甘美な契約結婚 の商品レビュー

舞姫美(著者),KRN

2015/08/31

自国への援助と引き替えに大国アルドリッジの王妃となったセシリア。
常に民のことを思い、慈悲深く優しくて、しかも勉強熱心なセシリアが、祖国のためと言いながら、だんだんダリウスに惹かれていく様子がよく書かれてます。

一方ダリウスは、不幸な生い立ちからか民のことを考えられる王で、目つきは鋭いのに、セシリアのことを昔から好きすぎて、結構我慢してます。言葉は足りないけど、時折セシリアの言動に、口に手を当ててそっぽ向く照れた様子がかわいかったです。

ただ「国のため」を「国にため」とか「の」と「に」が誤って使われている箇所が結構あってのが、ちょっと気になりました。