岳飛伝(十三) の商品レビュー
20150801 終わりに向かってだんだん集約してきている、と、思うのだが。壮大過ぎてついて行けない!
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★2015年7月16日読了『岳飛伝13 蒼波の章』北方謙三著 評価B〜B+ 少々停滞気味だったシリーズの物語が、この巻から再び大きく動き出す。北方氏の中華歴史シリーズは、物語ののダイナミズムと男臭さが一つの魅力なので、この先の展開に期待したい。 金国の帝 海陵王は、梁山泊の心のふるさとである子午山を奪おうとして、九紋竜史進の遊撃隊に手痛い反撃を食らう。その後、海陵王は体制を立て直して、兀朮(ウジュ)総帥の中核部隊の沙歇(サケツ)、阿剌(アラ)将軍を伴い、総勢10万で淮水を越え南宋へ南下する。一方、南宋は宰相秦檜は、程雲を総帥に11万で守りを固める。 程雲の果敢に守りつつ、金軍を追い出しにかかる柔軟な攻撃により、金軍は苦戦し、金国内に残留していた兀朮(ウジュ)総帥の援護で危地を脱する。 インドシナ半島では、以前に南宋軍を撃破した岳飛と秦容が北上して、大理に程近い景曨(ケイコウ)に入り、南宋への侵攻の体制を整える。 また、北方では、梁山泊水軍の総帥の李俊は、一度南宋の水軍に占拠され、梁山泊の海運物流に大きな支障となった沙門島(渤海)を奪還に成功。梁山泊の誇る日本〜中華〜西域の物流網の再生に大きく貢献する。
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海陵王の南征が始まり、岳飛も北上。歴史的にはこの金と南宋の戦いの後は40年ほど戦いのない時代が続くので、多分この戦いで話を終わらせるような気がする。しかし、この戦いは3~4年続くので、まだしばらく話は続きそうですね。 日本では保元、平治の乱が終わり、平清盛が全盛を誇ってた頃です。...
海陵王の南征が始まり、岳飛も北上。歴史的にはこの金と南宋の戦いの後は40年ほど戦いのない時代が続くので、多分この戦いで話を終わらせるような気がする。しかし、この戦いは3~4年続くので、まだしばらく話は続きそうですね。 日本では保元、平治の乱が終わり、平清盛が全盛を誇ってた頃です。また奥州藤原氏も力を持ってた時代でした。
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李俊が沙門島を取り戻し,岳飛と秦容が南宋に侵攻し,海陵王が淮河を越えたが,戻る~西遼の執政・母大虫は夷列に即位させると,西の諸部族を糾合し,西夏・蒙古に備えさせる。景嚨を北への拠点とした岳飛と秦容は,岳都を守らせるのを潘寛に,景嚨は荀浩に決めた。公礼の副官には蒼翼を指名した。漳州の近郊にやってきた王清は鄭涼と夫婦になり,笛作りを開始する。金では海陵王が即位し,子午山に課税してきたため,見過ごすことはできない。史進の遊撃隊を出動させた。禁軍は敗退し,兀朮の出動で,膠着した。李俊は沙門島を取り戻すために南宋水軍に挑んでこれを蹴散らしたが,5千が籠もる島に手がつけられない。猟師となっていた源太が船溜まりの石組みを一人で崩したのを見て,李駿は狄成を誘って,砦に火を放ち,降伏させ,十三湊のケイ英を訪問するが,10日前に亡くなっていた。海陵王は,8万の禁軍を率いて淮河を越えて南宋攻略に乗り出すが,軍の総帥になった程雲に痛撃され,退却の道まで閉ざされる。兀朮が乗り出してきて,ようやく帰国の道が開いた~沙門島を巡る争いは終了,金は北からの蒙古の圧力が強くなるはずだが次の巻で? 岳飛と秦容はどこで戦う? 表紙の絵は,狼牙混を持っている南方出身で秦容の従者であった蒼翼か? 裏表紙の熊の毛皮を被った奴は出てこなかったと思う。顔の片側を隠しているのは,秦檜の妻・王妙が護衛につけた桂妍だ!
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金が南宋に攻め入る。いよいよクライマックスかとおもいきや、岳飛たちの登場はもう少し先。それにしてもウジュだんだん風格が出てきてかっこいいぞ。
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