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ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか? の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2024/04/23

別にエリートになりたいわけでないので、 こういう題名の本は私なんかは チト恥ずかしいですな。 しかし、まあ、なんですな〜、 そうは言いましても、世の中には 「オレがオレが」の人が多すぎまして、 この前もこんな話がございました… という感じで話し始めればいいのかな?笑

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2021/05/19

【概略】  年収1,000万円以上のビジネスパーソンの40%強が「落語が好き」と回答したという雑誌の調査。「柳田格之進」からは寛容さを、「百年目」からはリーダーとしての心構えを、「芝浜」からは変わろうとする決意を、それぞれ学んだという意見も。単なる芸能ではなく、話術の側面から見る...

【概略】  年収1,000万円以上のビジネスパーソンの40%強が「落語が好き」と回答したという雑誌の調査。「柳田格之進」からは寛容さを、「百年目」からはリーダーとしての心構えを、「芝浜」からは変わろうとする決意を、それぞれ学んだという意見も。単なる芸能ではなく、話術の側面から見る落語、そして古典落語の本質からチームビルディングに役立つなにかを学ぶことができる。ビジネスパーソンが落語を聴く理由を、掘り下げてみる。 2021年05月19日 読了 【書評】  タイトルを最初に見た時、「じゃあ、(自分は英語落語だけど)落語を実際にやっている人は、ビジネスパーソンとして優れているのか?もっと平たく、高い年収を得ているのか?」なんてツッコミを入れてしまった(笑)購入意欲をかきたてるには、タイトル、重要だからね。  ビジネスエリートか否か、高年収か否かは(残念ながら)別問題として、落語が有している話術は、ビジネスのシーンでの応用、可能だと思う。下品なジョークなどはふさわしくないけれど、比喩であったりユーモアに富んだトークは、現代社会においては必須だしね。そして、対話で構築されていく落語は、聞き手に対して臨場感あふれる形での意思伝達を可能としている。そう、落語は、イイのだよ(笑)  ビジネスエリートの回答の部分、抽象度を上げる(表面に表れているストーリーではなく、テーマや本質といったものをしっかり抽出する)ことで自身の置かれた環境に変換するというのは、これは完璧に「聞き手としての能力」であり、落語が持ってる武器ではな、ないね。そういう意味では、「ビジネスエリートは、何故落語を・・・」とは全く離れたところに解があるよね。自分はビジネスエリートではないけれど、周囲のビジネスエリートは、自分の得意分野「じゃない」分野からも学びを得ることを意識しているように見える。そしてその学び方は、その分野の具体的なところではなく、本質のところだと思う。だから表層にあるところだけをもって損得を決めてないと思うね。落語はその点、話術という表層部分も得るものが多いし、ストーリーテリングの部分からも学ぶべき本質が多いから、ビジネスエリートは好んで聞くのでは?と思う。ビジネスエリートになりたいのなら、具象と抽象をしっかり行き来する感性を磨くことじゃないかなと思うね。その感性を磨くのに、落語を選択肢とするのは、アリ。  もう一つ、落語を聞くメリットは、文化と、それに密着した語彙が豊かになるね。この書評を読んでくださってる方が若い方ならば、年配の人達とやりとりする時に落語で登場する文化や言葉など、役に立つこと、あると思う。アンティークといったものに対して「時代が付いてる」なんて表現を使うだけで、「おっ、君、落語、聞くのかい?」なんて感じで心を開いてくれる年配者、いるかも。  タイトルにあるビジネスエリート並びにそれに関連する事柄は別として、本書に書かれた内容は、それこそ抽象度を上げて本質として捉えようとするなら、学びの多い内容だと思う。落語が完全無欠な話術なんだ、とは言わないけれど、落語を楽しむことで、また落語家さん噺家さんの弟子時代から自身の名前で活動をする過程を知ることで、読者自身の環境に転換すること、可能だと思う。もちろん、話術としての、コミュニケーションスキル向上としての落語の偉大さも、しっかり取り上げてくれてる。  何を期待するか?によって楽しみ方がかわる本じゃないかな?

Posted byブクログ

2016/11/12

ビジネスで成功した人ほど落語をよく聞くということだがそれは頷ける話である。 とはいえ落語を聞けばビジネスが成功するという安易な結びつきではないが、ビジネスにおいても落語の話術というものは非常に役立つと思います。 実際に落語を聴いたことがある人ならわかると思いますが噺家のしゃべ...

