1,800円以上の注文で送料無料

オーダーメイド殺人クラブ の商品レビュー

4

306件のお客様レビュー

  1. 5つ

    91

  2. 4つ

    107

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    11

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/06/05

ただ辻村深月さんの作品だから、という理由で手に取り読み始めました。作品名の通りなのかと思いきやその中で恋の様子が描かれていたりと、とてもドキドキしてしまいました。私個人としては何度も読み返したい作品です。

Posted byブクログ

2024/06/02

結末どうまとめるのか気になって読み進めた。 なるほどそうまとめますか。って感じで。でも良かったです。

Posted byブクログ

2024/05/17

まるで自分の、そして娘の中二病時期を見せつけられているようで、とても辛かった。 その時期を理解してあげられなかった母親としても、辛かった。 ちなみにこの本は、娘から奨められたので、仕返し?...とすら、感じてしまった。 でも、違ったね。 中二病を乗り越えて、いろんなことに折り...

まるで自分の、そして娘の中二病時期を見せつけられているようで、とても辛かった。 その時期を理解してあげられなかった母親としても、辛かった。 ちなみにこの本は、娘から奨められたので、仕返し?...とすら、感じてしまった。 でも、違ったね。 中二病を乗り越えて、いろんなことに折り合いをつけられる、大人になったんだね。 私も、きみも。

Posted byブクログ

2024/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説の大槻ケンヂさんの「中二病同士の初恋」という表現に、 読後、それだぁ~と大納得。作中あまりにも重たい空気だったけれども 思い返してみれば結局そういうことなんだよな、とても良い表現。 女子中学生たちの一瞬で移り変わる人間関係や 学生時代に訪れる猛烈な反抗期があまりにもリアルで、 アンがどんどんと自殺に本気になっていく気持ちが痛いほどわかってしまった。 アンは自分が特別で、周りの女の子たちとは違うと思っていたんだろうけど、 恋人や友達とのイザコザに巻き込まれ学校で泣いちゃってる私、とか、 先生に親しく話しかけられて気に入られてる俺、とか、 きっとみんなが自分を何かしら「特別」だと思っている。 アンも徳川も、結局は健全な中学生の一人だったんだ。 (徳川に関しては、一歩間違えると危なかったけど…) 河原でアンに出会った時、徳川は一体何を思ったのだろう。 『悲劇の記憶』ノートの残り何十ページのイラストを、 徳川は一体どんな気持ちで描き続けたのだろう。 猛烈に徳川視点の本作を読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/05/13

とにかく厨二病なお話。小学生よりもいろんなことが見えたり感じられたり敏感になっているけれど、生きている世界は狭く、それが世界の全てのように感じてしまう中学生という難しい年頃。 大人と子どもの中間故の息苦しさ。 そこから殺して欲しい、まで行き着いてしまうとは人間の考えを侮れない。...

とにかく厨二病なお話。小学生よりもいろんなことが見えたり感じられたり敏感になっているけれど、生きている世界は狭く、それが世界の全てのように感じてしまう中学生という難しい年頃。 大人と子どもの中間故の息苦しさ。 そこから殺して欲しい、まで行き着いてしまうとは人間の考えを侮れない。 最初のネズミの死体の描写がグロテスクで、こんな話がずっと続くのか…最後まで読めるかな…と不安になったけれど最後の伏線回収は徳川とアンのこれからの人生を応援したくなりました。 一方で、教育の大事さを考えた。徳川が思いとどまらなければ決行されていたかもしれない事件。知能が発達しているけれど経験値が圧倒的に少ないが故にまだまだ判断力の乏しい少年少女に、倫理観ある行動を学ばせることの重要さが説かれていたようにも思えます。

