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さよなら、ニルヴァーナ の商品レビュー

3.3

125件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    6

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2022/05/06

途中までは面白かった。最後の方で説明的になり残念。 窪さんの文章は読んでいて心地よくて好き。この作品は終盤の展開が好みでなかった。

Posted byブクログ

2021/08/10

前に読んでいたのが、『琥珀の夏』で、新興宗教つながり。言葉があっているのかはわからないが。 神戸の実在した事件、少年Aの事件を元にしている。 悪趣味な気はしたが、『絶歌』を読んだうえでレビューする。 赤の他人から見て、ここまであの事件に沿うものだとは思っていなかった。実際、実在...

前に読んでいたのが、『琥珀の夏』で、新興宗教つながり。言葉があっているのかはわからないが。 神戸の実在した事件、少年Aの事件を元にしている。 悪趣味な気はしたが、『絶歌』を読んだうえでレビューする。 赤の他人から見て、ここまであの事件に沿うものだとは思っていなかった。実際、実在の事件とは違う部分も多くあるのだろうが。 部外者である作家、Aに恋する少女、Aに子供を殺された母親、そしてA。各々にとてもよく共感できる。 娘の代わりを追い求めてしまうこと。どうしてそんな衝動が起こってしまったのか自分でも理解できないこと。 たぶん、実在のAは『絶歌』を出版したこともあり、本作のAには、こうあってほしかった、という思いもあるのではないだろうか。 とにかく。関係者の方々にとっては、そっとしておいてほしい、という内容だろうし、無関係な人にとっては題材でしかない。 けど、これを読めば、より適切なかかわり方が、少しわかるのではないだろうか。

Posted byブクログ

2021/03/12

私が小さい頃にニュースで見た事件。物凄い衝撃で、今でも覚えてる。その事件を参考にしてかかれた本書。複雑な気持ちで時間をかけて読み進めた。

Posted byブクログ

2021/02/24

醜い自分には小説を書くことしかない。だがその小説も34歳になった今も何の賞も取れていない。好きでもない男とSEXをして小説を書く女。 彼女はある時少年Aに恋をする。 別の少女の視点。 ハルノブ様と少年Aを崇め奉り彼に恋をして聖地巡礼をする女の子。 ハルノブ様にお願いごとをすると...

醜い自分には小説を書くことしかない。だがその小説も34歳になった今も何の賞も取れていない。好きでもない男とSEXをして小説を書く女。 彼女はある時少年Aに恋をする。 別の少女の視点。 ハルノブ様と少年Aを崇め奉り彼に恋をして聖地巡礼をする女の子。 ハルノブ様にお願いごとをすると叶うことが続きそれを信じている。 犯罪者に恋をしてしまうこと。その人を追いかけて追いかけてついに出会う。ただその人は紛れもない犯罪者 いつか子どもが欲しいって思っているけれど怖いね。 その子どもがちゃんと育ってくれるのかって考えるととても。 殺された子どもの母親視点。 中身の入っていない容器のような人 大きなものに巻かれたがる人 自分の意思を持たぬ人 として少年Aの母は描かれていた。 少年Aの視点。 祖母と暮らしていた僕は急に見知らぬ女の人に引き取られることになる。女の人は母だという。 その人は宗教にハマっているようだった。 僕は悪い子と言われ困惑する。 保護司という職業に少しなってみたいと思っていたがこのような事件の保護司になると考えると難しいなと思った。育て直し。でも性的衝動が他の人とは異なること。おそらくそれは変えられないのだろう。人を殺して得る性的快楽。性的異常。 人はなぜ異常になるの?育ちなの?生まれなの?なんで人を傷つけたりしてはいけないことができるの?欲求のため?地位のため?名誉?性的衝動? あんた、人を好きになったことないやろ。その人のことを思って泣きたくなるような恋愛したことないやろ。

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2020/01/19

難しい題材。 色んな人の視点から事件を見れた気がした。 被害者の家族の気持ちになったら、加害者が生きてるだけで許せないだろう。 加害者側の側面をこんな形で読むことがなかったからぐるぐるしながら読んだ。 莢ちゃんのような恋がほんまにあるのかはわからないけど、気になってページをめくる...

難しい題材。 色んな人の視点から事件を見れた気がした。 被害者の家族の気持ちになったら、加害者が生きてるだけで許せないだろう。 加害者側の側面をこんな形で読むことがなかったからぐるぐるしながら読んだ。 莢ちゃんのような恋がほんまにあるのかはわからないけど、気になってページをめくる手が止まらなかった。

Posted byブクログ

2020/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

帯とかあらすじとかノーチェックで読み始めたもんだから、 最初掴むのに時間がかかってしまった 実際の事件14歳の少年が少女を殺したあの事件をモチーフにした作品でした 少年A。 映画でも色々あるけど、新しい解釈だったかなと この本では、わりと少年Aを美化して書いてる気がした。 あんな事件を起こしたのは周りの環境のせいでもあって、 誰にでも間違いを起こすことはあり得る、それが彼は人と違っただけ、とか。 彼に恋する女達の存在も、かな。 黒い車は誰だったのか、 殺されて少女のお父さん?とか勘繰ったけど記載ないのでわからないまま なっちゃんはあんなことになって、精神的にやられて幻覚症状や妄想が出てるのかな? ここも曖昧。 小説家の人の最後のセリフ、 さよならニルヴァーナ はどうして? あれは、少年Aが施設で他の少年に教えられたミュージシャンの名前。 それをなぜ彼女が知り得たのか、、 読み終えてスッキリはしなかった 結末ですっきりできればもう少し高評価

Posted byブクログ

2019/04/06

実際に起きた事件、加害者や被害者をモデルにしているからか、読んでいると「あ、これは...」と止まることが多かったかも... なっちゃんが切ないなぁ...

Posted byブクログ

2019/01/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

神戸の少年Aを題材とした物語。 「人間の中身を知りたい」その欲求は 物理的なものか、精神的なものか。 そこに違いはあるのか。 誰も触れることのない、誰も表現することのない 人の心を吐露する著者、 小説とは魂を削って書く、と誰かが言ったが まさにその生き様です。

Posted byブクログ

2018/11/19

2018.9.19(水)〜2018.11.19(月) 神戸児童殺傷事件を元に書かれた小説。題材が事実なものだけにリアル感があった。 やはり自分を重ねるのは殺された少女の母親だが、踏み入れてはいけない領域でありながらも無関心ではいられないことから、事件の関係者や犯人である少年Aに...

2018.9.19(水)〜2018.11.19(月) 神戸児童殺傷事件を元に書かれた小説。題材が事実なものだけにリアル感があった。 やはり自分を重ねるのは殺された少女の母親だが、踏み入れてはいけない領域でありながらも無関心ではいられないことから、事件の関係者や犯人である少年Aに憧れる少女との心のやりとりが巧みに描かれていると思う。

Posted byブクログ

2018/10/29

他人のことを興味本位で追い回すって好きになれない。他人の不幸って自分の幸福が際立って堪らないんだろうか? 加害者家族も被害者家族もなんとも言えない気分で過ごすことになるのね。耐えられないな。 そんなことに関わることなく生活できるってありがたいことなのかもしれない。

Posted byブクログ