ビジネスで成功した人ほど落語をよく聞くということだがそれは頷ける話である。 とはいえ落語を聞けばビジネスが成功するという安易な結びつきではないが、ビジネスにおいても落語の話術というものは非常に役立つと思います。 実際に落語を聴いたことがある人ならわかると思いますが噺家のしゃべる技術というものは非常に優れています。 しゃべる技術なら一般的なお笑い芸人も似ているように思われそうですが、落語のすごいところは同じ話の同じオチを何度聞かせても面白く聞かせられるというところ。 それは極限まで洗練された技術であるからこそ繰り返し聞いても耐えうる芸になりうるのです。 ビジネスマンが落語に興味を持つには良い一冊です。

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2016/10/30

落語を通してのビジネスおよび人生の学び方が一貫しており、とても面白く読めた。これまで落語に興味を持ったことはなかったが、この機会に落語に触れてみようとおもった。いわゆるマクラやオチといった話の組み立てはもちろんだが、人の心配りで鶴瓶のエピソードは感銘をうけた。

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2016/06/07

★読む目的 ! 昭和元禄落語心中を楽しむ為に読む! ★INPUT   ・落語を聞くことで養ったユーモアセンスを磨く 『ユーモアセンス』は優れたリーダーの必須条件。ビジネスエリートは『笑い』を大切なスキルとして捉え、実際のビジネスで活用している。『初対面でも笑いをとって相手の心を...

★読む目的 ! 昭和元禄落語心中を楽しむ為に読む! ★INPUT   ・落語を聞くことで養ったユーモアセンスを磨く 『ユーモアセンス』は優れたリーダーの必須条件。ビジネスエリートは『笑い』を大切なスキルとして捉え、実際のビジネスで活用している。『初対面でも笑いをとって相手の心を掴む』『険悪なムードを笑いで救ったことがある』『ふだんから話にオチをつけるよう工夫している』『厳しい会議で冗談をいって場を和ませた経験がる』などなど     ・笑いの効果 ストレスがたまってイライラしているときは、いいアイデアが浮かばない。笑っていると血行が良くなり、新陳代謝が活発になって老化を防いでくれる。また、がんなどの体内の異物と戦ってくれる、ナチュラルキラー細胞が活性化し、免疫が上がる。笑っていると、怒り・不安・恐れといった心理的ストレスが和らぐ。     ・落語とは『人間の業の肯定』 物欲、金銭欲、食欲、性欲、自己顕示欲といった欲まみれの人々が登場人物が、虚栄心や嫉妬心、怠け心、射幸心、意地っ張り、ずる賢さなどに突き動かされる。人間というものは、程度の差はあれそんなものなのだと笑い飛ばすところに、落語の神髄がある。     ・可愛がられることが成功の近道 自分の正当性を主張して上司に勝ったところで、何も得るものはない。むしろ自分の夢や目標が遠ざかっていく。どれだけ叱られても怒鳴られても、師匠、師匠と懐き、一生懸命稽古をつけてもらい練習する実直な態度が、上司に可愛がられる。お世話になった人への感謝は忘れないこと。    ・一流とそれ以外の差 厳しい時期を乗り越えて、大輪を咲かせることができる人、逆境に負けてしまう人。その差は『覚悟』の違いにある。一流の人は、どんなことでも自分の芸の肥しにしようとする『覚悟』がある。誰かのせいにしたり、運命を恨んだりせず、自分が置かれた状況を受け入れ、腐らず地道に努力できる人の下に幸運は訪れる。仕事で行き詰ったとき、それを受け入れる度量が必要。覚悟を決めれば迷いがなくなる。 ★ウガンダの感想   R+さんから頂いた献本です!いつもありがとうございます! 落語が人の心を動かす秘密は、間によって生まれる『緊張と緩和』です。つまり『いないいない・・・   ばあ!!!』です!大事なことをいう直前に、一瞬沈黙をつくるだけでも効果はあります!落語は日本の伝統話術が詰まってますので、一度聴いて参考にしてみてはいかがですか!? ★一言で言うなら   『悩みは笑いで吹き飛ばせ!』 ★OUTPUT   ・型を身につける 落語は『起承転結』『序破急』『序論・本論・結論』の基本型に当てはまるものが多い。聴いているだけで、自然と論理的な構成力が養われる。     ・部下への愛を持つ 褒めようが、叱ろうが、愛が根底にあれば部下には伝わる。多少の欠点があっても、態度が粗雑であっても、魅力がある人には部下はついていく。魅力とは、人柄、部下を思う気持ち、努力している姿勢。懐が深く、度量が広い。包容力があり、人として幅が広い。落語の世界を理解している人は、出来の悪い部下がいても決して排除せず『しょうがねえ与太郎だなぁ~。じゃあ・・・』と助け船を出す懐の深さがある。     ・嫉妬を受けない3つのコツ ①嫌味なく褒める:変化を褒める。『今日の』○○は良かった! ②失敗談を話す:自慢話は喜ばれない。失敗談は場を和ませる! ③特に師匠や奥さんに怒られたことを過大に話す:自分以外の人の失敗談は話さないこと!    ・マクラをビジネスに活かす マクラとは本題に入る前のつかみ。観客に自然と落語の世界に入ってもらうために必要。 ①時候・天候の挨拶→②客席の様子→③御礼→④これから話すことの概要 上手なマクラのコツは、話題になっていることと、自分が話したい内容を関連付けること。 誰もが興味をもつ話題から自然と本題に入る。    ・『会話』形式でメリハリをつける 会話形式による一人芝居が、落語を臨場感あるものにしている。また、ディテールを意識して話すことで、臨場感が変わってくる。そして、オノマトペを活用することで、聞き手の頭の中にイメージが湧きリアリティも出る。その他、仕草で言葉の限界を補うことができる。

