花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理 の商品レビュー
推理研究会と間違えて酔理研究会(通称酔研)に入部してしまった。 日夜酔っ払い大騒ぎを起こす酔研の中で起こった謎を神酒島先輩が紐解く日常ミステリー…? いや、こんな日常は御免被りたい。
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この作家さんの新たなシリーズの文庫化。 飲んで飲んで飲みまくる、大学のサークル、スイ研を舞台に、蝶子の大学生活の一年間を描いた日常ミステリであり、連作短編集。 神酒島先輩と蝶子のやりとりが読んでいて面白く、にんまりしてしまいます。子供時代に有名な子役をやっていた蝶子の抱えるネガテ...
この作家さんの新たなシリーズの文庫化。 飲んで飲んで飲みまくる、大学のサークル、スイ研を舞台に、蝶子の大学生活の一年間を描いた日常ミステリであり、連作短編集。 神酒島先輩と蝶子のやりとりが読んでいて面白く、にんまりしてしまいます。子供時代に有名な子役をやっていた蝶子の抱えるネガティブであり、自分は何者になるのかという悩みを抱えている。けれど、蝶子自身が神酒島先輩への想いを自覚することで、少しずつ大人となっていく姿もいいなと思う。神酒島先輩の蝶子への想いはわからずじまいだけれど、二人の関係もどうなっていくのか、気になります。 お酒は飲めないけれど、雪や月、浜辺など、自然を愛で、酔うことは優美であり、のんびりしたくなりました。人を大切に想う思いっていいなと改めて思いました。
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