Posted byブクログ

2024/05/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初はだらだら読んでたけどタイトルの伏線が回収されてからは読む手が止まらなくなった。 女子の怖くてかつ中学生の少し幼稚な人間関係がリアル。厨二病らしさも最高。 展開とか細かい伏線は多少わかったけど徳川の恋愛が大っぴらにならないのはよかった。徳川の『殺さない、殺したくない』が切実すぎて刺さった。スクールカーストを気にして話さなかった2人だけど最後に『友達』って言えるようになってたのはいいな。 全部知ってからもう一回読みたくなる。

Posted byブクログ

2024/05/05

GWで少し時間ができたので本を読もうと本棚から手に取った辻村深月さん。 この私が分厚い小説を1日で読めてしまったことに驚き。 最近は原田マハさんを読んだり、仕事柄教育書を読んだりすることが多く、辻村深月さんのゾッとするミステリアスな表現に懐かしさと心臓をギュッと掴まれる怖さを思い...

GWで少し時間ができたので本を読もうと本棚から手に取った辻村深月さん。 この私が分厚い小説を1日で読めてしまったことに驚き。 最近は原田マハさんを読んだり、仕事柄教育書を読んだりすることが多く、辻村深月さんのゾッとするミステリアスな表現に懐かしさと心臓をギュッと掴まれる怖さを思い出す。しかし、その表現で掴まれた心臓は「心を掴まれる」にも相当するのだろうと思う。それくらい、一気に読んでしまった。 これは、誰でも思ったことがあるのではないかという「死ね」と「殺したい」をとても軽く、そしてどこまでも重く、捉えた中学生の話。 共感する気持ちも多かったが、引く気持ちも多かった。気持ち悪いと思えた私は、この2つのキーワードを軽く見ていたんだと思う。だからこそ、簡単に口にしてはいけないと思う。

Posted byブクログ

2024/04/17

題名が剣呑な感じなのですが、最初からしばらくはザ・中二病、な展開。これからどうなるんだろう、となり、異質なものへの憧れと潔癖な部分と。それも思春期ならでは、なのか。そして、最後に向けての潔癖と絶望感の狭間、そこからのラスト、と前半はこの思春期らしさがデジャヴ感がありすぎてしんどい...

題名が剣呑な感じなのですが、最初からしばらくはザ・中二病、な展開。これからどうなるんだろう、となり、異質なものへの憧れと潔癖な部分と。それも思春期ならでは、なのか。そして、最後に向けての潔癖と絶望感の狭間、そこからのラスト、と前半はこの思春期らしさがデジャヴ感がありすぎてしんどい、けど後半はノンストップ。これが大人が書ける、ってのがすごいですね。。ラストがハッピーなのがまた良いですね。

Posted byブクログ

2024/04/13

鬱屈とした人生を最高の形で終いたい中学生の女の子のお話。 彼女は自分を終わらせたい。美しく終わらせたい。それを叶えてくれるクラスメイトの存在に気付いた。スクールカーストの最下層にいる彼を見つけた。 彼女の家庭やクラスで様々な問題が起こる。 彼女は全てにイラつき否定する。 これらに...

鬱屈とした人生を最高の形で終いたい中学生の女の子のお話。 彼女は自分を終わらせたい。美しく終わらせたい。それを叶えてくれるクラスメイトの存在に気付いた。スクールカーストの最下層にいる彼を見つけた。 彼女の家庭やクラスで様々な問題が起こる。 彼女は全てにイラつき否定する。 これらに復讐する為に死を選ぶ。 しかし、自殺ではない。殺人される。 彼女の計画の過程で起こる事件が思春期独特のものと片付けられない思考が表現されていて読み応えがありました。

Posted byブクログ

2024/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中2って難しいお年頃、って一言で言うのは簡単だけれど、実際は様々な要因が絡みあっていて、当事者も心のコントロールが出来ないのだろう。主人公の心も複雑で、なんとも私には理解できない部分が多かった。明後日、中学の入学式を迎える娘が、中2になった時、こんな感じだったらどうしよう、って怯えながら読み進めた。終盤はハラハラしながらも最後はホッとした。全体を通して、読んでいて寿命が縮みそうだった。

Posted byブクログ