世直し小町りんりん の商品レビュー
短編が進むにつれて明らかになっていく事実。ドンデン返しが続いてあっという間に読了。身分の差のない社会を望む気持ちとそうはならない現実を爽やかに描く西條さんはやっぱりとてもいい!
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町与力の庶子で長唄の師匠でもあるお蝶。 先日、父親を亡くした後 兄夫婦から本宅で同居の誘いを受けているが 堅苦しいことは嫌なのでことわっていた。 ところがある日暴漢に襲われ 「父から預かっているものを渡せ」と 詰め寄られる。 まったく身に覚えのないお蝶だったが やがてそれが江戸を...
町与力の庶子で長唄の師匠でもあるお蝶。 先日、父親を亡くした後 兄夫婦から本宅で同居の誘いを受けているが 堅苦しいことは嫌なのでことわっていた。 ところがある日暴漢に襲われ 「父から預かっているものを渡せ」と 詰め寄られる。 まったく身に覚えのないお蝶だったが やがてそれが江戸を揺るがす事件に繋がっていく。 いいわ〜。 連作短編の最初の3話くらいは この父の遺品事件を横糸にしながら 市井の町人たちの諍いごと解決の話で。 ひとつ片づくごとに味方や知り合いが増えて 最終、彼らがお蝶さんを助けてくれる。 またこのお蝶さんはじめ 兄嫁さん、幼馴染、用心棒の若侍などなど 登場人物がみな気持ちいい! 偶然手にした少し前の時代小説だけど 拾い物でした♪
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沙十がめちゃ強くて、お蝶もバチを武器に戦うと思いきやだよ。口達者な江戸っ子キップがいいね、長屋も出てくるし、色んな人が関わって来て、反乱が始まるのと止めるのとで、同じじゃないんだね、終わってみれば分かり易い相関図、でもなあ親父さん死ぬ事なかったし、最後の安之の恫喝で終わるんかいっ...
沙十がめちゃ強くて、お蝶もバチを武器に戦うと思いきやだよ。口達者な江戸っ子キップがいいね、長屋も出てくるし、色んな人が関わって来て、反乱が始まるのと止めるのとで、同じじゃないんだね、終わってみれば分かり易い相関図、でもなあ親父さん死ぬ事なかったし、最後の安之の恫喝で終わるんかいって言いたくなるけど、隠居しただけで罪はないので言い訳ないよね。安之が強かったとかも味があっていい、沙十の薙刀を組み立てる作蔵は良い仕事するねえ、どれだけ見てきたのだろうか、作蔵に始まり作蔵に終わる。左とん平が浮かぶんだよね作蔵〜
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穏やかな顔のもう一方で薙刀の達人、完璧そうな姉に方向音痴の欠点を持たせたり、ちゃきちゃきの長唄師匠の義妹が意外に酒に強くなかったり、といったところが魅力的。取り巻く男子たちの、時にライバル、時に同志のような関係も良い。 一話一話の小さな事件と並行して動く大きな何か、誰が敵か味方か...
穏やかな顔のもう一方で薙刀の達人、完璧そうな姉に方向音痴の欠点を持たせたり、ちゃきちゃきの長唄師匠の義妹が意外に酒に強くなかったり、といったところが魅力的。取り巻く男子たちの、時にライバル、時に同志のような関係も良い。 一話一話の小さな事件と並行して動く大きな何か、誰が敵か味方か、最後まで退屈することなくテンポ良く読めた。
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2021/9/8 結果、お兄ちゃんが一番かっこよかった。 陣内がいいか四十次郎がいいか考えてたのに。 お蝶も嫌いじゃないけどそんなでもないねん。 だからそのお相手もまあどっちでもいいか~ってなってまうねんな。 ちょい物足りぬ。
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最近、時代小説にハマってます。今回はまさに一気読み。心温まる短編かと思いきや、後半で加速し、全ての伏線が回収される最高のエンターテイメントでした。ストーリー構成とスピード感、美味いですねー。文章も好みです。NHKのBS時代劇か映画にでもなりそう。その時に2人の姉妹の配役は誰になる...
最近、時代小説にハマってます。今回はまさに一気読み。心温まる短編かと思いきや、後半で加速し、全ての伏線が回収される最高のエンターテイメントでした。ストーリー構成とスピード感、美味いですねー。文章も好みです。NHKのBS時代劇か映画にでもなりそう。その時に2人の姉妹の配役は誰になるのか楽しみ。
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与力の娘ながら長唄の師匠であるお蝶と、しっかり者のようで抜けているところもある兄嫁 沙十のコンビが気の良い男たちを従えて江戸の町で起こったトラブルを解決する物語。と思いきや、予想を遥かに超える大ネタが仕込まれていました。 とことん真っ直ぐなお蝶以外の全員が単純に見た目通りではなく...
与力の娘ながら長唄の師匠であるお蝶と、しっかり者のようで抜けているところもある兄嫁 沙十のコンビが気の良い男たちを従えて江戸の町で起こったトラブルを解決する物語。と思いきや、予想を遥かに超える大ネタが仕込まれていました。 とことん真っ直ぐなお蝶以外の全員が単純に見た目通りではなく意外な過去や内面や能力などを持っており、最後までダレることなく楽しめました。 荒唐無稽な話でも違和感なく成立してしまう時代小説の良さがすごく出ている作品だと思います。 唯一の欠点はタイトル。作者買いじゃなければ普通は手に取らないかな。。。
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やっぱりおもしろい西條さん!きちんとミステリーだし。キャラもたってるし。暗さで終りそうな話なのに爽やかに終わるところもいいです。ところで、何でこれに改題したんでしょう?単行本の方がよかったのに。
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読んだ絶対数が少ないミステリーについては あまり語る資格を持たないのですが 血なまぐさいお話はどうしても好きになれず。 政治や権力闘争的なバックヤードも苦手。 作者ご自身も日常ミステリーの方が お得意なのでは?と思うくらい 作品の質に違いがあるような気がします。
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