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2015/12/13

落語も聴いてみたいけれど、どこから手をつけたらよいのか分からない。何かヒントがあるかもと借りた本。 話し方、仕事への姿勢など仕事に役立つかもしれない。 手軽にさくさくと読める。 初心者には寄席より落語会。 「百年目」リーダーの心構え、「中村仲蔵」置かれた場所で咲く、「淀五郎」人...

落語も聴いてみたいけれど、どこから手をつけたらよいのか分からない。何かヒントがあるかもと借りた本。 話し方、仕事への姿勢など仕事に役立つかもしれない。 手軽にさくさくと読める。 初心者には寄席より落語会。 「百年目」リーダーの心構え、「中村仲蔵」置かれた場所で咲く、「淀五郎」人の育て方、「柳田格之進」許すチカラ、「芝浜」変わらなきゃ。

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2015/11/14

横山信治 石田章洋 日本能率協会マネジメントセンター  今回の本は、レビュープラス様からの献本です。ありがとうございます。  著者は2人とも落語家の弟子になったことがある。横山は、小学6年生で六代目笑福亭松鶴に弟子入りして、その後落語家を廃業して、営業職を経て会社の社長になっ...

横山信治 石田章洋 日本能率協会マネジメントセンター  今回の本は、レビュープラス様からの献本です。ありがとうございます。  著者は2人とも落語家の弟子になったことがある。横山は、小学6年生で六代目笑福亭松鶴に弟子入りして、その後落語家を廃業して、営業職を経て会社の社長になっている。もう一人の石田は、笑点でおなじみの六代目三遊亭円楽がまだ楽太郎の頃に弟子入りして、その後放送作家になった。数週間前にあいさつで円楽がこの本の宣伝をしていたのを思いだす。  落語の何がいいのかというと、「ビジネスエリートは、笑いを大切なスキルとして捉え、実際のビジネスシーンで活用している」と述べているように、落語を通じてコミュニケーション能力を養う。  あの小泉進次郎は、落語を聴いて演説の勉強をしていると著者が例に挙げている。著者が指摘しているが、「ハーバード流の~」、「マッキンゼー式~」と言った本を読んでいても必ずしも役立つとは限らないと述べている。外国の発想を100%応用すると無理がある。  話からに限らず、落語には色々なものが詰まっていて人生の成功のカギとなる要素を学ぶことが出来るとしている。笑いながら学べる、まさに「知的エンターティメイント」だな。

Posted byブクログ

2015/11/07

●雑誌「プレジデント」編集部が年収1000万円以上のビジネスマン679人に調査によると43.8%が「落語が好き」と回答した。 ●成功者はなぜ「落語」を聴くのか?それは落語からは仕事に、そして人生に大事なノウハウがいっぱい学べるから。成功者は、意図しているか、いないかにかかわらず...

