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わたしの「女工哀史」 の商品レビュー

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2023/10/21

本当は『女工哀史』を読みたかったんだが、手に入らなくて代わりに読んだけど、何の何の、これはこれでなかなか良い。『女工哀史』の著者、細井和喜蔵の妻、高井としをさんの書かれた本。たいへんな思いをして戦前、戦中、戦後を生き抜いてきた女性の、伝記のような1冊。 今をのほほんと生きているこ...

本当は『女工哀史』を読みたかったんだが、手に入らなくて代わりに読んだけど、何の何の、これはこれでなかなか良い。『女工哀史』の著者、細井和喜蔵の妻、高井としをさんの書かれた本。たいへんな思いをして戦前、戦中、戦後を生き抜いてきた女性の、伝記のような1冊。 今をのほほんと生きていることが申し訳なくなる。

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2022/08/07

女工哀史もすごいけど、その著者の奥さんで本書の著者高井としをさんも相当すごい。 ただ哀しい女工だったわけではなく、大いに学び大いに戦う女工であった記録。 吉野作造、イプセンなどから、女性や人間のあるべき姿を学んで、自分達や仲間たちのおかれた環境を改善するために当局と戦っていく...

女工哀史もすごいけど、その著者の奥さんで本書の著者高井としをさんも相当すごい。 ただ哀しい女工だったわけではなく、大いに学び大いに戦う女工であった記録。 吉野作造、イプセンなどから、女性や人間のあるべき姿を学んで、自分達や仲間たちのおかれた環境を改善するために当局と戦っていく姿に大いに力づけられる。 細井さんとの夫婦の在り方、高井さんとの夫婦のあり方、子どもを亡くす経験を経て、5人の子どもを一人で育て上げるという、すさまじい生命力。 私たちがいま、ワーキングマザーで大変、とか言ってるのは、著者にとってみれば鼻で笑えるレベルだろう。 こんな人たちがいてくれたから、今の社会の安心や豊かさがあるのだと、しみじみ振り返る。 メモ 吉野作造: 労働者は話し合い、学び合い、団結することによって生活の向上ができる。

Posted byブクログ