも重ねて、全景を作り上げていって最後を迎える。この方策は面白く読みました。  ただ、もっと大どんでん返しがあるのかと?思ってしまって、いつ?どこ?なに?と思い続けた最後尾だったので、それがスルーされて「私って本当に嫌な人間なのか?」と自戒しました。

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2015/09/19

★★☆☆☆ 翻訳からやり直せ! 【内容】 20年前の秘密を暴く本が、本人やその家族、職場に送りつけられ、生活が壊されていく。 【感想】 なんだこのクソ翻訳は。一人称と三人称がゴッチャゴチャ  ↓ "もうここにいても仕方がない。終わった。彼は知った。私は彼をその場にのこ...

★★☆☆☆ 翻訳からやり直せ! 【内容】 20年前の秘密を暴く本が、本人やその家族、職場に送りつけられ、生活が壊されていく。 【感想】 なんだこのクソ翻訳は。一人称と三人称がゴッチャゴチャ  ↓ "もうここにいても仕方がない。終わった。彼は知った。私は彼をその場にのこし、集中治療室に行く。" あまりに記述が不安定なので、叙述トリックかと勘ぐったのですが、単に翻訳不足だったようです。 あれ?巻末を読むと、一人称と三人称をわざと使い分けてるって書いてあるぞ。。。。うーむ私の読解力不足かも。。。 内容自体は悪く無いと思うんだけどもったいないな。

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2015/09/07

つまらないわけじゃないけれど、雑誌で読んだ絶賛評ほどのものではないような…。他の方の感想にも同様のが結構ある。やっぱりねえ。 後の方まで引っ張る「真相」に意外性はないし、複数の登場人物の行動に説得力がない。家族、特に母親というものについて考えさせられはするけれど、それが主眼なら...

つまらないわけじゃないけれど、雑誌で読んだ絶賛評ほどのものではないような…。他の方の感想にも同様のが結構ある。やっぱりねえ。 後の方まで引っ張る「真相」に意外性はないし、複数の登場人物の行動に説得力がない。家族、特に母親というものについて考えさせられはするけれど、それが主眼ならミステリ仕立てはいらないんじゃないかな。

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2015/08/10

物語は面白いと思う。また、人物の心理も深くえぐるような感覚。 ただ、結末を知って、通読したことを振り返ると、いろいろな疑問が残る。 書いたことと矛盾するかもしれないが、登場人物の心理がコロっと簡単に変わってしまう(ように感じられた)のは、物語の進行に合わせるためか。 主要人物...

物語は面白いと思う。また、人物の心理も深くえぐるような感覚。 ただ、結末を知って、通読したことを振り返ると、いろいろな疑問が残る。 書いたことと矛盾するかもしれないが、登場人物の心理がコロっと簡単に変わってしまう(ように感じられた)のは、物語の進行に合わせるためか。 主要人物の視点が交互になり、また時間も行き来するというのは、よくある物語の進行かも知れないが、これは、『夏の沈黙』において成功していると思う。 前半部分のおおまかな「過去」のことと、後半から結末のどんでん返しまで、楽しめた。

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2015/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜ?と思った部分を書いてみたいと思う。 一番の疑問は、何でスティーヴンは、キャサリンが被害者だという言葉をあっさりと信じてしまったのか? 老人とは思えないほど、スティーヴンはとっても頭がいい。 キャサリンを追い詰める手並みは鮮やかである。 無理なく、周りの誰もが疑問を抱くことなく、弱々しくかわいそうな老人という印象を植え付けることに成功している。 本やSNSの活用など、計算し尽くされた行動に舌を巻く。 とてもパソコン初心者だとは思えないほどである。 (あ、そこも疑問点に挙げてもいいかも) あの行動力、執念、それがあっさり。。。なのである。 もしかしたら、息子ジョナサンの犯罪を聞いて、なるほどと思う部分があったのか? それまでの行動からすると、唐突な感じがした。 そのジョナサンも疑問だった。 なぜニコラスを助けたのか? また死んでしまったのか? ニコラスを助けた意味は、真相になってさらにわからなくなってしまった。 もしかしたら、ニコラスが何かアクションをしてジョナサンが死んでしまったのかと思っていた。 (どんでん返しで、さらにそうなるかと思っていた) どちらにしても、真相がわかるまでのキャサリンに好感が持てなくて いきなり母性を出されて戸惑ってしまった。 ただ、スティーブンの仕掛けたものは どこでも誰でもキャサリンのような立場になりそうで怖かった。 静かな悪意、ここは読みごたえがあった。

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2015/07/31

過去に起きた事件を現在の地点から情報を小出しにしながら、真相を明らかにしてゆくという手法は、トマス・H・クックっぽい。このやり方は正直読んでいて苛々もさせられるのだが、反面興味を惹きつけずに置かない巧いやり方。キャサリンは息子を愛するがゆえに選んだ道が全て裏目に出てしまったけど、...

過去に起きた事件を現在の地点から情報を小出しにしながら、真相を明らかにしてゆくという手法は、トマス・H・クックっぽい。このやり方は正直読んでいて苛々もさせられるのだが、反面興味を惹きつけずに置かない巧いやり方。キャサリンは息子を愛するがゆえに選んだ道が全て裏目に出てしまったけど、同じ理由で空想の世界に逃げ込んだナンシーよりも、現実と闘う強さを持っていると思った。

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2015/07/03

最初ひきつけられて、うまい展開だなー、と思いましたが、後半失速した感じ。キャサリンは悪者でよかったのでは。ちょい安い二時間ドラマみたいです。

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