●雑誌「プレジデント」編集部が年収1000万円以上のビジネスマン679人に調査によると43.8%が「落語が好き」と回答した。 ●成功者はなぜ「落語」を聴くのか?それは落語からは仕事に、そして人生に大事なノウハウがいっぱい学べるから。成功者は、意図しているか、いないかにかかわらず、落語から学んだことを仕事に活かしているのです。落語を聴いていると、確実に「話し上手」と呼ばれるようになりますし、文章力や世渡り力も自然と身につくのです。さらに脳が鍛えられ、スマートさも身につく。またコミュニケーションのスキルなども自然と磨かれます。そうした力を身につけている人は当然、仕事もうまくいきます。落語を愛する人に成功者が多いのは、単なる偶然ではなかったのです。 ●落語家の生涯の仕事は2つ。それは芸を磨くことと、人を育てること。すばらしい指導者にはの背中を見せて育てる覚悟がある。 ●最速のスピードで出世した笑福亭鶴瓶師匠に学ぶ嫉妬のかわし方 ・嫌味なく褒める(※) ・失敗談を話す ・特に師匠や奥さんに怒られたことを過大に話す ※鶴瓶さんの褒め方のポイントは、単に先輩の落語を褒めているのではなく、変化を褒めている点です。 ●落語が教えてくれた成長のルール 1.下積みなくして成長なし 2.謙虚さをなくしたとき、失敗する 3.「遊び」が人の幅を広げる 4.意外性が魅力をつくる 5.伸び悩んだときこそ、焦らず立ち止まる 6.上達のコツは「場数」と「練習」 7.一般常識よりも機転・心配りが人を動かす 8.向上心をもち続ける人だけが成長する ●落語が教えてくれた覚悟の磨き方 1.環境のせいにしていないか? 2.いつでも、何にでも全力投球しているか? 3.偶然をも味方する熱意はあるか? 4.すべてから学ぶ覚悟はあるか? 5.たかが数分と侮っていないか? 6.その思いやりは偽善や見せかけではないか? 7.居心地の悪さから逃げていないか? ●誰の落語を聴けばいい? 第1位 春風亭一之輔師匠 第2位 桃月庵白酒師匠 第3位 柳家三三師匠 第4位 三遊亭兼好師匠 第5位 柳家喬太郎師匠 (オールアバウト調べ) その他に、立川談春師匠、立川志らく師匠、三遊亭万橋師匠、三遊亭王楽師匠が「今、勢いのある」落語家といえるでしょう。 ●仕事に効く落語ベスト5 ・百年目 ~リーダーの心構え~ ・中村仲蔵 ~置かれた場所で咲く~ ・淀五郎 ~人の育て方~ ・柳田格之進 ~許すことのできない相手を許す~ ・芝浜 ~変わらなきゃ~

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2015/07/11

 先日、石田 章洋・横山 信治 両氏 による「ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?」を読み終えました。  レビュープラス(http://reviewplus.jp/aff382)というブックレビューサイトから献本していただいたので読んでみたものです。私も大好きというわけではな...

 先日、石田 章洋・横山 信治 両氏 による「ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?」を読み終えました。  レビュープラス(http://reviewplus.jp/aff382)というブックレビューサイトから献本していただいたので読んでみたものです。私も大好きというわけではないのですが、寝る前、よく「落語」を聴いています。新作よりは古典落語がいいですね。  さて、本書ですが、「落語家」からビジネス社会に転職されたというユニークなキャリアの持ち主のお二人が、その経験を活かして落語の世界とビジネスとの学びの共通点を語ったものです。  ちょっと我田引水的なところがありますが、内容はいたってノーマルで読みやすい本です。

Posted byブクログ

2015/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(手っ取り早く話し上手になるには?)……話術を上達させるいちばんの方法は、寄席を見に来て下さることです、なぜなら日本語で話をすることの難しさを、寄席の芸人ほど分かっている連中はいないからです。数百年かけて磨かれてきた日本の話芸の伝統と、その日その時ごとにお客様方と真剣勝負をしている、芸人たちの創意工夫があります。 「落語というのは極めて論理的に更生されている。たとえば”起承転結”のような流れがきちっとできているので、それが文章を書くときに役立つのだ」。ビジネスの世界では「結論を先に述べるべき」とよくいわれますが、落語の中には最初にオチをいってから始まる、「結論先行」型もあります、落語を聴いているとそうした型が身につくため、自然と論理的な構成力が養われます。 (生きるヒントは落語にある?)……迷っているとき、悩んでいるとき、困っているとき、落語の登場人物が、答えや指針を教えてくれる――私はこれまで幾度となくそんな体験をしてきました。 上司に可愛がられる方がどれだけプラスでしょうか、可愛がられるとまではいわなくても、「嫌われない関係」をつくるべきです、目標を明確にし、真っ直ぐ向かっていけば、こうした態度をとるのが賢い選択だと実感できるでしょう。 第一声を決めておく:「私は春風亭柳昇と申しまして、大きなことをいうようですが、今や春風亭柳昇といえば、わが国では、私ひとりでございます」。 (気付かれないほど自然に本題につなげる?)……うまいマクラのコツは、話題になっていることと、自分が話したい内容を関連付けること。 長く落語界で生きていくつもりなら、「ネタ」(=落語家としての基本)で勝負しなければ、いつまでたっても「本物」とは認められないからです。 すぐに結果が出るものは、散るのも早い、一方、長い時間をかけて実ったものは、次の種子を生みます。 (はらのくくり方?)……真の一流は話術に長けているだけではない、場の雰囲気まで変えてしまう力があるのです。

Posted byブクログ