可愛い世の中 の商品レビュー
豆子のひねくれ具合が自分に似てなくもない、というか、そう遠くないというか、そんな感じで同族嫌悪? かわいい女にはなれませんが、 戦う女になるほど強くもないので、 曖昧に笑って流して世の中を渡っています。
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長女:花 35歳 派遣社員 離婚したばかり。 名前の由来は「花のように美しく 咲き誇る人生になるように」 次女:豆子 32歳 会社員 子どもを産みたいので結婚へ。 一家の大黒柱になる覚悟してる。 「豆のようにまめまめしく働く 人生に...
長女:花 35歳 派遣社員 離婚したばかり。 名前の由来は「花のように美しく 咲き誇る人生になるように」 次女:豆子 32歳 会社員 子どもを産みたいので結婚へ。 一家の大黒柱になる覚悟してる。 「豆のようにまめまめしく働く 人生になるように」 三女:草子 27歳 引きこもりニート 「雑草のようにやくましく根をはる 人生になるように」 四女:星 24歳 主婦 「星のようにきらきらと周りを照らす 人生になるように」 名前からしてすごい格差を感じてしまう。その上、長女と四女は美人で、次女と三女は地味目の顔立ちらしい。 長女と末っ子はただでさえ両親に可愛がられるのに、名前も華やかでズルいと次女の私はイラっとしました。 ここまで三姉妹・四姉妹物を何冊か読んできたけど、中間子のどちらかは大体変わり者だったり、甘え下手だったり。。。色々考えちゃう。 物語は次女の視点で進みます。 一生一人で生きて、戸建ても建てちゃおうと貯金してきたけど、子どもを産みたいと思い始め婚活します。でも経済的にも自立していたいし、自分が不美人だと思い込んでるので一家の大黒柱になって家庭を持とうとします。 とにかく豆子がややこしかった。 もっと楽に生きたら良いのに。周りにすごく愛されてるのに・・・ハリネズミみたい。旦那さんが良い人なのが救いかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女四姉妹のそれぞれの価値観は違うけど、実際の世の中では女は結婚して男を建てることが美とされる。働く女だろうと結婚すると旦那の稼ぎが悪いのかな可哀想というイメージになるのは悔しい。それでも世の中を気にせず、認められたい気持ちよりも自分のために努力をすることが大事。
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豆子が偏屈というか典型的なめんどくさい人でこの感じだとそりゃ世の中生きづらいよなって感じだった。 大山との香りビジネス進めていく過程の途中で終わってしまったのちょっと残念だった。続きが気になる
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結婚、を軸に豆子の考え方や生き方、失敗などを辿っていくのだが、パートナーの見つけ方はやはり難しいなと思った。 一昨日読んだ山崎ナオコーラさんの「可愛い世の中」 なんだか私には縁のない性格や特徴、人生の渡り方をする主人公。結婚を軸に進んでいくのに全くハッピーじゃないし五本の指に入...
結婚、を軸に豆子の考え方や生き方、失敗などを辿っていくのだが、パートナーの見つけ方はやはり難しいなと思った。 一昨日読んだ山崎ナオコーラさんの「可愛い世の中」 なんだか私には縁のない性格や特徴、人生の渡り方をする主人公。結婚を軸に進んでいくのに全くハッピーじゃないし五本の指に入るほど好きな作家さんだけど今回は残念だった、と思ってた。けれど、さっき。ふわふわ考えていたらいきなり腑に落ちた。豆子が香水の事業を始めるパートナーとして夫とは別に彼を選んだように、結婚のお手伝いを家族に頼んでしまったように、パートナーは目的ごとに存在して、全てを相方一人に抱えさせることは間違いだったと。例えばライブハウスや読書やカレーや音楽、同じものが好きなひとなら無理させず共に隣で楽しむことができるし、ふたつの脳みそで考えごとができる!あたりまえだけど、わすれていたこと。
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他人からの言葉や態度をそのままの意味で受け取れない豆子の偏屈に思われる部分が自分と重なり読んでてちょっと疲れた 物事に考えを巡らせて自分をしっかり持って行動しているような反面、他人からの評価がどうしても気になってしまう矛盾?がまた苦しいような。 でも、そうやって考えながら豆子...
他人からの言葉や態度をそのままの意味で受け取れない豆子の偏屈に思われる部分が自分と重なり読んでてちょっと疲れた 物事に考えを巡らせて自分をしっかり持って行動しているような反面、他人からの評価がどうしても気になってしまう矛盾?がまた苦しいような。 でも、そうやって考えながら豆子が感じとった社会の固定概念の違和感が新しい香水の価値を生んだんだなぁ。と思った。 経済力の香水ってどんな香りなんだろう。
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[多様化が受容される高度な社会] 私は可愛く生きていきたい。 けど 自分の物差しで他人をみるのはやめようと思った。
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面白かったからまた読みたい こんな考え方があるのか、とか 視野が広がる。いろんな考えがあるということを知ることが今の自分には必要。人の価値観を非難ばかりしてはいけないね
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豆子の多少偏屈な考え方、内省性、自意識、承認欲求などは可愛いと、面白いと思う。そして、これまで著者のエッセイを読んだ限り、豆子は著者そのもの、ないしはかなり近いキャラクターなのだろうと思う。考え方自体は、共感する部分、そうでない部分、新しい視点など、決して嫌いではないし、著者の主...
豆子の多少偏屈な考え方、内省性、自意識、承認欲求などは可愛いと、面白いと思う。そして、これまで著者のエッセイを読んだ限り、豆子は著者そのもの、ないしはかなり近いキャラクターなのだろうと思う。考え方自体は、共感する部分、そうでない部分、新しい視点など、決して嫌いではないし、著者の主張を登場人物に語らせることが悪いわけでもない。残念なのは、小説に昇華できていない点だと思う。好みの問題なのかもしれないが、わたしは小説全体から何かを感じたい。登場人物に出会いたいし、愛したいと思う。
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【内容】四人姉妹で32歳の二女豆子は嗅覚が鋭敏でそれもあって芳香剤メーカーに勤めているが常に社会に組み込まれたい他人に認められたいということを意識している女でそのために子どもが欲しかったし結婚もしたかったのだがそういう彼女がちょっと頼りないとこもある鯛造と結婚することにしたとき起...
【内容】四人姉妹で32歳の二女豆子は嗅覚が鋭敏でそれもあって芳香剤メーカーに勤めているが常に社会に組み込まれたい他人に認められたいということを意識している女でそのために子どもが欲しかったし結婚もしたかったのだがそういう彼女がちょっと頼りないとこもある鯛造と結婚することにしたとき起こる心の動きやお金のことや諸事をリアルにかどうかはわからないがこまごまと描く話で少なくとも今現在は世間一般とちょっと乖離している彼女の生き方は果たして理解してもらえるのか? 【感想】小説感はあまりなくずーっと説明文を読んでるようでおもしろいとかいうようなものではなく「なるほどなあ」とか多様性云々以前に「豆子さんてなかなか難しい人やなあ」という感じをやはり抱くのだ。
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